うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

女性が怒りを表明する権利の行使とその代償

先日、自分の言葉を持っていなかった女性が突然圧倒的に存在を肯定されチヤホヤされることで調子に乗り、みごとに転落していく物語を読みました。 タゴールの書いた『家と世界』という小説です。 この物語に出てくる女性・ビモラの発言が、あっっっちゃぁぁ…

三点倒立で頭スッキリちゃん

わたしはヨガクラスのなかで、ゆっくり上がっていく三点倒立の練習の時間を大切にしています。 揺れる・揺れないはでその日の調子もわかります。途中のプロセスを涼しい頭で観察することを重視しています。 さて。 わたしのブログは「三点倒立」について検索…

バガヴァッド・ギーターの悪用例

以前バガヴァッド・ギーターを再読した感想をブログにアップしたときに、ヨガのインストラクター養成講座を受けたという人から「ああいう読み方もアリなんですね」とコメントをいただいたことがありました。 アリもナシも、日本人ならこの読み方を同時にする…

コルカタ・ハウラー駅とボルプル駅・シャンティニケタンを特急電車で往復

コルカタから郊外へ、二泊三日の小旅行をしました。 シャンティニケタンという、コルカタから北西へ160キロくらいのところにある町で、ハウラー駅から特急列車で3時間弱で行けます。 ニケタン=園、住処という意味で、平和の園といった意味の名称です。 詩…

訂正する力 東浩紀 著

とても興味深く読みつつ、同時に、これは自分の考えを話せる人向けの内容と感じました。 中高年になっても、まるで子役が子供の役を演じるときのように「意見の出し方のテンプレ」を探す人って、実は少なくなくない。それはこの本で指摘されている “ネガティ…

「部屋とYシャツと私」をやりたいのにやらせてもらえない女性の苦しみ

タイトルの時点で全くわからないヤングは、まずYoutubeで「部屋とYシャツと私」で検索し、その歌を聴いてからカモン。 Are you ready? この曲は1990年のヒット曲です。 当時わたしは地方に住む学生で結婚など1ミリも想像していませんでしたが、「あなたの…

タゴール詩集 山室静(訳)

初めてのインド・ベンガル旅行に、この本を持って行きました。 その作家が活動した場所で作品を読むと贅沢な気持ちになれます。 松山や本郷で夏目漱石の本を読んだり、浅草で江戸川乱歩の本を読んだり、映画の舞台の近くで原作本を読むと、時間と空間を超え…

自由と合理性

インドで考えたこと。 豊かであることは、多いということ。 そのなかで生き残るために他人を騙す人がいるのは数の原理。自由競争。 だからせめて自分の身近なところではネットワークを築いて楽しく過ごそう。 ── という考え方がコネクションを重視する考えに…

ゴルパーク 湖と日本山妙法寺とダクシナパン民芸品マーケットとホテル(コルカタ)

先日、スワミ・ヴィヴェーカーナンダ像が東京スカイツリーのようにカラフルにライトアップされる ゴルパーク(Golpark)について書きました。 ここはコルカタ市街地の南部・メトロ駅カリガットの東側に位置し、大きな湖があります。周辺は高級住宅街で、北部…

RAMAKRISHNA MISSION INSTITUTE OF CULTURE の書店(コルカタ)

今回のコルカタ旅行はひとり旅でしたが、コルカタ市内で毎日夕方から合流してくれる人がいました。 日本で知り合ったインドのかたのお兄さんで、出発の1週間前にビデオ電話で紹介してもらい、現地でお会いしました。わたしより年長のビジネスマンの男性で、…

妻のオンパレード  The cream of the notes 12 森博嗣 著

年に一冊出版されるシリーズもののエッセイです。 自分と親の中間世代の人の視点を聞ける貴重な機会になっています。 100の話が収められているうち、特に81番目にあったジェネレーション・ギャップの話と92番目の “せっかちではなくなった” の話を、こうやっ…

AIはわたしの心をどこまで読み取ってくれるか

先日、心のことを書きました。 わたしはブログでいろんなことを書いていますが、心への取り組みやアーサナの効用について書くのは推敲に時間がかかります。どこかに焦点を定めて書かないといけないのでね・・・。 旅行記は写真も含めて目に見える事実が明確…

