うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2018-01-01から1年間の記事一覧

今年買って「成功!」と思って愛用しているものベストワン(衣・食・美容)

たまには今どきのブログっぽいトピックで書いてみます。今年最後ですし、もう力も抜けちゃってるしね。今日紹介するものは買ったのが今年。わたしが知ったのが今年というだけ。なので、もっと早く知りたかったものベスト3でもあります。すべてジャンルが違…

ひとりでFワードを連発する女性たちが愛おしかった2018年

今年読んだ本、観た映画でとても印象に残っている作品が二つあります。その二作品の共通点は、心の中でFワードを連発する女性が登場すること。最初にその様子を見たとき、若き日の自分を思い出しました。絶対に押さえ込まなければいけないあの激質。絶対に…

ココ・シャネルの言葉/ココ・シャネルという生き方(二冊) 山口路子 著

空港の書店はおもしろい。スペースが限られているなか、その場で色濃く出るニーズが露骨に反映されている。神戸空港の書店は敷地面積が小さい。空港書店の二大傾向は「行け!飛べ!と行動の背中を押してくる本」or「時間つぶしをしやすい本」。後者はいま映…

丸玉食堂、茶房ジャヴァ、喫茶ポエムで神戸の夜をムーディーに過ごす(神戸元町・三宮)

東京ではカレー屋さんにばかり行っているわたしですが、地方ではたまにチャレンジもします。神戸ではいつもなんとなく元町近辺で食事をして帰るのですが、今回は関西在住の友人とプチ忘年会気分で会えることになったので、攻めの外食をしました。わたしにと…

大安亭市場でおばちゃんパワーをチャージ(神戸三ノ宮・春日野道)

神戸の中のアジア。大安亭市場。毎回神戸へ行くたびに立ち寄る場所です。今回は写真を撮ってきました。「だいやすてい」と呼んでいましたが「おおやすてい」であることをいま知りました。 半年に一度しか行けないので毎回変化を感じます。 この市場で練りも…

湊川神社で参拝。清浄で赤い神戸の朝(みなとがわじんじゃ・神戸)

昨年の後半くらいから神戸のホテルの値段が普通になってきたこともあり(その前年はものすごく高かったのよー!)、今年の冬は神戸観光をしました。昨年の冬と今年の夏は神戸中心部で宿泊をし、やっと元町周辺の駅の位置関係がつかめてきました。阪急電車と…

神戸元町中華街でお買い物。腹筋も割れる、赤い神戸の夜(神戸)

はじめて神戸の中華街へ行ってみました。12月に神戸へ行くとイルミネーションのイベントと重なるため人混みを避けて街をさまようのですが、中華街なら大丈夫だろうと思ったらちっとも大丈夫ではなかった! でも、どうしてもお買い物がしたくて行きました。ち…

デーミアン ヘッセ著 / 酒寄進一(翻訳)

昨年出版された新しい訳の「デーミアン」。初回は岩波文庫(1959年出版・実吉捷郎訳)、2回目は新潮文庫(1951年出版・高橋健二訳)で読み、これで三冊目です。この本のあとがきに、いまの若い世代は日本人の伝統的な情緒性よりも「進撃の巨人」や「魔法少女…

いちばんここに似合う人 ミランダ・ジュライ著 岸本佐知子(翻訳)

他人の「禅の言葉」を借りて気持ちよくなっている人が出てくる話がある。なんでこんなリアルにありがちな対外的ヨギーマインド(練習はしないけどヨギーとして扱われたい)の脳内世界を描けるのだろうと驚いて、最後にこの本のあとがきを読んで納得。 ミラン…

自然に変化していった習慣。ビールと読み物

目と頭のエネルギーの使い先をリストラせにゃいかん年頃になりました。今年、本とビールの消費がものすごく減りました。ビールは外で月に2、3回飲むことがあるくらい。家では飲みません。それまでは黒糖焼酎のお湯割りを飲むことがありましたが、ちょっと怖…

いつも心に「やすきよ」を(「デミアン」読書会より)

ヘルマン・ヘッセの「デミアン」を題材に、このブログを見てわたしを知ってくださった人たちと関西で読書会を開催してきました。(2019年の開催案内はこちら)なぜこの作品を題材に読書会をするのか。それは、読んだ人ならみんなわかる。「デミアン」はそう…

静観していたら事態を正すための連絡がきた

かなり前のこと。住まいを変えたときのこと。以前の住まいを出るときに、上の階からの水分がトイレの天井に沁みてきている丸いシミがあって、退去時に確認をしたときの立会い担当者は「これは通常使用というか、そもそも天井なんて触りませんからね」という…

三嶋大社で夕暮れ時の参拝。社殿彫刻にかぶりつく(静岡県三島市)

三島駅から徒歩10分くらいの所にある三嶋大社へ行ってきました。地元の人は「たいしゃ」と省略してフラットな発音(「あむろちゃん」のような)で呼ぶのだそう。 毎月一回仕事で三島市へ通っている友人と一緒だったので、彼女が案内をしてくれました。ここで…

柿田川湧水群と柿田川公園(静岡県駿東郡清水町)

急な誘いになるけれどちょっと声をかけてみようと思って学生時代の友人に一年半ぶりにメールをしたら、たまたま同じ日がお休みで一緒に行動できることになりました。 静岡県に住むその人は以前に何度かベルナール・ビュフェ美術館へ行ったことがあるそうで、…

世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦(ベルナール・ビュフェ美術館)

以前東京の板橋でやっていた展示へ行きそびれたインド・タラブックスの企画展開催を知り、静岡県の三島まで行ってきました。 ベルナール・ビュフェ美術館へ行ったのはこの展示が目当てでした。 この展示は撮影OK。本も入り口近くのコーナーで手に取って観る…

