美術展・博物展
上野リチ展へ行ってきました。東京駅と有楽町駅の間くらいの場所にある、三菱一号館美術館で開催されています。先月か先々月に「こういうの、好きそうだから」とチラシをくださった方がいて、4月のはじめに久しぶりに会った友人二人とお花見をしたらそれぞれ…
またすてきな展示が始まっている「たばこと塩の博物館」へ出かけてきました。イランの様々な民族によるカラフルな織物を見ることができます。冒頭には一点「これだけは触ってみてもいいですよ」というものもあって、解説を読みながら見ているうちに各民族の…
世田谷文学館で開催されているコレクション展へ行ってきました。企画展をやっていない期間なので、週末でもゆっくりじっくり楽しむことができました。 メインの目的は、ズバリこれ。 宇野千代 富本一枝あて書簡 昭和8年5月2日 宇野千代さんが36歳の時に、東…
三越の広告やカルピスのパッケージ、上野-浅草間で初めて開通した地下鉄の広告など、明治から昭和まで活躍したデザイナー(図案家)をされたかたの展示を見てきました。 杉浦非水 時代をひらくデザイン 愛媛県の松山で生まれ、黒田清輝や藤田嗣治と交流し、…
登呂遺跡の近くにある芹沢銈介美術館へ行ってきました。いまは「芹沢銈介の日本」という展示が開催されています。民芸運動に参加されていたデザイナー・工芸家で、棟方志功と一緒に写っている写真がありました。中にはカラフルですてきな染物がたくさん展示…
なにかの広告で目にしたこの絵の世界に引っぱられ、用賀の世田谷美術館へ出かけてきました。 森の中の美術館です。 中へ入ってみたら、胸をぎゅっと掴まれるようなエピソードとパワフルな絵の連続。すっかり魅せられてしまいました。もともと息子さんが画家…
ここ数ヶ月で森鴎外の小説をいくつか読んだので、千駄木駅近くにある森鴎外記念館へ行ってきました。この近くに住む友人に声をかけて。 一緒に行った友人は『舞姫』『ヰタ・セクスアリス』を昔読んだことがあるようで、森鴎外が若い頃の写真や発言を見ては「…
まるでアジアのジャングルのようなポスターに魅せられて、上野で開催中の植物展へ行ってきました。昨年から部屋の中とベランダに植物が増え、どんどん強くなったり大きくなったり不調を起こしたりしています。鉢分けしても鉢分けしてもどんどん増えたり、根…
明るい気分になりたくて、かねてより気になっていた安西水丸展へ行ってきました。京王線の芦花公園という駅に初めて降りました。駅から5分ほど、サルスベリ(百日紅)がブリブリ咲いている道を歩いて行きました。 サルスベリと夏の空って、いいですよね。わ…
深川に小津安二郎監督の展示があるというので、ちょいと出かけてまいりました。門前仲町駅から歩いて15分くらいのところにある、古石場文化センターの中にあります。「こいしば」ではなく「ふるいしば」と言うそうです。小津監督の帽子、『彼岸花』に出てき…
ミティラー美術館の作品が東京に来ているので観てきました。駅でいうと押上駅、東京スカイツリーのあたりから歩いていける「たばこと塩の博物館」で開催されています。 わたしはインドの公衆トイレの男女の区分を示すような絵、ヨガの説明の絵、壁画など、あ…
伊豆急下田駅周辺は、港やペリーロードへ向かう中間のエリアがとても素敵。 なまこ壁の建物がところどころにあり、お店の看板の書体にも魅力的なものが多く、カタカナっていいなと思うスポットがたくさんありました。 黒地に白の斜め格子の「なまこ壁」の建…
大正・昭和の時代に美しい本の装幀・挿絵・書体をデザインされていた芸術家・小村雪岱の作品展を見てきました。いまは美術館へ行くにも時間制限やチケット購入が面倒に感じてしまい、すっかりアートから遠ざかっていたのですが、ここではそれよりも気軽に見…
美術館も博物館も事前予約制になり足が遠のくなか、とても気になる展示があり表参道駅まで出かけてきました。青山通り沿いにあるスパイラルガーデンの1階で、向田邦子さんの原稿、食器、服、旅のスナップ、徹子の部屋の映像を見ることができます。この展示の…
ちゃーーー。ちゃららららららーーー。ちゃーららー、らーらららららーーー。(ぴーぴろぴろぴ) おおおーれーが いたぁあんーぢゃ およぉめぇにゆけぇぬう わかああっちゃ いるぅうんーだ いもおおおおとよー 寅さんの葛飾柴又へ行ってきました。かねてより…
