おっとヨガっぽい話? そう。ヨガをするような人は、だいたいオーガニックが好き。今日はわたしの大好きなオーガニック検索の話をします。
わたしがコメントをやりとりするSNSをあまり積極的に利用しないのは、自然検索(これを通称のようにオーガニックといいます)での出会いが好きだから。交流を見に来るタイプのページになると、このオーガニックのデータの構成比が少なくなってしまう。わたしはそれよりもオーガニックのデータを見るのが好きです。なぜか。
ここからは少し専門的な話になりますが、あまりよくわからなくてもなるべく意図を感じていただけるように書きます。わたしがオーガニックのデータを見るのが好きなのは、
わたしがナマナマしく好きになる率の高い人に会える可能性につながるから
です。ちょっとおかしなことが好きな人と出会えるようになるのです。
たとえば同じ場所や組織に所属している親しみで好きになるのは、共通のなにかかを知っていたり時間の積み重ねの力が大きいのだけど、インターネットの検索にはそれを飛び越える希望がある。ナマナマしいというのはそういう感じ。初対面で「やっと会えたね」と言っちゃうような(ナマナマしいねこれ!)。
わたしはブログのそういうところが好きです。
Googleの検索結果ページにいまのブログがほぼ全ページ認識されている状態に近づいてきました。それは、Google Search Console というツールでこんなふうに追うことができます。
ページがGoogleに認識されていくにつれて検索を通じて見に来てくださる人も増えていく右肩上がりのデータも、そろそろ天井まできました。
ここ数年は爆発的な検索流入(いわゆる「バズ」)がなくなり、あってもせいぜい手榴弾レベルのソーシャル流入。バズがなくなってから、検索の数字を見るのがまた楽しくなってきました。以前はたとえばテレビの健康番組で「ヨガの鼻洗いが花粉症によい。ネティというらしい」という話の流れがちょっとあれば、いっきに「ヨガ 花粉 鼻洗い」というワードが検索されてその日だけアクセスが5倍になる、というようなことがありました。いまは「ん? なんかバズった? どこかで話題になった?」と思っても出版社や著者が本の感想を見てつぶやいたのを見てその関係者やファンが見に来るとか、既にその存在を知っている人の内輪ウケ的な流入というケースのほうが多くなっています。
スマホの普及でビジュアル重視の世界が強くなり、テキスト世界に平穏が戻った。近ごろのわたしはそんな感覚でまた楽しく書き始めています。
どのくらいの人がどんなキーワード検索でわたしのブログへたどり着いてくれのかということも、時間さえあればしつこく追いかけることができます。わたしは年に数回まとめて見ます。そのデータを見る習慣が、以下のような行動指針につながっていきます。
- ヨガについてこういうことを掘り下げて書くと、こういうことを知りたいと考えている人に出会えるかもしれない。書いてみよう
- ヨガについてこういうことを決めつけるように書くと、こういう結論を補強する情報を求めている人と出会ってしまうな。避けよう
そんなことまでわかるの? と思われそうですが、わかります。年々なにかを決めつけてくれるような語調を求めている人が増えているのもわかる。
この種のことを書こうと思うとどうしても専門的になってしまいますが、わりと似たようなことをしている人もいるかと思うのでご参考までに。
▽過去に書いた似た話