世間は師走だけれど、わたしは今年11月後半が忙しさのピークでした。そこから今週までは少しゆるんでおり、休みの日に一か所ずつこまごまとしたモノを捨てる掃除をしたりして、それでもあまり全体に変化のない部屋で暮らしています。えいやと整理をすると空間は増える。でも、なんだかおしゃれじゃない。
わたしは自分用に使いやすくしたりそぎ落としたりすることはわりとできるのだけど、アクセントをつけるセンスがいまひとつ。ゆえになにぶん、殺風景。こういうのってちょっと危うい展開なのかも…と、わたしはそういう危機感がいつも少しだけあります。
そんなこんなで、先月おしゃれ番長の家にまた行ってきました。着ているものもおしゃれだけど、この人は家がすてき。「散らかりかわいい」ができてしまう。スッキリとした無印良品的な方向ではない、インド方面のカオス的なバランスを運動神経的にちゃっとやる。そういう足し算ができる人。わたしは引き算ならできるのだけど、どうせ引くならはじめからなければいいという考え方をしてしまうところがあって、よく「ノイズ」という言葉を使ってしまいます。でもそれは足し算のセンスに自信がないことの裏返し。
人生を楽しむ秘訣は足し算にあるって、わかってる。わかってるんだー。なので、見て学ぶのです。学んで3日くらいは自分の家でもなんかやろーとか、そいういう気持ちになれるから。
こういうのが、わたしのいう「散らかりかわいい」です。
植物のたくさんある暮らしはすてきです。
黒糖焼酎とつまみを奉納してきました。
帰ってから
今年は大根が安いのでいつも大根を食べています。そんなこんなで、大根を窓辺に置いてみたりしています。葉は伸びたら味噌汁に。いまは窓辺に大根の葉が三つ子のように並んでいます。大根の葉って、めちゃくちゃ伸びるのね。
古本屋で「東京」特集の雑誌を買ってきました。雑誌のある家は「ちらかりかわいい」の意外と重要な要素かなと思って。
わたしの部屋の本棚はヨギーが来ると「選りすぐりの図書館」と言ってくれるのですが、ヨガをしない人が来ると「こんなにたくさん本があるのに読みたいものが何もない」と言われます。なのでこのような雑誌をちりばめておくのです。
お・も・て・な・し、です。大根と雑誌を交互に眺めていただけるお部屋になりました。生活音痴のわたしですが、こうやって少しずつがんばってゆくのです。
(過去ログ)