うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「身体が硬いのですが」というためらいは不要です

わたしが初めて一緒にヨガをする人からたまに受ける質問への回答のハナシ。 インド人の先生にうっかりこの問いかけをすると「硬いのは身体じゃなくて、頭でしょ!」という即レスがズドーンと放たれたりしますが、日本人同士の場合はそうもいきませんのでね、…

等伯(上巻) 安部龍太郎 著

長谷川等伯の生涯を追う時代小説。ふだん小説はあまり読まないのですが、京都出身のヨガ友がわたしが好きそうな話だといって貸してくれました。 上巻は「信長の時代」下巻は「秀吉の時代」。上巻では比叡山焼き討ちの生々しい描写や安土宗論、キリスト教の上…

ウォルト山ディズニー寺ねずみ大師堂

スペース・マウンテンに乗るべく、久しぶりに東京ディズニーランドへ行ったら、比叡山や高野山と似たようなまとまりを感じました。 と思ったら、比叡山の日記に「遠くのミッキー見てたらすぐ後ろにミニーがいたよ、というような山」と書いてあった(やはり)…

アクセスが伸びすぎないようにしている

今朝久しぶりに溝の口のヨガに参加して、そのとき「ヨガのことを調べると、いちいち出てくるブログの人」と紹介され、クラスの後も講師のかた(元エンジニア)とネット談義に花が咲いたので、今日はヨガ的SEOについて書いてみます。 わたしはよく、ブログを…

てんとう虫の意外とワイルドな過去

走った後のクールダウンでゆっくりと道を歩いていると、てんとう虫をちらほら見かける。 うちの近所では、そのほとんどがまだ「いわゆる、あの、かわらしいテントウムシ」手前です。 携帯電話の画質なのでいまひとつ見にくいのですが、ボコボコしていて、読…

ゲーランダ・サンヒターとパラッパラッパー

11世紀から18世紀までに書かれたハタ・ヨーガの古典に有名なものがいくつかあるのですが、わたしは「設定」を含めて弟子気分で楽しみます。 今日は有名どころで ゴーラクシャ・シャタカ(G.S.) ハタ・ヨーガ・プラディー・ピカー(H.P.) ゲーランダ・サンヒタ…

バージョンアップしたスペース・マウンテン(東京ディズニーランド)

先日、ヨガ友のピロたんと東京ディズニーランドへ行ってきました。ディズニー・シーのほうは数年前に行きましたが、ビールのないディズニーランドのほうは10年以上行っていませんでした。 目的は、ただひとつ。GW明けにバージョンアップしたスペース・マウン…

日本人とユダヤ人 イザヤ・ベンダサン 著

「ユダヤ人」という設定を使って書かれた日本人論。序章で認識することになる「わたしは、日本教徒なんだ」という現実からいきなりデス・スターに乗って信仰の宇宙に連れて行かれます。 ここ数年、外国人に日本のことを聞かれるたびに都度あらためて見直すこ…

空海さんの顕教密教解説とバガヴァッド・ギーター

ヨーガの歴史や思想の研究をすると、結局いつも「空海さん、キャー☆」ということになってしまう。 ヨーガの古典を読めば読むほど、特に11世紀以降のハタ・ヨーガの書物は「あ、これ即身成仏義にあるやつだ」とか、「般若心経秘鍵にあったのと同じニュアンス…

釈迦に説法 玄侑宗久 著

感情で事実を脚色したり、真実へ迫ることなく感情でものごとを曲げようとすることに対する指摘が鋭い。なかでも「泣いた赤鬼」「タマちゃん」への指摘がおもしろかったのですが、「泣いた赤鬼」にはわたしも大人になってからいろいろ思うことがあったので、…

パグワン マハビールスワミ ジェイン寺院(ジャイナ教・神戸)

