ヨガのポーズ
ヨガのアーサナ(ポーズ)ではあぐらの状態を蓮の花の形に見立ててロータス、パドマ、カマラなどと言いますが、ロータスは英語。パドマとカマラはサンスクリット。 カマラ・ハリス副大統領の名前の由来としてあらためて知った方もいるかもしれません。 ヨガ…
ヨガ仲間と練習をしていたら、突然「アタシは胴が長いから!」と自慢をされました。なにそれーと思ったら「アタシは胴が長いから、アレで膝が近づく感じがしないのよ! ほら、肩立ちからやるアレよ」とおっしゃる。 よくよく話を聞いてみると、アレというの…
多くの人がそうであるように、わたしも今年は生活が大きく変わりました。特に4月の緊急事態宣言以降は身体の変化がめまぐるしく、日々チューニングを繰り返しています。 少し歩いて乗り物に乗って、お昼休みには食堂へ行ったり休憩時間にコーヒーを買いに行…
昨年の10月に腕に不調が出たので、これは観察の腕の見せどころだと思い「うちこの五十肩日記」というのを書きました。 けっこう細かく観察して書いたつもりでした。 ・・・それがじつは今年から行方不明になっておりまして。今日の写真は1月にラオスで撮った…
わたしにはいつも、いつかこれができるようになりたいな…という動きがあります。これは、一年前からはじめた壁ぴったりハンドスタンド(手のひら倒立・二点倒立)の練習です。インドへ向かう友人がうちへ立ち寄ってくれたときに教えてくれた方法で、以後まじ…
楽しく気長に。おもいのほか長くなっている人生で、これはほんとうに大切なこと。わたしはヨガをしているとき、みんな急ぐねぇ熱心だねぇ…、と思うことがあります。11年前、当時勤めていた会社の近くのティップネスというスポーツクラブでアシュタンガ・ヨガ…
まるで両脚を薪のように重ねるアグニスタンバーサナ。この体位をクラスの序盤に入れるのは珍しいといわれたりするのですが、わたしはあえてこのポーズで呼吸をしながら表情筋をゆるめる、というのをハタ・ヨーガのクラスの準備運動に入れています。 薪という…
「反り腰」と「尾骨が出る」はまったく同じことではないのですが、癖としては似ているので今日は尻尾の観点で書きます。少し前に書いた以下の内容で「反り腰で姿勢をよく見せようとする」の箇所で用いた写真に尻尾を書いてみましたよ。 ワンワン!わかります…
冬まっ盛り。全身がきゅっと縮む日本の冬もピークを迎えておりますね。上半身は気温でハートが縮まないように、カイロを貼るなら肩甲骨の間に。そして下半身は尻を鍛えやすい追い風タイミング♪ この時期にちゃっかり尻を強化しましょう。そして腰だけに頼ら…
ガルーダ・アーサナ(わしのポーズ)で足を組めなくてしょんぼりしたり、むずかしいと思い込んでいる人も、足首が柔らかくなってきた頃にちょいと見せながら説明するとできたりします。この感じを文章にするのはむずかしいのですが、今日は落書きを添えて強…
今日書くことは少し前に書いたタダーサナの話の続きです。なにかTODOが発生したときに「これであってるのかしら。理解漏れはないかしら」と小さな警戒を発動し続けることがわたしの日常にあって、立っているときにハッとすることがある、そんなことについて…
加齢とともに前のめりになるのは、膝や腰が弱ってくるから? うん、きっとそれもそう。でもそれだけじゃない。これは一緒にヨガの練習をする人の観察でも思うことですが、なにより自分自身の心の観察からそう思います。 変化し続ける道徳観やルールの平均温…
人は変化を求めもするが嫌いもする。停滞から抜け出たいという欲望が身体レベルで起こるとき、エクササイズは有効。ヨガに限らずさまざまな運動はそれを満たし、解消してくれる。変化を求めるとき、エクササイズは即効的。 それでも、わたしはヨガを好んで続…
ヨガのポーズって840万もあるらしくて、それはシヴァという神様かつ最初のヨーギーが数え上げたといわれているのですが、「そんなに多くちゃ練習者の君たちも大変じゃろ。シヴァ神ならば数え上げられるのだけど」ということで数字を丸めて丸めて84にしといた…
猫にも磯野家のタマからwhat'sマイケルまでいろいろあるように、猫背にもいろいろあります。 今日は腰に近いほうの背中ではなく、首が前に出て背中が丸まっていく終点のあたり・みぞおちの裏あたりの背骨を伸ばす話をします。ハートを、ラクにするためです。…
