東インド旅行記
今年のGWにインドのコルカタへ行ってきました。9泊10日のひとり旅でした。 コルカタは昔はカルカッタと表記されていた東インドの都市で、隣国バングラデシュと国が分かれる前はどちらも「ベンガル」でした。なのでどちらもベンガル語圏です。 むかーしむか…
インドは何度行ってもひとりで行動し続けるのはハードな場所で、頭の緊張を誰かに肩代わりしてもらえると気持ち的にだいぶラクです。 今年の春のコルカタ旅行は現地の人に助けてもらいながら出かけていました。 到着日と翌日夕方までは、旅のしんどさをこっ…
先日書いたルンギの話もそうなのですが、コルカタは赤と青が印象に残る都市です。 ほかのインドの都市でも寺院や神像のクリシュナ・ブルーをよく見るのですが、コルカタはカーリー信仰の赤が多くありつつ、スカイブルーも多くあってカラフルです。 青とグレ…
少し前にコルカタの交通事情について書きましたが、まだ手押しリキシャーと人力車がばんばん走っているこの地域は、古い車両と同じく服装も昔ながらの腰巻(ルンギ)を着た人を多く見かけます。 昔ながらとはいえ、ここはコルカタ。 複雑な文化の織り混ざっ…
サタジット・レイ監督の先祖代々の家がある「Garpar Road」の地図を見ていたら、同じ道に「Paramahansa Yogananda's boyhood home」という表示がありました。 この場所から徒歩20秒くらいの、目と鼻の先の距離です。 ここは『あるヨギの自叙伝』という本に何…
GWにインドのコルカタへ行ってきました。初めてのコルカタです。 行きたい場所がたくさんあるなか、ハイセンスな人々が住んでいた場所を見てみたくて、大好きな映画監督ゆかりの地を訪ねました。 コルカタへ発つ前にサタジット・レイ監督の本を読み、映画を…
今年の春にインドのコルカタを旅してきました。 GW期間中に行って帰ってきたのですが、その間にいろいろな乗り物を利用しました。 メトロも鉄道も利用しやすく、さらにUberのようなスマホ&配車アプリの時代になり、だけどリキシャーもまだまだたくさん走っ…
シャンティニケタンはかつて小さな集落だったボルプールという地域の一部です。 コルカタのハウラー駅からボルプール駅まで特急電車で3時間弱。そこから三輪オートタクシーで15分ほどで到着します。 タゴールの父上が土地を購入し、息子タゴール(詩人)が…
シャンティニケタンの中心にある大学の周辺には学生寮がたくさんあり、その周辺が住宅街になっています。 宿の従業員さんが、自転車を貸してくれたので、サイクリングに出かけました。 大学周辺をとにかく縦横無尽に走り回りました。 ここは女子寮です。すて…
シャンティニケタンにあるヴィシュヴァ・バーラティ大学(Vishwa Bharati University 通称:タゴール国際大学)は多くの偉人を輩出しており、映画監督のサタジット・レイ氏がここで芸術を学んだほか、画家・秋野不矩さんが教鞭をとられていた場所でもあり、…
シャンティニケタンにある博物館と旧住居群へ行ってきました。 道の反対側にはタゴール国際大学があり、このエリアがシャンティニケタンのメインの見どころになります。 Rabindra Bhaban Museum タゴール・ミュージアムというのは通称です。(たぶんインド内…
5月にインドのベンガル地方へ行ってきました。コルカタから特急列車で2時間半くらいのところにあるシャンティニケタンで数日過ごしました。 この季節は水の量が少ない時期でしたが、宿の人が行って帰ってこれるようにオート(三輪タクシー)の人を呼んでく…
コルカタから特急電車で3時間弱の場所にある、シャンティニケタンの旅行記です。 シャンティニケタンはそこがひとつの村のようになっていて、わたしはラルバンド(ラルバンダ)という池の近くにある、パーク・ゲストハウスに泊まりました。 昼間は自転車の…
GWにコルカタから特急電車で3時間弱の場所にある、シャンティニケタンへ行ってきました。 2泊3日の小旅行です。シャンティニケタンはそこがひとつの村のようになっていて、ひとつの理念でその敷地内での暮らしのルールが回っているような、シャンティ(平…
コルカタから郊外へ、二泊三日の小旅行をしました。 シャンティニケタンという、コルカタから北西へ160キロくらいのところにある町で、ハウラー駅から特急列車で3時間弱で行けます。 ニケタン=園、住処という意味で、平和の園といった意味の名称です。 詩…
