うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

こころの生命力と、理想的な組織の状態

いろいろな場面で感じてきたこと。こういうことを、テレビを見ていても感じたりする。 上にうやうやしく、 横になれなれしく、 下にあたりさわりなく。 人との関わりのなかで、これを知らず知らずのうちに身につけてしまうと、こころの生命力が失われる気が…

実践アーユルヴェーダ(ナチュラルヘルスシリーズ)

京都の読書家ヨギ・くわくまさんから、おさがりのいただきものです。三名のかた(ゴピ・ウォリアー氏、 カレン・サリヴァン氏、ハリッシュ・ヴァルマ氏)の共著です。背表紙に「専門用語を使わない初心者にもわかりやすい解説」とあるとおり、淡々と続くコラ…

神道由来のことばとヨガのこと、ヨガと宗教のこと(質問への回答と補足)

とあるヨガ場で「ヨガにまつわる歴史の話を」といわれて話をしたのですが、会場撤収時間の都合もあり「質問への回答はブログに書くのでどうぞ」としましたので、今日はそのことを書きます。 3件質問・リクエストがあったので回答します。 ひとつめとふたつめ…

ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド(映画)を観てきた

マーティン・スコセッシ監督の「GEORGE HARRISON / LIVING IN THE MATERIAL WORLD」を観て来ました。公開日に行きたいと思った映画は何年ぶりだろうという感じなのですが、なんせ三時間半、休憩を入れて4時間近くの映画なので、休日にやっと行くことができま…

ヨガが上達して性質が濃く出る時期の話

今日はダークサイドに触れる。 ヨガをはじめて、「いいなぁ、続けよう」と思っている頃、だいたいの人は性格が明るくなったりして、周りの人からもそんなふうに言われたりする。心あたりのある人も多いでしょう。 現在のバランスの悪さを素直に認めているか…

「体癖 第二巻」(野口晴哉 著)から、体癖のとらえかた

ここ連日「体癖 第一巻」「体癖 第二巻」を紹介してきましたが、今日は「第二巻」からそのとらえ方について印象に残った部分を紹介します。 「第二巻」を読む前に「第一巻」を読んだほうがよいのは確かなのですが、「体癖はいくつも混ざっている状態の方が多…

体癖 第二巻 野口晴哉 著

昨日の第一巻に続いて、今日は第二巻の紹介です。 この本は、過去の恋愛を思い出しながら読むと面白い。 「どんなに理屈が好きでも最終行動は理屈ではない」 と、はじめのほうで書かれていた。そういうことなのだ。 「わたしはあの頃、なんでこの人に惚れた…

体癖 第一巻 野口晴哉 著

種や型についての各論は、自分なりに別途まとめようと思っています。今日は、それ以外の部分の感想。 2冊あるこの「体癖」の本は技術書ではなく、身体哲学の本です。巻頭には「体重配分計」のことや、こういうものの見かたにいたる経緯が書かれています。そ…

神との対話 ― 宇宙をみつける自分をみつける ニール・ドナルド ウォルシュ 著

楽しく読みました。 こういうのは「質問が愚問であるほど盛り上がる」というのが鉄板のセオリーなんだけど、設定の役割分担が徹底できていて、よいです。後で質問のおさらいがあったりして、ちゃんと読了させようとする流れになっている。ナイス・カリキュラ…

トリドーシャをイメージで10本ノックしてみた

ヨガやアーユルヴェーダを学ぶたびに、サンスクリット語で用意されている性質単語の豊富さに感服する。 目に見えないものをどんどん性質で定義していく。 うだうだと長く説明しなくても、「ああ○○ね」で済む単語の多いこと多いこと。 ヨギ同士の会話だと、こ…

愉気法1 野口晴哉 著

この本には、晩年の愉気についての講義に加えて、巻末に野口先生が34歳の頃に書かれた「愉気法」についての短い文章が載っています。この、巻末がよい。30代の頃に書かれたものだからだろう。研究が楽しくて楽しくてしょうがないという気持ちがあふれ出てい…

人は状況でドーシャも変わる

たわいもない話です。「デジアナ」とあるので地デジ前の写真なのですが、個人的にグッとくる組み合わせなので画面の写真を撮っていました。 古館さんと、徹子ヨギ。 元来おそろしくヴァータ×ヴァータな組み合わせなのだけど、いまの若い人にヴァータな古館さ…