頭の中でプレゼンが止まらない現象について

心のことを書きます。 今日書くことはわたしなりの心の観察表現です。ヨガをしているとこういう分解に耐えられるようになっていく、という一例として参考にしてください。 似た観察経験のある人がどのくらいいるかわかりませんが、振り返って書きます。 タイ…

(再々読)インドの光 聖ラーマクリシュナの生涯 田中嫺玉 著

コルカタへ向かう飛行機の中で前半を、帰国してから後半を読みました。 読書というのはタイミングによって視点が変わるもので、今回はこれまで気にしてこなかった、ラーマクリシュナのお母さんの出産年齢が気になりました。第一子を14歳で、第四子を44歳で出…

コルカタの人に教えてもらったストリート・フード

今回はたくさんストリート・フードを楽しみました。 現地のかたから美味しいものを教えてもらいました。 コルカタの露店の食事はどれもリーズナブルで、飲み物は20~50ルピー、食べ物は80~120ルピーでいろいろなものが食べられます。 Sip And Drink のラッ…

ベルル僧院 Belur Math (コルカタ)

スワミ・ヴィヴェーカーナンダによって創設され、最期の住まいや生活道具を展示した博物館のあるベルール・マトへ行ってきました。 先日紹介したカーリー寺院の対岸の下流の位置にある僧院です。 日没時間と午前中に、日にちを分けて二度行きました。 祈りの…

メトロの Dakshineswar駅とカーリー寺院とフーグリー川(コルカタ)

長い地名です。でも大丈夫。駅の名前をフルネームで覚えられなくても、切符を買う際に「ダクシ・・・」と言うだけで「はい Dakshineswarね」と通じてしまう駅です。 コルカタの都市の北と南を結ぶブルーラインの、北の主要駅。北のエースです。 わたしが読ん…

元フランス植民地のチャンダンナガールへ(西ベンガル州 CHANDANNAGAR)

コルカタのハウラー駅から鈍行電車で1時間ほどのところにある、元フランス植民地だった街へ行ってきました。 チャンダンナガル(ヒンディ語) チョンドンノゴル(ベンガル語) シャンデルナゴル(フランス語) チャンダンナガール(英語) です。 ややこし…

旅行動画の見かた Instagramのまとめ機能にアップしています

ここしばらく、GWのインド旅行記を綴っています。動画を Instagram のまとめで見ることができますので、今日はそのご案内です。 Instagramのアカウントをお持ちでないかたはInstagramを使っている人にアクセスしてもらって再生すると、数分の動画を見ること…

もっとアルゴリズムの背後を知れと言われた

ブログでは旅行記を綴っているわたしですが、あれは週末に過去の回想を楽しみながら書いているのでありまして、実生活は世の中こういう感じになっていくのか・・・、とナウな社会の風を感じる日々を過ごしています。 先日はウェブ広告の認定資格テストを受け…

ミッドライフ・クライシスをミッドな仲間と分解した

先日、これまでの人生・これからの人生の中間地点でインパクトのある出来事を乗り越えたばかりの人と話す機会がありました。旅先で知り合った年齢の近い人たちで、それぞれがひとりで生活をしています。この三人で会って話すのは5年ぶり。わたし以外の友人…

マーブルパレスとラーマクリシュナ寺院への路地散策(コルカタ)

市街地北部にあるタゴール・ハウスを見たあとに、この日の仕事を早く終えたアブさん(コルカタ住まいのインドのかた)が合流してくれたので、そこからおすすめされたルートで散策しました。 タゴール・ハウスの隣のブロックにあるマーブルパレスという場所が…

タゴール・ハウス Jorasanko Thakurbari(コルカタ)

コルカタ中心部の北部にある、タゴールの生家が博物館になっているタゴール・ハウスへ行ってきました。 バイクタクシーを降りて向かいながら、襟足をカット中のおじさまたちの後ろを通りました。 到着しました。どきどき。 ものすごく裕福な家というか、日本…