うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

密教ヨーガ ― タントラヨーガの本質と秘法(第一篇) 本山博 著

「うちこちゃん絶対この挿絵、ドツボだから」と言ってアシュタンガの先生が貸してくれました。以前も挿絵だけちょろりと紹介したことがあります。第一編「タントラヨーガの行法」をご紹介します。 著者さんは最近は「陰ヨガ」の参照先として知られていますが…

ハッピーハロウィン2010 栗ごはんとSATC2

なにげに3回目のハロウィンの集い(去年版、おととし版)。今日はアキバ系OL4人が集まりました。いつものように、りつこの美味しい手料理を囲みます。そして今日はアニーの失恋(妄想?)という最強コンテンツに加え、女4人でSATC2を見るという濃すぎる構成…

胸椎5番センサー 頭の疲労と肝臓疲労

最近は以前ほど頻繁にヨガへ行けないのですが、かえって自分の体調がわかりやすくなっています。異変に気づきやすい。 なんだかやたら有給休暇が余っているなぁと思ったらあまり使っていなくて、休んだ後のしわ寄せを思うくらいなら、休まないほうがラク。と…

アジャストとサジェスト

ヨガのアーサナの指導を受ける場面で「アジャスト」という言葉がよく使われますが、わたしの師匠は「過度のアジャストはしないように」というポリシー。以前わたしがちょっと強めに手を入れてヨガ仲間にベクトルの示唆を行っていたら、「うちこちゃん、それ…

肉体は、花のように。神性は、はちみつのように。

朝の通勤で読んでいる「SAYING OF SRI RAMAKRISHNA」のなかに、とてもかわいらしい問答がありました。このかたの言葉や比喩は、とにかくなんだか、かわいらしい。なんとなく口あけてぽけーっとしている写真をなんとかすれば、きっと女子人気No.1になると思い…

チベットに生まれて ― 或る活仏の苦難の半生(後半) チョギャム・トゥルンパ 著

先日紹介した本の後半です。壮絶な亡命巡礼の旅。次々と中国軍に侵略されていくチベットの様子が描かれています。前回紹介した最後の「身を隠す」の章の時点で、中国軍が先代の第十代トゥルンパ・トュルクの墓にまで押し入り、防腐保存された遺体を晒しもの…

ゆっくりと話す修行

仕事の一環で人前で話す機会が年々増えているのですが、先日ボスから「もっとゆっくり話すようにしないと、周りがついてこれないよ」という指摘をしてもらってから、ものすごく気をつけています。 指摘をいただいたときにもその解釈違いを正しておきましたが…

Gaayatri(ガーヤトリ)正しき時に正しい行いを。のマントラ

マントラについては過去に「サハナー・ヴァヴァトゥ」「アサトー・マー」(いずれもラヴィ・シャンカール&ジョージ・ハリスンの「Chants Of India」収録)について書いたことがありますが、今日紹介する「ガーヤトリ」は、定番中の定番のようです。美空ひば…

チベットに生まれて ― 或る活仏の苦難の半生(前半) チョギャム・トゥルンパ 著

アシュタンガ・ヨガの先生にこの「チョギャム・トゥルンパ」という人について教えていただいて、気になったので図書館で借りて読みました。リンクのWikipediaを見ていただければわかるとおりですが、生後13ヶ月で活仏として認定され、活仏としての英才教育と…

カタ・ウパニシャッド(紹介7:佐保田鶴治 訳「ウパニシャッド」から)

正確にはカータカ(カタ)・ウパニシャッドという記載でした。ここから一気にヨーガ味が増してくるので、佐保田先生のシッダーサナの色も変えてみました。(秋色) 今回紹介するのは「自我に関する教え」「聖音om(オーム)に関する教え」「不滅の自我」そし…

泥棒天使。父の財布はお金もカードも手付かずで戻りました

なんと、父の財布はお金もカードも手付かずで戻りました。 おとといの日記に書いた、お財布の話の続きです。 うちこから5万円をもぎとった父は、昨日の朝から地元の長岡へ行き、銀行でキャッシュカードの暗証番号を変更したり、なにかをしていたようです。そ…

