2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧
おかえり文庫というのはわたしが勝手にそう呼んでいる、インドにある日本食カフェ・レストラン「OKAERI」の本棚です。 このカフェには旅人たちが置いてゆく本がたくさんあります。 ヨガの聖地といわれるウッタラーカンド州デヘラードゥーン県リシケーシュと…
インドから戻って以来、ほとんど本が読めなくなっています。洗濯物が2時間でバリッバリに乾ききってしまう猛暑のなか毎日過ごすという経験が初めてで、まだ頭が戻らない感じが続いています。熱中症になっていたのかな…。いまは週に1冊ペースで本を読んでいま…
年々、自分の苦労話を不用意に口にしたくないと思うようになっています。経験については同じ立場・職種など特殊な状況を共有する場合に二人きりなら話しますが、苦労話はしないよう心がけています。よく頑張ったねと褒められて気持ちよくなった後にやってく…
目は口ほどに物を言うというけれど、わたしは「耳と肩の距離は口以上に物を言ってしまう。信頼関係ができあがるまでは」と思っているところがあります。 耳と肩の間の空間は、視覚的にかなり「前借りの信用」に有益にはたらく気がして。わたしはさらりとすす…
社会人として外にいるとき、いまわたし、わたしの人生の主役だ。と思えている瞬間はほとんどない。ふとそんなことを思うきっかけがあった。だれかの人生のキャストになろうとしてしまうときの、そのありようについて考えるきっかけがあった。 先日、エーリッ…
兵庫県西宮市で定期開催されている「ゆとりらYOGA」に参加してきました。講師は神戸で一緒に練習やお話をさせていただいている、あけみさん。その活動ぶりをのぞかせてもらうために、クラスに参加してきました。 アーサナ、浄化法、呼吸法、そして瞑想へ わ…
阪急電車の苦楽園口駅近くにある夙川サニーガーデンというビルに、とてもとてもすてきなカレー屋さんがあります。その名も「バガヴァッド」。ずばりです。ずばりすぎる! 店内のあちこちにクリシュナ=聖バガヴァーンが。というカレー屋さんです。青い顔の神…
何度覚えようとしてもなかなか読み方が覚えられず、「ええと、、、たこがわ…みたいな字の・・・」となってしまう「しゅくがわ(夙川)」へ行ってきました。 神戸三宮から阪急電鉄の快速で20分ほど。この電車のチョコレート色、いいですよね。 芦屋と西宮の中…
先日、久しぶりに食事処でお会いした人が、わたしに聞いてみたいことがあるとおっしゃるので、なになに? とお話を伺いました。 内容は端的にいうと「むすっとした顔の人に、つい気持ちが引っ張られてしまう」というお悩みでした。その人は創作ワークショッ…
西へ行ってきました。東京は大雨なのに関西は晴れている不思議な天気の日に飛行機に乗って、ものすごく揺れてドキドキしながら着陸しました。 三宮まで来たら、さらに頭がぐらぐらしちゃうコーディネートを訴求してくるブティックが。 関西に着いたという気…
20代からいままで、頼んでもいないのに講釈をはじめる男性について「男の人はおだてておけばいいのだから、適当に相手をしておけ」と年上の女性からアドバイスを受けることが何度かあった。そのアドバイスもまた講釈であるのだがと思いつつ、内容には異論が…
結論から言うとおすすめの3店舗は7年前と変化がなかったのですが、全体的にお店が増えているのでその傾向とあわせてまた書きます。おすすめの書店は以下です。 Vishnu Pustak ヴィシュヌ書店(ラムジュラ・Swargashram Road) GANGA EMPORIUM ガンガー商店(…
リシケシのラクシュマンジュラというエリアでビギナー向けのアシュタンガ・ヴィンヤサ・ヨガとチャンティングのクラスに参加してきました。特にチャンティングは楽しくて楽しくて、毎日連続で通いました。今週末のど自慢大会に出る人の追い込み特訓か!とい…
この教室は公文式のような佇まいで、ラムジュラのというエリアのジャーマンベーカリーというパン屋さんの向かいにあります。わたしのステイしていた宿から徒歩2分くらい。 この「Aatma Yogashala」と、チョティワラというコスプレの人がいるレストランの並び…
