うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

プレハブ一棟、部屋が5個以上ある一軒家。暮らしも世間との関係も、変化はすぐそこに

まえにここに「過去の自分と結婚する感じで」というのを書いたことがあるのですが、先日そのかたが久しぶりに東京のヨガクラスに参加してくださり、いろいろな話を聞かせてくれました。いまは日本の南の地方で暮らしていらっしゃる。 わたしはいつかそこへ行…

五色園(ごしきえん) 愛知県日進市

久しぶりに名古屋へ行ったら、2015年に訪れた「五色園」についてここで紹介した話をいまだにされるので、何度かに分けて書いたものをここにまとめます。 「五色園」は愛知県日進市にある公園で、親鸞聖人とその師である法然さま、親鸞様の教えを引き継ぐ蓮如…

股関節が硬くなりすぎる前に始めたいアグニ・スタンバ・アーサナ

わたしの開催するヨガの練習の場は検索で来る人がほとんどなのですが、「胡坐(あぐら)で座れるようになりたい」という目的で来る人がけっこういらっしゃいます。 これはいろいろな人を見てきた所感なのですが、「股関節の稼働」でいうと、男性は出産できる…

サンカルパの構文

これはわたしが何年もヨガニードラをガイドするなかで考え続けていることです。 ヨガニードラで唱えるサンカルパは、内観が進むほど、より組み立てが主体的になっていきます。 自己に向き合うという段階を踏もうとすると、そのように変わっていきます。 こと…

ジャッジメンタルを抑えるメンタルを育てるのはわたし

先日、わたしよりもちょっぴりヤングなヨガ仲間と話をしていたら、おもしろい言葉をくれました。「ジャッジメンタル」という言葉。 「なにそれ? そんな単語があるの?」と聞き返してみると、それは「批判的な」という意味の英語でした。 その人は「30代、40…

自分を好きになる方法 本谷有希子 著

まじめな女の人が空気を読めない行動を重ね、静かに狂いながら、ちゃっかり自立していく。そういう生きざまは他人をイラつかせる。わたしはそんな感じで他人をイラつかせてきたように思う。だから "この人は何をして暮らしているのだろう?" と思われるくら…

ヒップな生活革命 佐久間裕美子 著

夏に読んだ「ピンヒールははかない」がすごくよかったので、同じ著者のこの本も読んでみました。 あそこで買えば安かったとか損をしたといって不機嫌になっているより、こういう消費の方がメンタルにいい。確実にそう思う。というような事例集。わたしは値段…

これを自己啓発本のように読んでいいのかと疑いつつ、鼓舞もされる自分自身のこと

先日、ことしの東京での読書会を終えました。「バガヴァッド・ギーターをうなりながらタテノリで読む会」をやりました。 読書会は設定に工数がかかるのでそんなに頻繁に開催できないのですが(ゆえに告知もひっそりになってしまうのですが)、いまでは「見つ…

発熱・解毒したいときは、股関節とわきの下に刺激を(ウッティッタ・パールシュヴァコナーサナからのバインド)

発熱したいのに、くすぶったままの身体。そんな感じのときって、ありませんか。溜まってしまう毒がなかなか出ない。 なんとなく風邪をひきそうなのにひけないときや、皮膚からほんのりウィルスっぽいにおいがしているように感じるのだけど、風邪なのか疲労な…

サキャ格言集(再読) サキャパンディタ 著 / 今枝由郎 翻訳

友人に「サキャ格言集」を貸したら、付箋をつけたまま戻してくれました。「付箋を使うなら、そのままにしておいて」とお願いしたのでした。 今日はそんな流れでの再紹介です。この本は以前の感想にも書いたのですが、インド的なものとそうでないものの価値観…

なぜ日本人は世間と寝たがるのか 空気を読む家族 佐藤直樹 著

これも「加害者家族」という本のなかで、著者のお名前が紹介されていた本です。 この本を読んでいるうちに、なんでわたしが「世間」という考えかたに目を向けるようになったのか、ひとつ思い出すことがありました。数年前にインドで参加したインド哲学のディ…

なりひら V.S. くりしゅな

先日、読んだ『「世間」とは何か』という本に、たいへん気になることが書いてありました。 松田修さんというかたの「西鶴・好色の精神史」という本を引きながら、こんなことが紹介されていました。 この点についても松田氏の見解は興味深い。「好色一代男」…