ヨガのポーズに、なにもそんなに深くあぐらを組まんでも…なにをどうしてそんなにも!!! というくらい、ガッチリあぐらを組む体位(アーサナ)があります。 ヨガでは瞑想のために安定した座位を追及するので、その準備として行うアーサナには脚を組むものが多…
ここで三点倒立のことをよく書いていますが、わたしはヨガのクラスにアームバランスや倒立を積極的に取り入れています。 理由はいくつもあるのですが、そのひとつとして「自分がパニックになるときの性質のヒントを得やすい」というのがあります。 他人に言…
わたしの開催するヨガの練習の場は検索で来る人がほとんどなのですが、「胡坐(あぐら)で座れるようになりたい」という目的で来る人がけっこういらっしゃいます。 これはいろいろな人を見てきた所感なのですが、「股関節の稼働」でいうと、男性は出産できる…
発熱したいのに、くすぶったままの身体。そんな感じのときって、ありませんか。溜まってしまう毒がなかなか出ない。 なんとなく風邪をひきそうなのにひけないときや、皮膚からほんのりウィルスっぽいにおいがしているように感じるのだけど、風邪なのか疲労な…
まえに「倒立は大規模な人事異動のようなもの。膝下部門には引っ込んでてもらって!」というのを書きましたが、今回は少し頭にフォーカスして書きます。 三点倒立は、自転車の乗り方を習得するようにコツをつかんで乗れたら再現性が高いまま着実にいける人も…
わたしはスーリヤ・ナマスカーラ(太陽礼拝)をパン生地に喩えることがあるのですが、粉に水を加えて何度もグニュリ、グニュリとやっていくような、そういう過程が好きです。 朝起きぬけのわたしは、ガッチガチ。特に、膝の裏。そこに水を加えるように呼吸を…
あたたかくなって、身体が開きやすくなってきましたね。今日は立位前屈について少し書きます。 ヨガのクラスでポーズの名前をサンスクリット語で言う場合の「パーダーングシュタ・アーサナ」はパーダーングシュタが足の親指、「パーダ・ハスタ」は足と手とい…
今年はトリの年だというので、鳥の話からいきましょうか。 これは2016年の前半からハタ・ヨーガのクラスで構成に入れていたのですが、先日の新年稽古でまた復活させました。 昨年、練習に来てくれた人から「あれはなんというポーズですか」と聞かれ、「無理…
先日ヨガのクラスでした説明がおもしろかったそうなので、テキスト化します。 その日はビジネスマンが多く時期も時期だったので、倒立のときに起こるフィジカルのパニック(=メンタルブロックでもある)のしくみを「人事異動」に喩えて話しました。 倒立は…
わたしはヨガクラスのときにできるだけデモンストレーションの時間をとるようにしていて、 そのときに 「どうぞ、じろじろ見てください」 と言います。 「触らなければ、どんだけ近づいてもいいですよ」 というと安心するようで、みなさん、離れてじろじろ見…
ここ数年いろいろな人を見ていて思うのですが、ヨガは経験年数や回数よりも「毎回仮説を立てるような感覚を持っているか」が上達に太くかかわっているみたい。 やっぱり! という感覚が、なにかを確かなものにつないでいく。 わたしの好きなフレーズに、松坂…
たまに「後屈にフォーカスしたクラスをやってください」と言われることがあるのですが、これはまだ自分のなかにあるさまざまな「点」が「線」としてつながっておらず、中途半端なシナリオしか描けていない状況です。 そんな理由から、ゴメンナサイm(._.*)mし…
まえに「あぐらをかけるようになりたい」「蒔前屈」というのを書いたら、あぐらをかくのに足首がひっかからなくて組めないという人が多いことがわかり、今年からアプローチを増やしています。 前にも書いたとおり、足を組むというのは「足首」「膝」「股関節…
先日ロープを使ったぶらさがり顔マネ体験を紹介しましたが、これに板を加えるだけで、直立ハンドスタンドができてしまう。 やってみると、なるほど! 自力でバランスするときは、ここを意識するのだなというヒントがいっぱいでした。 太もものところに そん…
どこのヨガ教室でもだいたいやる、定番中の定番トリコーナーサナ(三角のポーズ)。 おなかで上半身を支える力がつくまでの間は、どうしても身体を預けるほうの足を突っ張ろうとしたり、呼吸が止まってしまいますね。 身体を預けるほうの膝の裏(=ふくらは…