初めてのインド・ベンガル旅行に、この本を持って行きました。 その作家が活動した場所で作品を読むと贅沢な気持ちになれます。 松山や本郷で夏目漱石の本を読んだり、浅草で江戸川乱歩の本を読んだり、映画の舞台の近くで原作本を読むと、時間と空間を超え…
先日、スワミ・ヴィヴェーカーナンダ像が東京スカイツリーのようにカラフルにライトアップされる ゴルパーク(Golpark)について書きました。 ここはコルカタ市街地の南部・メトロ駅カリガットの東側に位置し、大きな湖があります。周辺は高級住宅街で、北部…
今回のコルカタ旅行はひとり旅でしたが、コルカタ市内で毎日夕方から合流してくれる人がいました。 日本で知り合ったインドのかたのお兄さんで、出発の1週間前にビデオ電話で紹介してもらい、現地でお会いしました。わたしより年長のビジネスマンの男性で、…
今回はたくさんストリート・フードを楽しみました。 現地のかたから美味しいものを教えてもらいました。 コルカタの露店の食事はどれもリーズナブルで、飲み物は20~50ルピー、食べ物は80~120ルピーでいろいろなものが食べられます。 Sip And Drink のラッ…
スワミ・ヴィヴェーカーナンダによって創設され、最期の住まいや生活道具を展示した博物館のあるベルール・マトへ行ってきました。 先日紹介したカーリー寺院の対岸の下流の位置にある僧院です。 日没時間と午前中に、日にちを分けて二度行きました。 祈りの…
長い地名です。でも大丈夫。駅の名前をフルネームで覚えられなくても、切符を買う際に「ダクシ・・・」と言うだけで「はい Dakshineswarね」と通じてしまう駅です。 コルカタの都市の北と南を結ぶブルーラインの、北の主要駅。北のエースです。 わたしが読ん…
コルカタのハウラー駅から鈍行電車で1時間ほどのところにある、元フランス植民地だった街へ行ってきました。 チャンダンナガル(ヒンディ語) チョンドンノゴル(ベンガル語) シャンデルナゴル(フランス語) チャンダンナガール(英語) です。 ややこし…
ここしばらく、GWのインド旅行記を綴っています。動画を Instagram のまとめで見ることができますので、今日はそのご案内です。 Instagramのアカウントをお持ちでないかたはInstagramを使っている人にアクセスしてもらって再生すると、数分の動画を見ること…
市街地北部にあるタゴール・ハウスを見たあとに、この日の仕事を早く終えたアブさん(コルカタ住まいのインドのかた)が合流してくれたので、そこからおすすめされたルートで散策しました。 タゴール・ハウスの隣のブロックにあるマーブルパレスという場所が…
コルカタ中心部の北部にある、タゴールの生家が博物館になっているタゴール・ハウスへ行ってきました。 バイクタクシーを降りて向かいながら、襟足をカット中のおじさまたちの後ろを通りました。 到着しました。どきどき。 ものすごく裕福な家というか、日本…
2024年のGWをインドのコルカタ(旧称カルカッタ)で過ごしてきました。 前半はマザーテレサハウスのある国道1号線近くの宿を拠点にしていました。 コルカタの宿事情は変化が早く、実際に行って決めるのがベター。なので今回の旅はあえて宿名を明記せず、で…
書店の並ぶカレッジ・ストリートのすぐ近くにあるカフェです。 コルカタ出身の人から、ここはぜひ行ってみて! と言われて行きました。 階段がなんとなくAKIRAの世界 ここがお店の入り口です。 2階にあります。 階段の登り口の時点で、固まる サッと広告を…
印象というのは不思議なもので、意識していなくてもふわっと積もって固まって、手に取れる状態になって、それをじっと見ることになる。そういうことがあるみたい。 今年の年始にベトナムのホーチミンでたまたま歩いたブック・ストリートが楽しくて、その印象…
5年前にリシケシから帰ってきた後に、こんなことを書き残していました。 先輩たちの対策を参考に、今回は絶対に日傘を持っていくと決めていました。 行ってみたら、そんなのはコルカタでは当たり前でした。 多くの人が日傘をさしていました。 持ち物あれこ…
コルカタで一番有名な観光地なのでしょう。インド国内から人がたくさん来ていました。 ヴィクトリア記念堂という大理石の記念堂で、中に展示があります。 かつてはここが都だったカルカッタ(=コルカタ)。 このヴィクトリア記念堂が完成した時には首都がデ…