うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

本のまとめ

昨年会った人から「教えてくれてありがたかった」と感謝された本10冊

気がつけば「読んだ本」カテゴリのログが1600件になっており、ヨガブログと名乗っておきながら、一年のトピックの多くが読書記録になっています。わたしはヨガが習慣化された数年後から、少しずついろいろな本が読めるようになりました。両方が定着すると、…

好きな小説家10選(海外の作家) 

はてなブログ10周年特別お題「好きな◯◯10選」 少し前に、日本の昔の好きな小説家を10人リストアップして書きましたが、今日はその海外編です。 この10年で小説が読めるようになって、なんと近頃は海外の作家の作品も読めるようになりまして。そんなこんなで…

好きな小説家10選(日本の作家) 

はてなブログ10周年特別お題「好きな◯◯10選」 このブログのプラットフォーム「はてなブログ」が10周年だそうです。おめでとうございます。今日はその周年祭のお題のひとつに参加する形で書いています。 「はてなブログ」というサービスが始まったのは、震災…

自分の性質が望まない方向へ傾いた時のために、手元に残している特選書籍10

先日、わたしが貸した中勘助の「犬」を読んだという人と一緒に食事をしていたときに、こんな話をしました。その人は本を手にしながら「あまりのインパクトでもうこの(物体の)存在自体が怖くて」と話されていて、わたしは「だからこれはいつでも開けるよう…

ゆとりらYOGAの本棚にあった本あれこれ

いつかやろうと思っていながら、そのままにしていたことに手をつけられるようになってきました。 昨年参加させていただいた兵庫県西宮のヨガスペース「ゆとりらYOGA」にあった本棚の写真を引っぱり出して、ニヤニヤしながら自分の本棚と照合してみました。 …

自分の価値観てなんだろうと思ったときに、たとえばこんな10冊

やるからにはこんな結果が出なければみじめだと漠然と思いながら二の足を踏む。結果の善悪は社会環境や時代とともに変わっていくもの。だから基準は自分できめる。そうしたほうがいいと頭ではわかってるつもり。そして、そうこうしているうちに日々は過ぎて…

インド・リシケシのおかえり文庫にあった本から(カフェおかえり)

おかえり文庫というのはわたしが勝手にそう呼んでいる、インドにある日本食カフェ・レストラン「OKAERI」の本棚です。 このカフェには旅人たちが置いてゆく本がたくさんあります。 ヨガの聖地といわれるウッタラーカンド州デヘラードゥーン県リシケーシュと…

夏目漱石(なつめそうせき・SOSEKI NATSUME)

今年の春に読んた「道草」を最後に夏目漱石の長編・中編をすべて読んでしまったので、ここに本棚的リンク集としてまとめておきます。 わたしは30代半ばまで夏目漱石の小説を読んだことがなく、そもそも小説がほとんど読めませんでした。(江戸川乱歩と星新一…

社会生活と平行して少しずつヨーガに近づきたい人へ、わたしがおすすめする特選書籍10

半年ほど前に「おすすめのインド哲学クラスを聞かれても、むずかしいなと思うこと」というのを書きました。 これは、ヨガクラスの後にいただいた質問をきっかけに、その話をしようとすると小一時間かかると思ったことを文章化したものでした。 そしてそのと…

川上未映子(かわかみみえこ・MIEKO KAWAKAMI)

今年読み始めてどっぷりハマってしまった川上未映子さん。 もうあとはほんの数冊しか残っていないかな、というくらい、なるべくイッキ読みしないようにのばしてのばして読みたいのにやめられない。 エッセイもおもしろいけど、やっぱり小説がおもしろい。わ…

モリエール(Moliere)

ふと手にとってパラパラとめくって読んだ「人間ぎらい」の中にあるセリフにおどろき、帰ってイッキに読み通して以来その世界にハマってしまったモリエール。 「人間ぎらい」「タルチュフ」「ドン・ジュアン」はモリエールの三大性格喜劇と言われるらしく、わ…

バガヴァッド・ギーター(Bhagavad Gita)

よく「どの本を買ったらいいですか?」という質問を受けるので、その回答の背景説明を兼ねて、過去に紹介したことのある本の特徴を書きます。 質問には はじめは「へぇ。インドにはこういう聖書みたいなのがあるのね」という入りかたでしょうから、ならば「…

空海(KUKAI)

日本人がヨガを学び始めると、身近に感じることになる空海さん。同行二人って、そういうこと?!(ちがうか) 空海さんという人は、知れば知るほどドツボにハマります。求道者で、書家で、作家で、翻訳家で建築家。神秘家だから温泉まで見つけちゃう、ってこ…

ビートルズとヨガ

(写真は「ジョージ・ハリスン自伝 ― I・ME・MINE」表紙) 音楽好きの人にヨガをやっていますというと、よくビートルズの話になります。わたしももともと聴くほうでしたが、ヨガに馴染むようになってから、そこ周辺だけ妙に詳しくなりました。 知れば知るほ…

インド文化、インド旅行記

先日久しぶりに「ヴィレッジ・ヴァンガード」へ行ってみたら自分の部屋かと思うようなコーナーがあり、わたしもがんばってインド関連本のリンク集を整理してみようと思い立ちました。 ヨーガ関連は「旅行記です」という体裁の本でなくても中に旅行談があるも…

内藤景代(ないとうあきよ・AKIYO NAITO)