先日ヨガ仲間からいただいた冊子を読んで、考えたことがありました。日本の社会問題のなかでもとくに8050問題のような、現在50歳前後の就職氷河期世代を扱う論調にわたしは少しだけ敏感です。世代的に当事者だからこそ、つい目を逸らしたくなる。わたしはた…
アジア旅行で久しぶりにおなかを壊さずに帰ってきた! と思ったら、今回は皮膚が大変なことになっておりました。ものすごい灼熱で洗濯物がすぐ乾くおそろしい気候なのに加え、わたしが通っていた稽古場では「尻で立つ(V字バランス)」の時間がすこぶる長く…
わたしは本の末尾にある「執筆にあたってお世話になった方々へのメッセージ」の文章をふだんはわりと冷めた気持ちで見てしまうのだけど、この本は例外でした。こういう性質のことを書き上げるのに、どんな人がどんな角度からサポートをしたら成し遂げられる…
好かれる人の存在を、わたしはこんなふうに分析している。好かれる人は「見ている人に負担をかけず安心感を与えてくれる」そういう力を持った状態の人。「負担をかけないこと」と「安心感を与えてくれること」は合わせ技で大きくなって、日々の積み重ねで増…
リシケシではガンジス河の両サイドで日没時にプージャーという儀式があります。毎日行われています。今回の旅では今まで行ったことがなかった、宿や道場のある岸(ガート)とは反対側で行われる儀式を見てきました。いつもは川の反対側から練習後に遠目で見…
聖地といわれ、お店では肉も酒も出てこないリシケシのヨガ練習地域。だけどラムジュラのゲートの向こうには肉も酒もあるのだそう。よく考えたらこれまでのリシケシ滞在は道場の親方の目の届く範囲で行動していて、俗な部分をみることがありませんでした。ヨ…
7年ぶりにリシケシへ行ってみて驚いたことのひとつに、ラクシュマンジュラ(川西・タポヴァン側)の高級化があります。以前は下北沢っぽかったのが、原宿のキャット・ストリートっぽくなっている。これはいわゆるセレクト・ショップというものかね? という…
ふだんの生活の何倍もの頻度で「だまされたのか」という状況認識が起こるインド。それで疲弊するのが定常化すると、体力を温存するために疑うことがベースになってしまう。楽しくない。でも、楽しくなるのはそこからかもしれない。それにしても、ここまでく…
短編「プラクリチ」をきっかけに、幸田露伴ってこういうものを書く人だったんだ…と知り、あまりにもズバリなタイトルのこの短編も読んでみました。インド版「イワンのばか」のようなお話で、主人公である兄弟の名前がリタとアリタ。ひとつの短編の中にふった…
見そびれていた映画をインド往路の飛行機の中で見ることができました。女性の月経がインドでどんなふうに禁忌として見られているかがよくわかる、それでいて重い気分にさせないビジネス物語。生理用ナプキン(パッド)を開発する男性の物語です。構成が本当…
先日、ガンジス河沿いにある小道場について書きましたが、そのあと大道場へも行きました。小道場の様子はこちら。 大道場はクリシュナ・コテージ(KRISHNA COTTAGE) ラムジュラのギーター・アシュラムのあたりを歩いていると、親方の上半身がプリントされた…
インドのリシケシという場所は「ババ」といって、旅行者と友だちのように接したり「チャパティ…」とつぶやいて「それを食べるお金を…」と金銭を求めてくるオレンジ色の服を着た人がいます。いろんなパターンがあります。 今回は若い、まだ30代であろうおしゃ…
リシケシへ行く大きな目的のひとつであるこの店へ、連日通っておりました。遅い時間に行くと売り切れになってしまうインド素材の和定食をいただきに、せっせと通っておりました。 久しぶりに門を開けて(自分であける門になっています) 花々に囲まれた庭の…
リシケシに着いたその日の夕方に、まずここへ行きました。かつて朝晩毎日通ったこの道場が、とりあえず行きやすくて。 10年前はここで、わたしが親方と呼んでいるカマル先生が毎日アシュタンガ・ヴィンヤサ・ヨーガのレッドクラスをされていました。いまはそ…
インターネットを利用していると、検索エンジン側も大変だな…と、たまにそんなことを思います。 こんなことがありました。 わたしは Instagram にカレーの写真をよくアップしているのですが、あるときおいしいチーズナンにピンクの光が重なってしまい、ナン…