胃にヨガ、腸にジョギング

今日は久しぶりの晴れ。天気予報通り。やっと走れる…。 迷わず早朝から走りに出かけ、あたたかいコーヒーを飲み、そしてやってくるあの方。 あの方とは、やっぱり最高の流れで出会いたい。わたしのなかを、駆け抜けていくあの方。 わたしはここ数日、腸が胃…

「世間」とは何か 阿部謹也 著

夏に「ELLE」という映画を観て、それをきっかけに読んだ「加害者家族」で紹介されていた本です。 わたしは有名人の謝罪会を見て、やりすぎではないかと思うことがあります。聖職者や先生と呼ばれる職業の人の言動をあげつらう報道についても、前後の文脈が少…

練習菌をもらいにいく

先日、ちょっとチャレンジングなヨガクラスに参加してくれた練習仲間が自身のブログに感想を書いてくれて、そのなかに「自らチャレンジしようとする勇気」「色んな人達と一緒に汗かいて練習する時間というのは本当に楽しい」というフレーズがありました。 こ…

不動産管理会社がセルフネグレクト問題の対応をしていた

わたしは集合住宅に住んでいるのですが、同じ建物の中に、自宅のごみをどんどん通路に出してしまっている人がいます。不動産管理会社との攻防は、わたしの記憶では約一年。 管理会社の貼り紙の文章のトーン、貼り紙の位置のプッシュがどんどん強くなっていく…

パッとしない子 辻村深月 著(Kindle Single)

美談ならよかろうと、記憶を書き換えたり解釈の範囲を広げることを無邪気にやる人は多いもの。 これは意識をするきっかけがないと、お年寄りになってもやる人はずっとやる。そういうものじゃないかと思います。テレビの構成を見ていても、それが前提になって…

智泉寺と無人市を歩く(新潟県十日町市)

数年まえに十日町市の商店街の様子をここに書いたことがありますが、先日そちらとは別の方向へ歩いてみました。 なんとなーくいい雰囲気なので 入ってみたのは、智泉寺。 こじんまりとして、とてもさっぱり、きれいな雰囲気。 これでもか〜という感じではな…

鵜川神社の大ケヤキ(新潟県柏崎市)

少し前に柏崎市の「飯塚邸」と十日町市の「ミティラー美術館」を紹介しましたが、今日は「飯塚邸」の近くの鵜川神社にある、樹齢約1000年の欅(けやき)の木を紹介します。 木はぐにょりとした、妖怪みたいな木でした。このあたりは、なんだか妖気というか、…

ネットで「女性」に売る 数字を上げる文章とデザインの基本原則 谷本理恵子 著

わたしはいまはセールス・ライティングはしないのですが、20年前くらいはそういうことをしていて、いまはSEOライティング(検索エンジンに見つけてもらいやすく文章を構成する)をたまにするけれど、そのSEOライティングはいまエモーショナル・ライティング…

暇だから、うつになるのでしょうか

何年も前の話ですが、その人が暇なのかうつなのかも知らないままに、漠然とひとりの女性から「暇だから、うつになるのでしょうか」と問いかけられたことがあります。以前はわたしと似たような業界で仕事をしていて、いまは結婚をしてその仕事はしていないと…

ミティラー美術館・インド美術(新潟県十日町市)

なぜここに、こんなにも多くのインド美術品が! というおどろきの「ミティラー美術館」へ行ってきました。 新潟県十日町市はいろいろとすばらしい町なのですが、少し山へ入るとこんなことになっているの?! びっくりです。 この美術館は「大池」という池のほ…

虫を責めないで。自分も責めないで。

関東はここ数日で夜はヒヤッと冷える感じになって、今週末はそろそろ衣替えをせにゃいかんかなー。うぐぐ。 友人から服が少ないといわれるわたしでも、箱を開けると「おお、こんなのあったな…」と、なかなか出番のない小物がある。あるのですー。それなのに…

月と六ペンス サマセット・モーム 著 / 阿部知二(翻訳)

ご近所にも親戚にも友人にもまったく引け目なく過ごせる安定職についていた夫が、突然仕事と家庭を捨てた。妻は「女の存在」を疑う。 出て行った夫の目的は何なのか。この小説は、探偵のようにちょっと探りを入れてみることを依頼された別の男性の視点で進ん…

酔うと化け物になる父がつらい 菊池真理子 著

この本はここに感想を書くのをやめようかと思ったのだけど、でも世の中にはこの本を読んで嗚咽するわたしのように、主人公と同じ境遇の人がたくさんいるだろうし、ちゃっかり自分だけ読んでよかったと思っているのがもったいないほどすばらしい。なので感想…