沖道ヨガのかたに、沖先生のお弟子さんの女性でおもしろい本を書いている人がいますよ、と教えてもらって知りました。 2009年は内藤さんの本ばかり読んでいました。ヨーガとクロスする「仏教」「禅」「クンダリーニヨーガ」を経た精神面の解説がすばらしい。…

イスラーム(Islam)

ヨーガとインドに親しんでいくと、もれなくついてくるのが仏教とイスラーム。 日本は国としてアメリカの子会社っぽい性質もあって、日常的に親しみが薄い感じがするけれど、宗教人口としては世界の中で圧倒的な構成比を占めているイスラーム。 親しめば親し…

沖正弘(おきまさひろ・MASAHIRO OKI)

「ヨガの喜び」以後、沖先生の本をよく読むようになり、ここでも多くの本を紹介してきました。 日本では昭和35年頃からじわじわとヨガムーブメントが来て、40年以降に「沖書籍量産時代」のような時期があったようです。 中身はすべて沖先生の言葉なのですが…

佐保田鶴治(さほたつるじ・TSURUJI SAHOTA)

今回本棚(リンク集)を作るのにあらためてそのバリエーションを見直してみましたが、知れば知るほどに、読めば読むほどにその世界に引き込まれる不思議な博士。サンスクリット語がわかって、それをギャグにできる技術はすごい、というか、ずるい。 佐保田先…

梅原猛(うめはらたけし・TAKESHI UMEHARA)

総論も各論もおもしろい梅原猛さん。根底に「○○大好き!」というわくわくエネルギーがある人の本は、読んでいて楽しいですね。 中学生向けの「梅原猛の授業」からはじまって、振り返ると毎年だいたい1冊読んでいる。よく自分の中で小さなブームが起こるわた…

瀬戸内寂聴(せとうちじゃくちょう・JAKUCHO SETOUCHI)

宇野千代さんを読むようになる前に、瀬戸内寂聴さんの本をよく読んでいました。 なんとなく 宇野千代さんには人生相談する気にならないけど、瀬戸内寂聴さんは需要ありまくりなのがよくわかる。 勝間和代さんには人生相談する気にならないけど、上野千鶴子さ…

野口晴哉(のぐちはるちか・HARUCHIKA NOGUCHI)

関東大震災の時代に、本人の身体を感覚と比重計でスキャンしまくった野口先生。 沖先生の本にその名がよく登場することもあり、すっかり虜になってしまいました。 仏教でもヨーガでも、課題は「潜在意識」の浄化。野口先生はそこへ「整体」というかたちのア…

ラーマクリシュナ (Sri Ramakrishna Paramhansa)

スワミ・ヴィヴェーカーナンダさんのお師匠さんです。 ラーマクリシュナの言葉は日本語で読むよりも英語で読んだほうがよりドラマチックに刺さります。過去にいくつか「SAYING OF SRI RAMAKRISHNA」の解釈を日本語で書いていますので、それもあわせて本棚と…

大道社の教育まんが

著者ではなく出版社区切りでつくる本棚ははじめて。 日本の教育についてあちこちでいろいろなことが叫ばれるなか、粛々と大切なことをじっと続けていらっしゃるシリーズ。 どの本も、狙っているのかいないのか、狙っていないのだとしたら天才、と思うような…

チョギャム・トゥルンパ(Chogyam Trungpa)

エゴとユーモアの関係を教えてくれる、聖人のイメージを根底からくつがえすチベット僧(参考:Wikipedia)。 絶版本ばかりでどれも高値なので、図書館で借りることができた2冊の本をとことん読んみました。指導スタイルは賛否両論な人だったようだけど、苦し…

加藤諦三(かとうたいぞう・TAIZO KATO)

仕事仲間に借りたのが出会いのきっかけ。この感じだと何冊も書けちゃうんだろうな、というくらい著作が多い人なのだけど、「インディアンの生き方」で、おっとこっちに来ますかと思ったのと、他の著作の強めの口調(ほめてます)と違ったところが印象的でし…

野口法蔵(のぐちほうぞう・HOZO NOGUCHI)

この著者さんの本とは、地元のインド料理屋さんで出会いました。 なにげなく置いてあった本を、なにげなく開いて「こりゃ大変だ」と。 以来同時期に3冊読みました。天才バカボンと仏教のつながりも、「これでいいのだ」で知りました。 インド、チベット、ヒ…

片山洋次郎(かたやまようじろう・YOJIRO KATAYAMA)

沖ヨガの修正体操が野口整体や身体均整法に似ていたので、近しいところで整体にもなじんでいったのですが、潜在意識の部分については沖先生の時代の記述だと少しわたしには古く感じられるところがある。 「身体と時代のムードって、あるよな」と思っていたこ…

伊藤武(いとうたけし・TAKESHI ITO)

ヨガをはじめた頃になんだか面白そうだなと思って手にして以後、立て続けに夢中で読みました。 著者さんは、いろいろな面白い活動をされているみたい。 健康や精神へのメリットだけでは、わたしはヨガを続けようと思わなかったかもしれません。メリットを感…

内田樹(うちだたつる・TATSURU UCHIDA)

わたしの身近な人にはこの人の本を読んでいるという男性がいなくて、女性ばかり。 武術(合気道)が背景にあるので、ヨギのみなさんは文章の中で使われる表現に共感するものが多いと思う。いっぽうで、この「頭の中にあるものが少し補正されてどんどん出てく…