日本辺境論 内田樹 著

ベストセラー作家といえるであろうこの本の著者さんのことを、この本をヨガ仲間が貸してくれるまで知りませんでした。 合気道を長年やっている著者さんが、大学教授として、評論家として有名になって書かれた本です。このかたの理論の根底には「丹田」がある…

父の財布を盗んでくれた泥棒さんに感謝

仕事のドタバタ、他部署との温かい交流、ヨギとのふれあい、ふんだりけったりで土曜は発熱して、今週はなんだかいろいろなことが起きましたが、ちょっといいことがありました。 父の財布が盗まれたのです。 お酒が買えないここ3日間、我が家はとっても平和。…

イーシァ・ウパニシャッド/「中庸の道」(紹介6:佐保田鶴治 訳「ウパニシャッド」から)

今日はイーシァ・ウパニシャッド(一名/イーシャーヴァーシァ・ウパニシャッド)から特選で、グッときまくった詩をご紹介します。特選なので、ひとつです。佐保田先生の「ウパニシャッド」には、このイーシァ・ウパニシャッドのまえに「ケーナ・ウパニシャッ…

日本辺境論 内田樹 著 「辺境人は日本語と共に」の章から

本編への感想は後日書きます。 本編も面白かったのですが、最終章の「辺境人は日本語と共に」がなかでも爆裂面白かった。普段なんとなく感じていたことや、仕事をする場面で「こういう技術って、評価されにくいんだろうな」と思うこととシンクロしたんです。…

カルマ・ヨーガの志も、密教なんだ

今週はひとつ、大きな学びがありました。 うちこのなにげないつぶやきが、職場に波紋を投げかけてしまった。 近くでそれを見守ってくれていた仲間は、「結果オーライだったじゃない」という着地でしゃんしゃん、でいいのだと思うのだけど、うちこにとっては…

仏像 祈りの美 佐和隆研 著

古本屋でなんとなく買いました。 1974年の古い本なのですが、インド由来のことや中国でのとらえられかたなど、人気に関係なくフラットで、とてもよい説明スタンス。過去に読んだ仏像解説本に比べて空海さんに言及する解説が多かったので、きゃっきゃと楽しく…

逆ジャイアニズムは意外と受け入れられにくい

まえからいつかこんなことを書こうと思っていたところに、たまたま日常がシンクロしました。 わたしには、ちょっとした心がけがある。 逆ジャイアニズムでいこう だってこの世界は、マンガじゃないもの。 みんな、呼吸をしている。 お前のものは、俺のもの。…

ターイッティリーヤ・ウパニシャッド(紹介5:佐保田鶴治 訳「ウパニシャッド」から)

これも佐保田先生が抜き出した内容のボリュームが少ないのですが、このウパニシャッドで「瑜伽(ヨーガ)」という言葉の記述がはじめて出てきたそうです。 ウパニシャッドでははじめてというだけで、「リグ・ヴェーダ」には長髪の苦行者の歌があって、ヨーガ…

カルマ・ヨガOSに、サラリーマン・アプリを乗せる

普段思っていることがいろいろあるなかで、金曜に職場のボスがおもしろい表現をしていました。 本来は「仕事に対して必要な能力を、このようにとらえてね」という話をされたのだけど、「あ、わたし、そうじゃないかも」というオチになっちゃいます。ヨガの世…

アーイタレーヤ・ウパニシャッド(紹介4:佐保田鶴治 訳「ウパニシャッド」から)

この本自体、すべてのウパニシャッドの訳ではなく佐保田先生によるいくつかの主要なものを抜き出した構成なのですが、最初に紹介した「チャーンドーギァ・ウパニシャッド」と「ブリハッド・アーラニァカ・ウパニシャッド」に多くのボリュームが裂かれていて…