うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

ヨガのポーズ

カピアーサナ=猿アーサナ。カピ=猿=ハヌマーンです

ヨガのアーサナやムドラーの名称は、同じ名前でも練習のルーツやスタイルによって微妙に違っていたり、言い方もたくさんあるもの。 「前に習ったアーサナと名前は同じだけど、ここではこの部分がこういう形なのか」ということはよくあります。 インドの神様…

前後開脚とハヌマーン(猿神のポーズ)

ハヌマーン・アーサナについては14年前にちょこっと書いていましたが、ほんとうにちょこっとでした。 このアーサナの名称は、ハヌマーンという猿の神様が、海をひとっ飛びピョーンと超えていく跳躍の姿が由来になっているそうです。 先日この跳躍姿を期待し…

マイルドな馬のポーズ(馬のポーズの初級版)

みなさん、気分転換できてますか? 暑中お見舞い申し上げます。 今日は馬のポーズ(ヴァタヤナーサナ)という、わりとマイナーなヨガのポーズを紹介します。 わたしはこのポーズをハタヨガのクラスのメニューに入れることが時々あって、その理由を話しだすと…

三点倒立ができるようになる時に起こる「観念の断捨離」

このブログでわたしは三点倒立のことを何度も書いていますが、今年再読している『ヨーガ・ヴァーシシュタ』の第3章に、これは倒立ができるようになる時の変化と似ているな、と思う記述がありました。 ヨガにはいろんな「難しそうに見えるポーズ」があります…

ほんとうに勇ましい気持ちになる戦士のポーズ1

みなさんは、ヨガのポーズの最中に、そのポーズが導いてくれる「気分」に酔いしれたことはありますか?わたしはかなり積極的に入り込むタイプです。 なかでも、戦士のポーズ1(ヴィーラ・バドラ・アーサナA)は、ポーズの中のあちこちに矛盾がありつつ、そ…

門のポーズ(パリガーサナ)で体側を伸ばす

先日、体側がよく伸びるこのポーズをメニューに入れてみたら、門のポーズについて「長くヨガをしているけれど、あまり習ったことがなかった」とメッセージをいただいたので、わたしがおすすめしているやり方を書きます。 体側が伸びるポーズや胸を開くポーズ…

首の後ろが頑固になっていませんか? マイルドな「うさぎのポーズ」のススメ

今日はこの一年半ほどでわたしが重視するようになった、首の背面について書きます。2020年の緊急事態宣言以降、首の稼働が徐々に凝り固まり、秋口くらいに "ものすごく硬くなってる!!! " と感じることがありました。ヨガの鋤のポーズや肩立ちのポーズで、つ…

三点倒立ができない理由のいちばんよくあること

ヨガの三点倒立はそんなに柔軟性もいらないし、物理的には難しいポーズではありません。なぜ難しいと感じるのかというと、五感と認識をつなぐ機能リレーの順番が変わるからで・・・という話を、9月に書きました。 なので、ほとんどの人は、三点倒立ができる…

三点倒立のコツのコツ 5つの知覚の優位性を入れ替えること

これはヨガの三点倒立に限らず、例えばアルダ・チャンドラ・アーサナやサトウキビのポーズ、ウッティタ・ハスタ・パーダングシュタ・アーサナでも同じことが言えるのですが、今日は感覚の奥の前提条件を剥がすことについて書きます。三点倒立についてはこれ…

半サドル→ドラゴンで脚のつけ根をじっくり刺激(脾臓・胃のための陰ヨガ・シークエンス)

今年は梅雨→猛暑→梅雨→猛暑と、夏が二分割で繰り返されたような気候で、あれ、夏バテはもうやったはずなのに……。8月からはセルフメンテナンスとして、寝る前に夏の陰ヨーガをしていました。 本を参考に季節を鑑みると今の時期は脾臓&胃のためのセッションが…

逆さま時間は、腰の痛い瞬間から解放される時間

昨年の11月も書きましたが、これまで腰痛に悩んだことのなかったわたしが、昨年から慢性的にじわっと腰に痛みを感じるようになりました。11月に、このポーズをするとそれがすぐにわかる、という姿勢について書いています。 日常生活もヨガの練習も基本的には…

ドラゴンフライ(トンボ)ポーズはラスト1分がしんどい時とそうでない時がある

これはいわゆる開脚前屈。陰ヨガでは腎経と膀胱経を刺激してくれるポーズとして紹介されていました。肝臓・胆嚢のショートセッションにもこのポーズが入っています。 そんなに脚は開かんぞ! という人は膝の下に毛布を丸めるなどして置いて、ゆるく膝を曲げ…

蜘蛛のポーズ(隠されたロータスとそっくりなポーズ)

今日は同じポーズでも手の置き方で少し感覚が変わるものをご紹介します。わたしはこんなふうに楽しんでおります、という話です。━━と言いますのも、わたくしただいま、日によって腕や肩の調子が乙女心のように気まぐれでして。おほほほほ。ククククク。 「蜘…

隠されたロータス(Hidden Lotus)で気分を穏やかに

ヨガのアーサナ(ポーズ)ではあぐらの状態を蓮の花の形に見立ててロータス、パドマ、カマラなどと言いますが、ロータスは英語。パドマとカマラはサンスクリット。 カマラ・ハリス副大統領の名前の由来としてあらためて知った方もいるかもしれません。 ヨガ…

体位の中のベクトルを整理する(胴が長いと言わないでの巻)

ヨガ仲間と練習をしていたら、突然「アタシは胴が長いから!」と自慢をされました。なにそれーと思ったら「アタシは胴が長いから、アレで膝が近づく感じがしないのよ! ほら、肩立ちからやるアレよ」とおっしゃる。 よくよく話を聞いてみると、アレというの…

