うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

よろめいても大丈夫、と思える生活のためにヨガをしている

いっしょにヨガをしている人たちと特別こんな話をしたわけではないのですが、最近こういうところに共感してもらえている感じが伝わってきます。 それは、日々の生活のなかで「よろめいても、ヨガでリセットすれば大丈夫」という意識でいること。これはなかな…

夢見るフランス絵画(Bunkamura ザ・ミュージアム 渋谷)

たいへん絵画展らしい絵画展「夢見るフランス絵画 印象派からエコール・ド・パリへ」へ行ってきました。ふだんは仏像や地獄絵ばかり観ているわたしですが、絵画展へ行ってみたらけっこう画家を知っていてびっくり。そりゃそうか。 学生の頃は、この展示のな…

ライフスタイルと行動で見るトリドーシャ

3年前に「トリドーシャをイメージで10本ノックしてみた」というのを書いたら、「ふざけかたが安定している」というお褒めのコメントをいただいたのですが、まじめにも書きます。トリドーシャにはさまざまな観点項目があるのですが、食事で言うと、たとえばわ…

愛欲の精神史2 密教的エロス 山折哲雄 著

まえに紹介した「愛欲の精神史1 性愛のインド」のシリーズです。 この「密教的エロス」では、空海さんを掘り下げています。空海さんて、あのエロス全開の時代の人なんだよねというスタンスを1ミリもずらさずに語り続ける内容がたまりません。 かなり「オレ的…

自転車日記 夏目漱石 著

夏目漱石がイギリス留学中に「自転車に乗ってみないか」といわれ、練習をする物語。いまの感覚でいうとエッセイになるのかな。超短編です。 日本の猫が日本人を観察してときどき自虐する「吾輩は猫である」とはまた別のおもしろさ。英国に行った日本人である…

明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 佐藤尚之 著

2008年に出版された本ですが、コミュニケーション・デザイナーという仕事の考え方を知るだけでもたいへん有益な一冊。 ちょうど最近、ヨガ関連でイベントの告知力について考える機会があって、いまヨガのイベントを告知するならここ! みたいな強力なサイト…

都合よく共感する脳。ある女性と女性の実例(夏目漱石「坊っちゃん」読書会での演習より)

人というのは同じ文章を読んでも共感ポイントが分かれる。脳は勝手なものだから、都合のよい記憶を引き出して紐づける。読書会をすると「おお。その角度、状況からすると、そうか!」ということがたくさん発生して、自分がいかに自分の定めた二元論のなかで…

つくりもの&なにげなこと記録「note」

この「うちこのヨガ日記」も2000記事を超えまして、関連するトピックが記憶で処理できなくなってきました。 このブログはわりとしっかり書きたい場で、日常について書くよりも、本や旅のことを書くほうが好きです。いっぽう、写真も溜まる。 そんなわけで、…

井上円了頌徳碑(新潟県長岡市・越路河川公園隣り)

十日町の帰りに、井上円了先生の石碑があるところへ立ち寄ってみました。 まえに東京・中野区の「哲学堂公園」を紹介しましたが、ここにはカピラ仙(サーンキヤ哲学の祖といわれる)もガウタマ(「ニヤーヤ・スートラ」著者)も奉ってあり、インド哲学を学ぶ…

十日町商店街、本町がおもしろすぎる(新潟県十日町市)

すごいですね十日町。いつの間にこんなにすごいことになってるんですか。 どんだけすごいか、紹介しますよ。冒頭の写真はアパートの写真ですが、もうこんだけすごいと住みたいですよ。十日町。 住みたいと思ったアパートは、申し込みがいきなりアナログ? と…

マヌ法典 渡瀬信之 翻訳

夏から数ヶ月、ゆっくりじっくり読ました。「マヌ法典」はバガヴァッド・ギーターと同時代にまとめられた、マヌの教え。マヌさんが座っているところに偉大なリシたちが質問をしにいくところから第一章がはじまります。 以前紹介した同じ訳者さんの要約版では…

アキレス腱を伸ばして首の後ろを開くポーズ

先日行った池袋の身体均整法・金のたまごセンターで鈴木先生に教えてもらったエクササイズがいつもヨガクラスでやる形とよく似ていたので紹介します。 ウッターナ・パダーサナのカウンターポーズの変形版みたいなかんじです。 打ったとか打ってないとかいう…