アシュタンガ・ヨーガ 実践と研究 グレゴール・メーレ著(後半)

昨日は立ちポーズまででした。今日はその続きです。 おそろしく言い切りが気持ちよい、「迷わず行けよ。行けばわかるさ」な語調は後半も続きます。今回ここで紹介するにあたり、メモしていた箇所をあらためて読み直したけれど、「実践本は、やらない人を考慮…

アシュタンガ・ヨーガ 実践と研究 グレゴール・メーレ著(前半)

去年インドへ行ったときに持参していたので2年前くらいから手元にある本なのですが、ずっと紹介しそびれていました。日本人以外の人による実践本の紹介は久しぶりです。 この本は、冒頭と各アーサナ解説内にあるコラムがおもしろいです。実践者向けに淡々と…

足音のエレガントさは、強さかな。

『男性は「音」で自分の存在を確認する?』と思っていたのは自分のなかでまだ仮説だったのだけど、「たしかに」という意見があったので、男女あわせて「足音とエレガントさ」について書いてみます。 壇上で起こることを観察すると、これがとてもわかりやすい…

ヨガによる 病気をなおす知恵 沖正弘 著

いま集中的に野口先生の本と亀井進氏の均整体育の本を読んでいます。これと並行して沖先生の本を読むと、読みどころが違ってくる。沖先生の本のパンチは、やはり中村天風先生仕込の「絶対積極」にあるように思います。 今日はおもにその部分を中心に紹介しま…

大股ダンベル・ウォーキング

走るのによい季節なのですが、右足の親指の付け根の内側を痛めているので、最近はダンベル・ウォーキングをしています。 1時間くらい、公園を気ままに歩きます。持っているダンベルは片手に1キロずつ。体重移動のコントロールを観察しながら歩く。 今日の話…

ひらめき、とじめき。

朝と夜のことについての経験談です。 朝に本を読むと、誘発されるものの質が、なんとなくいい。 夜はその逆とまでは思わないけれど、同じ本を読んでいても、ひらけていく感じではない。 だから、夜はなにか誘発されないような行動、もしくは「たまったものを…

コメント機能を凍結することにしました

ブログ開始以来ずっと初期設定(誰でも書き込めて公開できる)のままにしていたこの場のコメント欄ですが、凍結設定をすることにしました。マイペースで、自分らしく書き続けたくて。 どなたにも「自分のせいだろうか」と思っていただくようなことはないので…

身体論集成「3.身体と芸術」 市川浩(中村雄二郎 編)

「1.身の現象学」「2.身体とコスモス」の続きです。これが最後。 ここで出てくる内容は、トリドーシャとか3つのグナみたいな話が多くてすごく面白かった。日本語には視点や状況を分類するために使う単語は、まあそれになりにそろっていると思う。が、性質(…

真宗大谷派 東本願寺(京都)

建築物などの歴史的には西本願寺のほうが見どころが圧倒的に多いのですが、くつろぎ場としてはこっちのほうが居心地がよかったです。ちょいと暑いなぁと思って立ち寄ったつもりが……、いつのまにやらはしご酒♪ のように本や映像ギャラリー、展示をはしご。半…

現代人の身体動作特性を見るときに気にしていること

野口晴哉氏の「体癖」、長谷川光洋氏の「ボディ・メカニック(人体力学)」(=亀井進氏の身体均整法)にある12種類の身体分類を照らし合わせながら学んでいくなかで、自分なりにいまの時代を生きている人を見るときに加味していることがある。 昭和30年代と…

御香宮神社、観音寺(京都・中書島、伏見桃山)

黄桜以外にも見どころいっぱいの中書島シリーズです。 何時間もひとりでぶらぶらと散策したのだけど、まだまだ見どころがあったのに、と思うくらい盛りだくさんの町。 御香宮神社は「御香水」で有名な神社なのですが、7月から取水を禁止していました。なにや…

黄桜記念館、伏見の酒蔵街(京都・中書島、伏見桃山)

ヨーガ禅道院へ通っていた時期に散策した京阪電車の中書島駅と伏見桃山駅、近鉄京都線の桃山御陵駅前周辺の紹介です。 この辺は新撰組・寺田屋事件の寺田屋がある場所なので、観光地としてはそこが一番有名なのかな。伏見の酒蔵街のある場所で、「カッパッパ…