スプタ・ヴァジュラ・アーサナで今日のわたしを占う

多くの人がそうであるように、わたしも今年は生活が大きく変わりました。特に4月の緊急事態宣言以降は身体の変化がめまぐるしく、日々チューニングを繰り返しています。 少し歩いて乗り物に乗って、お昼休みには食堂へ行ったり休憩時間にコーヒーを買いに行…

五十肩はヴィシュヴァミトラーサナとゴームカーサナで目撃されていました

昨年の10月に腕に不調が出たので、これは観察の腕の見せどころだと思い「うちこの五十肩日記」というのを書きました。 けっこう細かく観察して書いたつもりでした。 ・・・それがじつは今年から行方不明になっておりまして。今日の写真は1月にラオスで撮った…

壁ぴったりハンドスタンド。一年前からはじめた練習

わたしにはいつも、いつかこれができるようになりたいな…という動きがあります。これは、一年前からはじめた壁ぴったりハンドスタンド(手のひら倒立・二点倒立)の練習です。インドへ向かう友人がうちへ立ち寄ってくれたときに教えてくれた方法で、以後まじ…

アグニ・スタンバ・アーサナは楽しく気長に深めよう

楽しく気長に。おもいのほか長くなっている人生で、これはほんとうに大切なこと。わたしはヨガをしているとき、みんな急ぐねぇ熱心だねぇ…、と思うことがあります。11年前、当時勤めていた会社の近くのティップネスというスポーツクラブでアシュタンガ・ヨガ…

アグニ・スタンバ・アーサナのはじまりは、誰だって痛い

まるで両脚を薪のように重ねるアグニスタンバーサナ。この体位をクラスの序盤に入れるのは珍しいといわれたりするのですが、わたしはあえてこのポーズで呼吸をしながら表情筋をゆるめる、というのをハタ・ヨーガのクラスの準備運動に入れています。 薪という…

尾骨が出ちゃう感じは、尻尾を振っちゃう感じ

「反り腰」と「尾骨が出る」はまったく同じことではないのですが、癖としては似ているので今日は尻尾の観点で書きます。少し前に書いた以下の内容で「反り腰で姿勢をよく見せようとする」の箇所で用いた写真に尻尾を書いてみましたよ。 ワンワン!わかります…

腰の締まる寒い冬。今こそ尻を鍛えましょ。肘プランクで脚上げ!

冬まっ盛り。全身がきゅっと縮む日本の冬もピークを迎えておりますね。上半身は気温でハートが縮まないように、カイロを貼るなら肩甲骨の間に。そして下半身は尻を鍛えやすい追い風タイミング♪ この時期にちゃっかり尻を強化しましょう。そして腰だけに頼ら…

鷲のポーズで足が絡まない。なるほど。ところでその前に、脚は絡んでる?

ガルーダ・アーサナ(ワシのポーズ)で足を組めなくてしょんぼりしたり、むずかしいと思い込んでいる人も、足首が柔らかくなってきた頃にちょいと見せながら説明するとできたりします。この感じを文章にするのはむずかしいのですが、今日は落書きを添えて強…

警戒心を取り去り、意思決定力を全面に押し出していくプロセスとしての片脚バランス

今日書くことは少し前に書いたタダーサナの話の続きです。なにかTODOが発生したときに「これであってるのかしら。理解漏れはないかしら」と小さな警戒を発動し続けることがわたしの日常にあって、立っているときにハッとすることがある、そんなことについて…

立位の状態で背面意識の比重を増やす。警戒心を減らしていくセラピーとしてのタダーサナ

加齢とともに前のめりになるのは、膝や腰が弱ってくるから? うん、きっとそれもそう。でもそれだけじゃない。これは一緒にヨガの練習をする人の観察でも思うことですが、なにより自分自身の心の観察からそう思います。 変化し続ける道徳観やルールの平均温…

ヨガはエクササイズではない、という意味をわたしが言語化するなら

人は変化を求めもするが嫌いもする。停滞から抜け出たいという欲望が身体レベルで起こるとき、エクササイズは有効。ヨガに限らずさまざまな運動はそれを満たし、解消してくれる。変化を求めるとき、エクササイズは即効的。 それでも、わたしはヨガを好んで続…

ヨガのM字閉脚、つま先ローマン。いわゆるトンビ座りのこと

ヨガのポーズって840万もあるらしくて、それはシヴァという神様かつ最初のヨーギーが数え上げたといわれているのですが、「そんなに多くちゃ練習者の君たちも大変じゃろ。シヴァ神ならば数え上げられるのだけど」ということで数字を丸めて丸めて84にしといた…

尾骨を出して背中を伸ばす。猫背をまっすぐにするアプローチ

猫にも磯野家のタマからwhat'sマイケルまでいろいろあるように、猫背にもいろいろあります。 今日は腰に近いほうの背中ではなく、首が前に出て背中が丸まっていく終点のあたり・みぞおちの裏あたりの背骨を伸ばす話をします。ハートを、ラクにするためです。…

バッダ・パドマ・アーサナで三陰交を押しちゃってあいたたたとなる問題

ヨガのポーズに、なにもそんなに深くあぐらを組まんでも…なにをどうしてそんなにも!!! というくらい、ガッチリあぐらを組む体位(アーサナ)があります。 ヨガでは瞑想のために安定した座位を追及するので、その準備として行うアーサナには脚を組むものが多…

三点倒立の過程・キープで起こるパニックとトリグナ・タンマトラ(三性質・五大要素)

ここで三点倒立のことをよく書いていますが、わたしはヨガのクラスにアームバランスや倒立を積極的に取り入れています。 理由はいくつもあるのですが、そのひとつとして「自分がパニックになるときの性質のヒントを得やすい」というのがあります。 他人に言…