久々の身体均整法。右が頑張りすぎて左がボケていた(東京・池袋)

今回は観光案内をかねての池袋。わたしが「なまはげ先生」と呼んでいる関西のヨガ先生が仕事で急に上京し、直前に「会えないか?」とおっしゃる。これは大変。スペシャルな東京タイムをお過ごしいただかねばならぬ。というわけで「うちこトラベル」が総力を…

ヒクソン・グレイシー 無敗の法則

開国以降の日本人の心の歴史を格闘技の変遷とともに紐解き、現代日本人のメンタリティの闇をブラジル人のヒクソン・グレイシーさんが教えてくださるという、なかなか興味深い内容であります。 これはダイヤモンド社だし思いっきりビジネスマン向けの本なのだ…

上機嫌の作法 齋藤孝 著

2005年の本。この本は読み始めの時点で「なにか具体的な苛立ちをきっかけに書かれたのではないか」と感じました。読み進めたら、後のほうにこんなことが書かれていました。 実は私自身は、自分が不機嫌でいたことによる社会的な損害を山ほど被っています。不…

赤谷十二神社・大ケヤキ(新潟県十日町市)

地図上で見て気になったので、「道の駅・瀬替えの郷せんだ」近くにある「赤谷十二神社」へ行ってみました。樹令1200年の大ケヤキがあります。 延暦年間に坂上田村麻呂が東征のおりに植えたと伝えられますが、このあたりは坂上田村麻呂伝説がほかにもあり、そ…

松苧神社(まつおじんじゃ・新潟県十日町市苧島)

十日町の市街地から山のほうへ進むとある松苧神社へ行ってきました。犬伏トンネルの近くです。理由は「なんかありそうな場所だ」と、そんだけ(笑)。 このあたりを流れる渋海川の周辺はとにかく美しく、きらきらしている。冒頭の写真は渋海川です。 ここは…

インド哲学の教室 ― 哲学することの試み 宮元啓一 著

インド六派哲学の「自己」の設定を対話形式の講義録を読むかたち(架空の授業)でまとめられています。 授業は「自己と世界」「ことばと世界」「哲学の目的としての絶対的幸福」の3つですが、最後の章の副題が「人情を超えて」となっており、そのなかの小さ…

日本国宝展(東京国立博物館)

上野でやっている「日本国宝展」を観にいってきました。 平日の雨の日にも関わらず大盛況。金曜日の夜を狙ったほうがいいかも。 いつも注目してしまう音声ガイドは、三択の女王・竹下景子さんでした。 わたしは刀や器の見かたがわからないので、今回は的を絞…

「甘え」と日本人 土居健郎・齋藤孝 著

「甘えの構造」の著者・土居健郎さんが83歳のときに対談したコメントが収められていて、どこまでも頭がクールだなぁ、とゾクゾクする言葉が満載でした。 最後の第六章の対談でこのように語られています。 土居:言葉の構造が主語を言わなくてもわかるように…

TRF EZ DO DANCERCIZE 「BOY MEETS GIRL」下半身集中プログラム

職場のおねいさんが貸してくれたのでやってみたのですが、むずかちー! そして、すごい汗。でも、踊るっていうのはなんとも心が晴れますね。 屈伸とツイストの組み合わせは考えない方が自然に動けたりして、脳にインプットされていく動きを観察するのもおも…

エースと呼ばれる人は何をしているのか 夏まゆみ 著

わたしも夏先生にめっちゃシゴかれたいー! と、そんな気持ちでイッキ読みしてしまいました。プラクティカルかつ集団で動く事もあるダンスの世界って、やっぱりすごい。 「センター」と「エース」の違いを述べた上で、持ち場持ち場で輝く地位を獲得していく…

あぐらをかけるようになりたい

よく受ける質問です。ここでいう「あぐら」は結跏趺坐。両足を組めるようになりたいと。 マリーチ・アーサナBもできるようになりたいし、マツヤ・アーサナも足を組んでやりたいと。いいねいいねぇ。大人になってからやりたいことがあるって、こんなに楽しい…