ベルナール・ビュフェ美術館と紅葉狩り(静岡県長泉町クレマチスの丘)

静岡県の三島駅から山の方へ向かうベルナール・ビュフェ美術館へ行ってきました。ちょうど紅葉真っ盛りでした。 このあたりは「クレマチスの丘」というエリアでほかにも彫刻美術館などがあります。つり橋を歩いたりお散歩したり、一度到着してしまえばゆった…

フラッシュバックは覚醒位に夢眠位がスライド・インしてくる感じ

過去の失敗や失敗かもしれないと思っていることから創りあげる悪い妄想物語など、「うわあああっ」となるアレはどういうものかという話。以前友人からのメールに「あのフラッシュバックのような記憶って、まだ整理しきれてないものなのかしら」と書いてあっ…

オーガニックが好き

おっとヨガっぽい話? そう。ヨガをするような人は、だいたいオーガニックが好き。今日はわたしの大好きなオーガニック検索の話をします。 わたしがコメントをやりとりするSNSをあまり積極的に利用しないのは、自然検索(これを通称のようにオーガニックとい…

散らかりかわいい、ができる人になりたい

世間は師走だけれど、わたしは今年11月後半が忙しさのピークでした。そこから今週までは少しゆるんでおり、休みの日に一か所ずつこまごまとしたモノを捨てる掃除をしたりして、それでもあまり全体に変化のない部屋で暮らしています。えいやと整理をすると空…

シッダシッダーンタパッダティ ゴーラクシャナータ(Siddhasiddhantapaddhatih / Ghoraksanatha)

シヴァ信仰のヨーガの教典です。論文というほうが近いかもしれません。日本語訳が出ていないので、自分で日本語化しながら読みました。 どれがこの本のタイトルか、今回は件名に迷いましたが「Siddhasiddhantapaddhatih」というテキスト(Natha philosophy …

モンスター 百田尚樹 著

友人のすすめにより読んだのですが、途中から続きが気になっちゃって気になっちゃって大変でした。もう電車を降りなければいけないのに!読者の巻き込みかたがずるい。本筋の整形手術の歴史はまるでQちゃんと小出監督、羽生選手とブライアン・コーチの歩み…

脱サラ、さらさら

20代のヤングと話したときのこと。少し年上の30代の先輩を「脱サラした人」とあこがれのまなざしでとらえている話を聞きました。わたしはこういう場面で少し不思議な気持ちになることがあります。若いのにそんな昭和っぽい言葉を使うのか…という不思議。バブ…

誰がかまうもんか?!(Who Cares?!) ラメッシ・バルセカールのユニークな教え ブレイン・バルドー (編集)高木悠鼓(翻訳)

たとえば「無邪気にやってしまった」ことが相手にとっては迷惑で、相手にとがめられたとします。一瞬「よかれと思って…」と心の中でつぶやいてみるものの、それでも反省のためにいま一度自分の行為の構成を分解してみる。そこで見えた「無邪気さ」や「よかれ…

榛名神社へ。高崎から行くプチ・バス旅行(はるな神社・群馬県高崎市)

高崎から榛名山へ行ってきました。「はるな」と読みます。埼玉県から熊谷、群馬、新潟方面の神社は彫り物が期待できるので行ってみたのでした。 高崎駅から1時間に1本くらいのペースで榛名湖行きのバスが出ているので、それに乗りました。乗っている時間は1…

ヤングしぐさ

平均年齢が60歳くらいの場所でお稽古事をはじめて一年が過ぎた。先日、先生からの要求が少し高度になってきたと感じることがあった。これができるようになると次はここを意識する段階へ進むのか、と思うような細かい指示があった。内転筋でバランスしながら…

むずかしいポーズができることよりも、心のデリケートな部分を言語化できることよりも、もっとずっと気持ちいいこと

そんなふうにポーズができたら楽しいでしょうねぇとか、そんなふうに文章を書けたら楽しいでしょうねぇと年に一度か二度くらい言われることがあるのですが、それより何倍も気持ちのいいことが年に一度か二度あります。なんと11月某日に、久しぶりにありまし…

昼間の練習の最後にヨガニードラを入れている理由「ヨガはセラピーだから」

先日、はじめて銀座のヨガクラスにおいでいただいたかたの言葉をきっかけにわたしの思いを話したら意外とタテノリだったので、ここであらためて文章化します。そのかたはわたしが定常どおりにお尋ねする「どこかケガをしている場所とか、すごく疲れていると…

他人の頭を借りて気持ちよくなるときの、盗みの感情

昨年の夏ごろから、本を読んだあとの心の整理のしかたを変えています。なるべくどっぷり自分の中に潜ってから感想を書くようにしています。読んだだけで「感謝」や「反省」でクロージングする文章を書いて出すって、とてつもなくずるい…と猛烈に恥ずかしくな…

あなたを選んでくれるもの ミランダ・ジュライ著 岸本佐知子(翻訳)

こういう本が出版される国、出版できる国が自由の国なのかな。読みながらずっとそんな思いが並行して歩いていました。取材する権利、される権利、感じる権利、内省する権利、発表する権利。当事者同士が納得していても「弱者の気持ちがわからないのか。誠意…

はじめての能を矢来能楽堂で観てきた(東京都新宿区神楽坂)

先日、ヨガ仲間が舞うというので能を見てきました。どきどきしました。なんとも発見の多い時間でした。ここ数ヶ月で行った場所や読んだ本とリンクすることがたくさんありました。なにも知らないわたしは事前に「お面かぶってるんですよね? どの人かわかるか…