うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

なりゆきに適応する 。体内の変化と続く出血と、静かな腰痛のこと

今日は更年期ボディの話です。 6月に「これは骨盤周りの緊張からだなぁ」と思う、たいへん地味な腰痛と付き合っていました。15日間連続で出血があり、あと3日続いたら婦人科へ行こうと思っていたところで終わりました。 このブログでここ数年観察を綴ってい…

ストレスとか人生の転機とかキャリアとか

ずっと考えていることがある。 頭を抱えたり引きこもったりして考えるのではなく、日常を回しながら考えていることがある。 じっくり考える、というののやり方がわからない。わたしにはわからない言葉がたくさんある。 「忙しい」という言葉の使いかたも、い…

一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い 篠田桃紅 著

数年前に著者が亡くなられたときに作品を目にする機会が増え、発せられた言葉が気になっていたのですが、まだ本を読んだことがありませんでした。 少し前に映画監督・新藤兼人さんが95歳の時に語った言葉を読み、漠然と共有される「老人」のイメージと現実の…

Webサービスは相手をイメージして自分がワクワクする方法で使っています

少し前に話題になった Meta社の Threads が、音声SNS「Clubhouse」のように過疎化していくのか、どうなのか。それはさておきわたしはここ数週間ほど、 Threads を使っています。 サービス公開からもう二週間以上が経ち、公開一週間後くらいに、フォローした…

人間の複雑さを小説で読むようになってから、少しずつ変化してきたこと

何度か書いてきたことですが、わたしはここ10年くらいで長い小説を読む(読める)ようになりました。 それまでは脳内で推測したり決めつけたりすることを急ぐ、いわゆる「ジャッジメンタル」のはたらきが活発で(せっかちとも言う)、本を読むにしても、選ぶ…

高崎市染料植物園・観音山公園(群馬県高崎市)

今年の春に高崎の染料植物園へ行ってきました。 思いのほか大きな森のような場所で、ゆっくりたくさん歩くことができました。 植物園では写真を撮らなかったのですが、染料になる草花にそれぞれ説明がついていて、ずっと読みながら歩いていました。 植物園で…

洞窟観音 徳明園(群馬県高崎市)

今年の春に高崎の洞窟観音へ行ってきました。 想像以上にユニークな仏様ばかりで、美しい庭園と楽しい洞窟の内部のギャップ、そして戦時中には防空壕として多くの人々を助けたというエピソードに、感情をどこへ持っていけばいいのかわからない。 どこから紹…

ぼくは閃きを味方に生きてきた 横尾忠則/映画「新宿泥棒日記」1969年公開・大島渚監督

スピリチュアルにも色々ありますね。ヨガにハマる人=スピリチュアル、あるいは「スピってる」と小バカにする人がいるけれど、たぶんその境界線は社会の中での自分の居場所の作りかたと連動している。具体的に言葉にした途端に、無駄に誰かを傷つける。 いつ…

2022-2023年末年始のタイ旅行 予算と日取りと移動行動のまとめ

今年のはじめに過ごしたタイ旅行のまとめです。 年末年始の休暇を利用した親子旅行で、バンコク→ピッサヌローク→チェンマイ→バンコクというルートで移動し、過ごしていました。 予算・日程 あとで計算してみたざっくり予算は以下の通りでした。 <ひとりあた…

本「いのちのレッスン」/映画「鬼婆」(1964年)「ふくろう」(2003年) 新藤兼人監督

自分が70代、80代、90代になったときって、いったいどんな精神状態なんだろう。 「こうありたい」と口にする人はいるけれど、そういうんじゃなくて。 わたしは誰にでも言えるようなことを聞きたいわけじゃない。そういうことじゃなくて、今後もこれまでと同…

夏目漱石の『こころ』をなぞる旅をしてみて思ったこと

今年のGWに夏目漱石の『こころ』をなぞる旅をしてきました。 映画と小説でおさらいをして出かけました。 キラキラの海と太陽の下で行われた陰気なマウンティングのありようを全身で感じてきました。 小説はフィクションです。なので、追いかけたところでリア…

小さな記憶 タロイモチップスと小さすぎる帽子とバンコクの川と街

旅行記の最終まとめをしています。半年以上、ずるずる書いていました。 外国へ行くと、これってなんなんだろう? と思うモノ・コトがぽつぽつあって、だいたいそのままにするのだけど、今回は本を読んでみたりして少し調べました。 それでもこぼれ落ちるもの…

いらねえけどありがとう 村井理子 著

立て続けにエッセイが出版されていて、つい読んでしまいます。 身近な題材(日常)ばかりなのに、こういうものに出会いずらくなっています。 この本は4つの章があるうちの「Capter3 私たちは、他者との関わりで揺れ動いてしまう存在である」のなかに感情を動…

消滅を落ち着いて認めることのむずかしさよ

わたしはデジタル・ネイティブの世代ではないけれど、デジタル化の波と共に生きてきてこれからもそれが続く。そういう時代を生きています。 いまはデータ保存を随時クラウドでバックアップしてくれるような状況が増えていて、うっかり消してしまった、みたい…

あれはなんだったのだろう、の謎が解けた「プラ・クルアン」「ワトゥ・モンコン」

旅をしていると、地域の人たちの日常の営みで繰り返し見る光景があります。 その多くは信仰に関わることですが、これはなんだろうと思っていたことが本を読んだらわかりました。 この本の「コラム6」に、これか・・・と思う説明がありました。 それは道端で…

野菜だより 高山なおみ / おいしい副菜 ほりえさちこ  この二人のレシピをヘビロテしている

冷蔵庫を開けると冷えたおかずが1、2品タッパーに常備されている夏の生活は快適。この春から何品作ってみたことか。 先日、わたしが作り置き自炊生活に突入するきっかけをくれた友人から手紙が届きました。高山なおみさんの本に出会ったことで、材料や工程…

モダンヨーガバイブル クリスティーナ・ブラウン著/加野敬子(翻訳)

先日、書店で右の新しい「モダンヨーガバイブル」(書かれたのは2017年)を見つけて、さっそく手にしました。 続編が出ていたなんて、知りませんでした。 わたしはすでに左の「ヨーガ・バイブル」を持っていて、本の感想をブログに書いたのは17年前のことで…

ふたご母戦記 村井理子 著

子育てを経験していないのに子育てエッセイに夢中です。 著者の村井さんは子育てに介護に仕事に大車輪の日常のなかで、つらい現実のなかに見逃せない要素を見つけ出し、それを記憶していらっしゃる。 読んでいると、ときどき奇跡のような演目(?)に出会い…

東南アジア式 「まあいっか」で楽に生きる本 野本響子 著

わたしは東京に住んでいるけれど、心の中では "インドの人から教わったあのマインドを大切に……" という気持ちで暮らしています。 このマインドは文章にするのがすごくむずかしいです。 言葉にしようとした途端に仮想クレームが脳内で何十個も同時に立ち上が…

タイを知るための72章(エリア・スタディーズ30)

年末年始の旅行のまとめを書く余力がないまま、半年が過ぎてしまいました。 前回タイへ行ったあとに、あれはなんだったのだろう? という光景について、この本をちまちま読みながら、同時進行で5ヶ月がかりで旅行記を書いていました。 今回の旅で気になった…