ベルナール・ビュフェ美術館と紅葉狩り（静岡県長泉町クレマチスの丘）

静岡県の三島駅から山の方へ向かうベルナール・ビュフェ美術館へ行ってきました。ちょうど紅葉真っ盛りでした。

このあたりは「クレマチスの丘」というエリアでほかにも彫刻美術館などがあります。つり橋を歩いたりお散歩したり、一度到着してしまえばゆったり過ごすことができます。

おしゃれな森です。

 

ここが、ベルナール・ビュフェ美術館。虫のモチーフのシリーズも描いているので、このような虫が。

ベルナール・ビュフェの作品は「サーカス」「ダンテの神曲」「ドン・キホーテ」のシリーズがとても印象的でした。人間のちょっと狂った感じや、それが加速していつの間にかとことんやっちゃった感じをどんよりとポップに描いています。

ちょうど神曲を読んだばかりだったので、文章で想像したイメージをコミカルなトーンで上書きすることができました。能の物語に出てくる幽霊のイメージを月岡芳年の絵で上書きするような、そんなかんじ。

 

コレクターはスルガ銀行の創始者。先日伊豆の上原美術館へ行きましたが（ここは大正製薬）、都会の国立博物館はどこも人がごった返しているので、個人美術館でゆったり観られる展示じゃないとだんだんきつく感じるようになっています。

 

 

美術館を出た後も、つり橋を渡ったり花を見たりしながら紅葉を楽しみました。

紅葉もすてきでしたが、クレマチスのたくさん咲く春もとてもよさそうです。

 

 

美術館を出たところに立つ像は、井上靖文学館の井上靖像。

 

三島は新幹線に乗ればすぐ行けますが、東京からは近くて遠く感じる場所。あとで静岡市と東京を行き来する人から「青春18きっぷで往復するのがおすすめ」と教えてもらいました。なんか青春だわ。

 

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