うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

追分宿・旧中山道を歩いた(長野県北佐久郡)

小諸から2駅、しなの鉄道に乗って軽井沢寄りに向かい、信濃追分駅で降りて散策をしてきました。駅から1.2キロほど、坂を登って登って宿場町近くの「追分」交差点まで行くと、看板があります。道中は木々に囲まれ、風が吹くと天国。そして日なたは地獄! …

身曾岐神社(みそぎじんじゃ・山梨県北杜市)

森の空気を吸いに出かけてきました。JR小海線の小淵沢駅から3キロくらいのところにある、自然と火と水を祀る神社です。 周囲は完全に森で、神社の前には床を滑るような鳥(セキレイ)がいたり、なかからも鶏の鳴き声が盛んに聞こえました。 御神鳥のみなさま…

JR甲斐小泉駅から小淵沢駅のあいだ(山梨県北杜市)

電車に乗って長野と山梨を往復してきました。小海線(こうみ線)というのに乗ってみたくて。この小海線は、終点の小淵沢駅とその一つ前の甲斐小泉駅の位置関係が不思議なカーブになっています。この二つの駅の中間のあたりを歩いてみたら、まるで植物園の中…

小海線に乗ってきた(長野県小諸市〜山梨県北杜市)

電車に乗ってちんたらするだけの息抜き旅行をしてきました。かねてより気になっていた「こうみ線」という電車に乗ってきました。 一時間に1本か2本、森の中を走って長野県の小諸から山梨県にある小淵沢まで行く電車です。いちばん人がたくさん乗ってきたの…

いなか、の、じけん  夢野久作 著

1927〜1930年に書かれた、地方の事件の物語。ざっくり100年前だけど、その昔っぽさ×田舎っぽさは今でもしっかり懐かしいものとして、まるで子供の頃に見た話のように感じられるものもある。昭和の映画にはこういう雰囲気のものがまだまだあったし、地方移住…

飛ぶ教室 エーリヒ・ケストナー著 池内 紀(翻訳)

ケストナーの本をどれかひとつ手元に置きたいと思い、小さな文庫で出ていたこの本を買いました。前半は社会背景や学校のシステム、登場人物たちの呼ばれかたを理解しながら読むのでそんなにスピードアップしなかったのですが、最後の3章はもう読むのが止めら…

ホルモンの減少は、情緒の泉が少し枯れる感じ

更年期のメンタルについて、わたしなりになにか書きつけていきたいと思っています。思春期のことを思春期の頃には言語化できなかったので、そういうことをしたくて。ここ半年の間に、2年前に綴った四十肩・五十肩日記について「思わずあれを読んだよ」と言わ…

おばさんデイズZ まめ 著

また買ってしまいました。おもしろいのよねぇこれ。今回もお風呂で何度もふきだしてしまい、その自分の笑い声が反響するのがなんとも不思議な感じで、「あ、いま私、笑った・・・」と思うとまたよくわからない感情が湧いてきて、1回笑ったら今日はここまで…

森半チャイの素は冷たいミルクによく溶けてええの

平日もほとんど朝食を摂らないリズムになって、半年ほどが過ぎました。以前はグラノーラやバナナを食べていたのですが、基礎運動量が減ったのでやめました。 でも10時ごろになるとお腹が空いたりして、そんな時はミルクティを飲みます。 いまは猛暑なので「…

雁 森鴎外 著

人間関係のほんの少しの範囲しか書いていないのに、ここまでときめく話があるだろうか。複雑な感情も描いているのに、それが人間の愚かでかわいらしい範囲を絶対に超えてこない。あくまで人間らしいものとして見守る。雁のほかにも鳥が出てきて、わたしには…

スタンフォードのストレスを力に変える教科書 ケリー・マクゴニガル著/神崎朗子(翻訳)

わたしは「ストレス」という言葉をどういう時に使っていいかわからず、それは「忙しい」という言葉も同じで、それぞれ自分のなかで、ストレス=プレッシャーを感じている、忙しい=期限の決まった案件を強く意識している、というふうに置き換えてなんとか理…

パナマ帽・カンカン帽・キャップの内側に不織布マスクを貼ってみた

いよいよ真夏が来てしまいました。帽子の季節です。週末に不織布マスク地をおでこゾーンに貼る作業をしました。日焼け止めや皮脂やファンデーションでうっすら黄色や肌色になってしまう部分に、捨てる前のマスクを貼ることを思いつき、やってみたら通常より…

「深い河」をさぐる 遠藤周作(対談集:本木雅弘、青山圭秀、横尾忠則、W・ジョンストンほか)

小説『深い河』を読んで著者の人柄がとても気になり、この本を読みました。視点も文章もまったく年齢を感じさせなくて、戦争の話も出てくるのに、わたしの苦手な懐古主義の香りが皆無。こんな意識で思考できる70歳になりたいと、精神的指標にしたくなる。そ…

表意文字的コミュニケーションと思考の癖のこと

先日、おひさしぶりに連絡を取り合ったかたが、興味深いエピソードを教えてくれました。少し前にこのブログに書いた映画の話をたまたま知人の方とされたそうで、その映画は10年以上前の、この映画です。 この映画を観て、知人の方がこんな話をしてくださった…

女たちのニューヨーク エリザベス・ギルバート著/那波かおり(翻訳)