神戸の町を歩きながら、立ち寄ってみたジャイナ教寺院(PAGWAN MAHAVIRSWAMI JAIN TEMPLE)。 PAGWAN MAHAVIRSWAMI というのは、マハーヴィーラ尊師という意味で、ジャイナ教の祖師と言われる人です。 国際都市の神戸は、日本に他国の宗教(神)が入ってくる…

わんこ先生のナチュロパシーと歯茎のリウマチ

ジョギングの後に公園を歩いていたら、ものすごい勢いで草むらの草に食らいついている犬がおり、思わず二度見してしまった。この草は、なんか気持ちよくなったりする草なのだろうか……と思ってフリーズしていたら、飼い主のおっちゃんが「胃の調子が悪いんで…

タントラ ― 狂気の智慧 チョギャム・トゥルンパ 著

「タントラへの道」の姉妹本にあたる一冊。値上がり傾向で入手困難な本のようなので、多めに引用紹介します。 この本では「小乗仏教」「大乗仏教」「金剛乗(チベット密教)」の定義が何度か語られ、それぞれが方法の違いではなく、串刺しの段階・プロセスと…

また走り始めた。3キロ、5キロ、10キロ、じわじわと。

昨年はほとんど走っていなかったのだけど、また走り始めました。 新年会で「マラソン大会、出よう〜」「いいね〜」くらいの軽いノリで申し込んだ、まだずいぶん先だと思っていたハーフマラソンの練習ランです。4月から2日か3日に1回のペースで走り始めて、や…

おせっかいと親切の境界 「攻めの親切」「守りの親切」

ヨガ仲間から「ついおせっかいを焼いてしまう性格」についての悩みを聞いて、それ以来「おせっかいと親切の境界」が興味深い題材になっていたのだけど、先日バスを降りるときに見た状況から、こんなことを思いました。 五感で認識できる親切には、鮮やかな親…

頭がよくなるユダヤ人ジョーク集 烏賀陽正弘 著

軽く読めて面白かった。「セックス・アンド・ザ・シティ」が好きな人に、かなりおすすめ。 冒頭に紹介されるコメディアン・リストの中に、SATCの製作者であるダーレン・スターの名前があって、この一冊を読み通すとSATCの面白さはユダヤ的マインドのたくまし…

黒板はたのし。ちょっと裏話。

わたしはしっとりした説明が苦手なので、ヨガの説明をするときは「描ける」環境があるととても助かり、描ければ描けるほど調子が出ます。そんな背景もありつつ、関西での漫談は影の仕掛人ミカさんの粋な計らいで、黒板のある場所で話すことになりました。 ミ…

「インド式」インテリジェンス 須田アルナローラ 著

サブタイトルに「教育・ビジネス・政治を輝かせる多彩性の力」とあるとおり、インドの叡智の解説本。 軽い気持ちで読み始めたらとんでもなくおもしろくて、きょう一日でイッキ読みしてしまいました。お子さんのいる人、勉強が苦手な人、教育の分野で働いてい…

お金についての3つの話

先日ちょっとおもしろいことがあって、そこからお金の話になって、お金にまつわるいくつかのことを思い出しました。(ひとつめ) わたしがお邪魔するヨガ屋さんは、同じビルの上の階と下の階にマッサージ屋さんがあります。入り口で、あと数分ではじまる次の…

国宝 大神社展(東京国立博物館)

チラシのアートワークからして期待マンマンの「大神社展」へ行ってきました。期待を裏切らないカワイイモノのオンパレード。 この展示を見て「本地垂迹説」というのを知りました。仏教の神様はインド人ばかりだけど(人じゃないか)、神道のほうが天則への意…

タクァンジャリの太刀ヨーガ・スートラ(不動智神妙録「心の置所」「本心妄心」)

日本人がヨーガ・スートラを読むとき、瞑想の経験があっても、八肢の凝念と静慮は難しく感じると思います。この部分のパタンジャリさんのお話は、澤庵宗彭の説いた「剣禅一味」とよく似ています。ということで、「不動智神妙録」のご紹介。 沢庵和尚は徳川時…