タイの首都バンコクにある Warehouse30 というアートギャラリーで開催されている「Khaek Pai Krai Ma」を観てきました。チェンマイで活動するインド系タイ人アーティスト Nawin Rawanchaikul(ナウィン・ラワンチャイクン)さんの作品展です。日本でも活動さ…
以前東京の板橋でやっていた展示へ行きそびれたインド・タラブックスの企画展開催を知り、静岡県の三島まで行ってきました。 ベルナール・ビュフェ美術館へ行ったのはこの展示が目当てでした。 この展示は撮影OK。本も入り口近くのコーナーで手に取って観る…
静岡県の三島駅から山の方へ向かうベルナール・ビュフェ美術館へ行ってきました。ちょうど紅葉真っ盛りでした。 このあたりは「クレマチスの丘」というエリアでほかにも彫刻美術館などがあります。つり橋を歩いたりお散歩したり、一度到着してしまえばゆった…
かねてよりずっと行ってみたかった伊豆下田の上原美術館へ行ってきました。9月から平安時代の仏様の展示がはじまっており、終了までに観に行きたくて。(12月9日まで開催中)この美術館は鷲のマークの大正製薬株式会社名誉会長のコレクションを置く美術館で…
先日雑司ヶ谷へ手芸の先生に会いに行った帰りに、ここまで来たしと雑司ヶ谷霊園で 夏目漱石のお墓で手を合わせ、さらにここまで来たしと護国寺へ。そこで中村天風さんの墓へ行ったら、この日はなにやら研修会だったようで、白い上下の練習着のかたがたが声を…
月岡芳年(つきおかよしとし)の作品展へいってきました。歌川国芳に入門して明治時代まで活躍した、おどろおどろしい絵で有名な絵師。 ものすごい数の展示数でしたが、郊外の美術館だったのでゆっくり観ることができました。もっと昔の人だと思っていたのだ…
チラシを見て気になった展示を観にいってきました。ミャオ族(苗族)のことは知らないと思っていたけれど、写真を見て「まるでベトナムのバックハーで見た花モン族のようだな…」という印象を受けており、行って解説を見たら中国のミャオ族が南下してベトナム…
なぜここに、こんなにも多くのインド美術品が! というおどろきの「ミティラー美術館」へ行ってきました。 新潟県十日町市はいろいろとすばらしい町なのですが、少し山へ入るとこんなことになっているの?! びっくりです。 この美術館は「大池」という池のほ…
渋谷駅から文化村へ向かう坂をさらにどんどん上がった先にある、渋谷区松涛美術館で開催中の展示「畠中光享コレクション インドに咲く染と織の華」を観てきました。 こじんまりとした美術館で2フロアを使った展示。さまざまなインドの布が展示されているので…
時代ごとの名品が解説とともに並べられてる展示。 途中から、「秀吉め…」という思いが湧いてくる千利休の辺りでうわーっと気持ちが盛り上がる。 目録の30番「猿図」の猿の背中と頭のまるみの表現に妙に魅せられ、 まるみ がこの展示の見どころなのではないか…
壁画とはいうけど会場は科学博物館。ラスコー壁画は飼い犬を探しに入った子供たちが発見したそうですよ。 人気の展示のようで人がいっぱいでした。 わたしがまず驚いたのは 当時の鹿のデカさ。 これ恐竜か巨大ダチョウじゃないの?! 鹿ってこたぁ、ないでしょ…
想像以上に展示物の中の世界がいろいろ楽しげでした。 まずは鹿。あなたたちほんとにこぞって鹿が好きなのねぇ…という鹿の寵愛っぷりがよいです。 そして寵愛はよいのですが、鹿ってそんなに大きくないよね…、なのにこんな服着て乗っちゃって… という絵は今…
櫟野寺(らくやじ)は滋賀県甲賀市にある天台寺院。滋賀県の中で比叡山の左下の方向にあります。 ここにある20体の仏像はすべて平安時代のもの。全般、「半眼」の奥の目が見えそうな感じがよいです。 メインの「十一面観音菩薩坐像」は装飾も表情もすてきで…
あまりの展示数にメロメロのダリ展。もう京都で観たよ〜って人もいるかな。東京は12月12日まで。 初期の作品から順に進み、ああでもないこうでもないと試行錯誤をしまくった初期のダリの作品がたくさんあるのが良かったです。 その多くの「溜め」があったう…
ヴェネツィアでくくるって、どのような感じなのそれはと思って観に行ってきました。 スタート地点にある「ヴェネツィア鳥瞰図」からいきなりおもしろい! わたしは学生時代にイタリア映画が好きでたくさん観たのだけど、その頃のあこがれの記憶がじわじわと…