以前東京の板橋でやっていた展示へ行きそびれたインド・タラブックスの企画展開催を知り、静岡県の三島まで行ってきました。
ベルナール・ビュフェ美術館へ行ったのはこの展示が目当てでした。
この展示は撮影OK。本も入り口近くのコーナーで手に取って観ることができます。
民俗アートだった
出版社のようでありデザイン集団のようでもあるタラブックスは民族アートを採用しており
ゴンド族のお面もありました。
ゴンド族についてはこの本で知っていました。とてもおもしろい本です。
わたしはこの海の生き物の絵本がとても好きなのですが、これはミティラー画なのだそう。
これもミティラー画。これを見て、記憶が甦りました。
ミティラー画は、新潟県にあるミティラー美術館で観たことがありました。
メッセージ性はあるけれど、楽しくてかわいい
タラブックスの「シータのラーマーヤナ」(写真左)は、日本の大河ドラマでも「篤姫」みたいに女性サイドの視点のものがありますが、まさにそのような描きかたのラーマーヤナ。そういえばインドの古いお話はめちゃくちゃ男社会です。ヨガも昔の書物はそもそも女性がやることをまったく想定していません。
タラブックスが扱う題材や活動にはこのようなメッセージ性がありつつ、でもべつにそれを主として押し出しているわけでもなくて、楽しさがドーンと前面に出てくる。
女性経営者・編集者たちの対談は身内で褒めあってニヤニヤするトーンがちっともなくて、とても派手でどっしりしてる。自分たちの得意なところと課題の認識も冷静。
タラブックスが扱う題材や活動にはこのようなメッセージ性がありつつ、でもべつにそれを主として押し出しているわけでもなくて、楽しさがドーンと前面に出てくる。
女性経営者・編集者たちの対談は身内で褒めあってニヤニヤするトーンがちっともなくて、とても派手でどっしりしてる。自分たちの得意なところと課題の認識も冷静。
引き合いは多いだろうに、こういう美術館をパートナーに選ぶところも含めて、すてきだなと感じました。じゃぶじゃぶ量産してばらまく道を選ばない、大切にコツコツ進めるプロジェクトの展示。思想の展示。併設のショップに魅力的な関連書籍とグッズがたくさん並んでいて、わたしはバンダナを買いました。