どんな多様性の話題も、まだどこかでちゃっかりわきまえているフェミニズムも蹴散らす最強で最高の物語。ものすごくおもしろいので本編の筋に触れないまま、今日は読書中の心の体感温度を振り返って感想を書きます。 後半にジョー・ディマジオの名前が出てき…

山椒大夫 森鴎外 著

えげつない話で驚きながら読みました。そしてラスト数行でぐわっと胸を掴む展開は、なにも反則技を使っていないのにずるいと思うほどうまくて、ひどい話なのにこの物語を好きにさせられてしまう。 元ネタの説教節『さんせう太夫』はもっと恨みの応酬らしく、…

ぷっくり唇で喜んでいたら、むくんでいるだけだった

やっと梅雨の合間の晴れ間が見られるようになってきた。6月終盤から、わたしは朝起きると唇に全くシワがない日が何度かあって、それは結論をいうと「むくみ」だったのだけど、わたしはこれまで足の甲くらいしか自分でむくみを認識できなかったので、間違えて…

高瀬舟 森鴎外 著

その場にいる登場人物は二人だけの短編。森鴎外の小説を読んでみたくなり、読みました。この物語はたまに倫理的葛藤を起こさせる事件があった時に「高瀬舟みたいに〜」と引用されることがあるので、どういう題材を扱った小説なのかまでは知っていました。 読…

センセイの鞄  川上弘美 著

わたしはこれまで、「下心」というものの意味がよくわからずに生きてきました。いまひとつ「努力」との区別がわからない。結果を出したければ知恵を働かせたり工夫をするもの。毎回その境界がいまひとつつかめない。それを「下心」と思うのは、相手の主張を…

大塩平八郎 森鴎外 著

大塩平八郎の乱の密告から最後までを、史実に推測を加えて森鴎外が1914年(大正3年)に発表した文章です。当人と親族や門人、追随した人、そして密告者と追跡者を知ることができる内容で、最後に著者自身がこの文章をまとめた意図を述べています。 慣れるま…

前向きであるとはどういうことか

前向きであるとはどういうことか。それは「サッとやる」ということ。行動直前の躊躇のなかにあるネガティビティを捉まえる、そういう思考の癖に「魔」が潜んでいることを教えてくれたのは、わたしがはじめにヨガを教わった、インドから日本へやってきた先生…

深い河 ディープ・リバー 遠藤周作 著

信じる対象を持っていると、信じる対象を求めているけれど認めたくない人を加虐的な気持ちにさせてしまう。信じる対象を持つ人の矛盾を引っ張り出して可視化して、その偽善性を示したいという気持ちを刺激してしまう。「いじめられるほうにも原因がある」と…

母影(おもかげ) 尾崎世界観 著

自分にはどうやら物質的な欲が少ないみたいだ、ということに気づくには時間がかかります。欲しいかどうかはさておき、いつか欲しくなった時のために得られるようにしておくに越したことはないと考える人が多いのでね。ましてや子どもとなれば、物質的な欲と…

恥ずかしさが虚栄心と自尊心の重さを教えてくれる

先日、SNSで自分が乗り越えたことを報告している知人がいました。中年にもなれば、いろいろあるもの。ウンウン、あるある。と思いつつリアクションができませんでした。立ち直りの話は言葉にできるようになるのに時間がかかるものだし、そもそも立ち直りとい…

少女地獄/瓶詰地獄  夢野久作 著

少し前に「きのこ会議」という短編を読み、衝撃を受けて地獄と名のつくものを読んでみました。 少女地獄 少女地獄というタイトルは一つの物語ではなく共通するテーマのようなもので、中篇小説が3つ収められています。 そのどれもが面白く、少女に振り回され…

セラピスト 最相葉月 著

戦後のカウンセリング史と日本人同士のコミュニケーション特性、そしてここ30年くらいの心の病の流行と社会定義の変化まで振り返ることのできる、内容の濃いドキュメンタリーでした。 なかでも言葉と思考の関係性について話されている部分が興味深く、あとが…

逆さま時間は、腰の痛い瞬間から解放される時間

昨年の11月も書きましたが、これまで腰痛に悩んだことのなかったわたしが、昨年から慢性的にじわっと腰に痛みを感じるようになりました。11月に、このポーズをするとそれがすぐにわかる、という姿勢について書いています。 日常生活もヨガの練習も基本的には…

急いで伝えるほどのことはないけれど、伝えたいことがある

先日、長くブログを読んでくれている人と一年ぶりにメールのやり取りをしたら「勝手に励みにしてて、いつもお世話になっております」と書いてあって、そうそう、だからブログなんだよな……と思いながら読みました。 頻度はもっとたまにでもいいのに、つい毎日…

秘湯・白鳥温泉の上湯で地獄を見てきた(宮崎県えびの市)

宮崎県の秘湯へ行ってきました。この辺りはあちこちで硫黄の匂いがしていて、いつか行った那須高原の地獄っぽい雰囲気を思い出しました。お湯と蒸し風呂があり、蒸し風呂へ行く時の看板が スターどっきりマル秘報告芸能人が金儲けの話に身を乗り出したり、ハ…

白鳥神社(しらとりじんじゃ・宮崎県えびの市)

ここは霧島六社権現のひとつで、性空上人(しょうくうしょうにん)ゆかりの地です。性空上人は、のちに天台宗書写山圓教寺(姫路)を開山されたかたで、その前に霧島で修行をされていたそうです。 書写山は、6年前に登ったことがあります。当時は神戸で宿が…