うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

スピリチュアル・ヨーガ ― からだの中から美しくなる7つの法則 ディーパック・チョプラ/デイヴィッド・サイモン著 和泉裕子・小松美都(翻訳)

これまで名前だけは知っていたけれど著作を読んでいなかった、ディーパック・チョプラ氏のヨーガの本を読みました。8年前にわたしがインドでヨガ漬けの毎日を送っていた頃、同じ道場仲間にアメリカから来ている人がいました。その人は授業のQ&Aでパラマハン…

オーガニック・コットンのデカパンと布ナプキン

数年前から希望しつつもうまく移行できずにいた、布ナプキン主流の生活。 これまで3日に1回は公共交通機関を使う生活だったのでルーティーンに組み込むタイミングがつかめず、入る瞬間がわからない大縄跳びをずーっと見ているような感じでした。こういうとき…

洞察力を高める方向へ向かう人と関わっていきたい

身体を動かしてスカッとして、よく眠れて毎日がアクティブに充実して、なにこれいいじゃな~いという感じでヨガを始めて、以後は範囲も広がりかれこれ15年以上が過ぎています。これまでの観察で自分の変化について思うのは、細胞が6年~7年で入れ替わるとい…

陸軍と性病 花柳病対策と慰安所  藤田昌雄 著

さまざまな統計情報や規律既定の記録、商品パッケージや雑誌広告、写真資料から戦時中の慰安所の様子がわかります。これまで花柳病という言葉すら知らなかったわたしは、公娼制は性病対策から生まれたことをはじめて知りました。 そして慰安施設は「野戦酒保…

ブータンの瘋狂聖 ドゥクパ・クンレー伝 ゲンドゥン・リンチェン(編集)今枝由郎(翻訳)

1455年~1529年にチベットとブータンで活躍したドゥクパ・クンレーという僧侶の遊行・遍歴のお話です。ニョンパ(smnyon pa)と称され、それはチベット・ブータンの仏教においては、「普通の宗教者のレベルを超えた、凡人の常識では計り知れない境地に達した…

植木がもしゃもしゃ増えた

今年はずっと家にいてまじめに水やりをしたり日の当たる角度に鉢を回してみたりして、そうこうしているうちにサンセベリアの鉢に八重歯みたいに新芽が出て、シダと思われるものはアフロヘアかというくらいに生い茂り、よくわからないなりに植え替えをして窓…

迷宮 中村文則 著

他人に対して「終わっている」という表現を使う人は終わっている。←というふうに「終わっている」という表現は使われるほうがいい。そういう世の中であってほしい。他人に対して使われる「痛い」の場合は、その痛みを知っているから使っている可能性があるとい…

ブッダが説いたこと ワールポラ・ラーフラ著 今枝由郎(翻訳)

ふらっと入った古本屋で見つけ、読んでみたらすばらしい内容。この夏いいことあったわぁ、という思い出になりました。もしヨーガから仏教に興味が湧いたなら、まずこの本をすすめたい。ヨーガと原始仏教の混ぜてはいけないところがすごくよくわかるように書…

まとめたい、紐づけたいと欲する心のやっかいさ

先日、友人と話していたら「こういうときにどう考えてるか聞きたいのだけど」と言われて、よくよく聞いてみるとこういうことでした。雑な問いかけにイラッとして攻撃性に火がつきそうになる。もちろん抑制はするけれども、なかなかその火種が消えずにひきず…

去年の冬、きみと別れ 中村文則 著

この物語を読みながら、わたしのなかで「欲望がないから影響されやすい」というのは本当だろうか、という気持ちが何度も行ったり来たりしました。目の前の人に影響され自分の心を支配させてやることで支配欲を満たしている人というのは少なくないし、わたし…

好奇心と徳性

好奇心にも徳性(トリグナ)がある。これはわたしの経験から思うことです。バガヴァッド・ギーターの終盤の17章と18章はちょっと見逃せない節が多くて、「苦行をした=とにかくえらい」でもなければ、「布施をした=とにかく献身的」ともみなされない。判断…

私の消滅  中村文則 著

少し前に読んだ「教団X」がおもしろかったので同じ作家の本を読んでみました。この物語は宮﨑勤元死刑囚の事件の分析が序盤で展開されて、「私」が消滅する感じをイメージする題材のように使われています。この小説の「私の消滅」は自我を滅して悟りに向かう「…

サロメ オスカー・ワイルド著 福田恆存(翻訳)

挿絵と表紙に惹かれて手にして、読み始めたらあまりのおもしろさに一気に読んでしまいました。こんなにも挿絵のイメージとの相乗効果で気分を持っていかれたのは初めて。 解説を読んで、新約聖書の元ネタ(マタイ14.3~1/マルコ6.17~)もあとで読んだけれど…

圧迫面接構成の会話が起こるときのこと

先日、小説の感想を読んだ友人がメールをくれて、久しぶりに話そうということになって話しました。 この友人との会議(雑談を超え始めている)は、わたしのある経験と読書がきっかけでした。 わたしは今年、ひとつ不思議な体験をしていています。少し時間を…

教団X  中村文則 著

最後まで読んだあとに「この態度で書く人、いるんだ…」という静かな感動がありました。この感じはなんだろう。女性の尊厳を認める論調にしれっとすり寄ってくる男性に辟易する気持ちが相殺されるような、そんな感覚。どうもこれは信用できるぞという気持ち。…

「私の個人主義」を再読しながら、昨年の東京大学入学式・祝辞の内容を思い出した

ここ半年で生活ががらりと変わり、いまの自分の物事の見かたは大丈夫だろうか、と思って「私の個人主義」を久しぶり読みました。夏目漱石が大正三年に学習院の生徒に向けて行ったスピーチです。このテキストを久しぶりに読みながら、ふと昨年話題になった上…

日本で2番目に古い商店街・佐竹商店街を歩く(東京都台東区)

都内を歩くときはいつも観光気分で。視点を変えて生きていくステイ・トーキョー・ライフ。今日写真で紹介する、御徒町駅から歩いていけるところにある佐竹商店街は日本で2番目に古い商店街だそうです。ちなみに一番は石川県の金沢にある片町商店街とのこと。…

あがない 倉数茂 著

他人に説明しにくい。抱えているものがわかりにくい感情ばかりで誰とも共有できない。でもそんな状況に悩まなくてもいい。そういうふうに思えるようになったのはいつからだろう。べつにわたしは悟ってはいない。過去の延長線上にある被害妄想に苦しみ、いま…

旧岩崎邸庭園 和洋の建物の中を歩く(上野・不忍池近く)

先日、上野の不忍池で蓮を見たあとに旧岩崎庭園という場所へ行ってみました。東京にいくつもあるジョサイア・コンドル設計の建物のひとつで、建物の内部には規則的な柄を生み出す木のロールなども展示されていて、なるほど壁の模様はこうしていたのねと合点…

長い梅雨の間に、コバエって想念みたいだなと思った

やっと梅雨が明けました。ここ数日は毎朝カラッと晴れているのに、朝起きてすぐに「今日はいけるか、いけるんちゃうか」と洗濯機を回そうとする、そんな判断癖のようなものが抜けない日々を送りました。少し前に、同じくテレワークへ移行したヨガ仲間と話し…

好きなトーンでマッチングが起こると、いい気分の自分に再会できる

数ヶ月前にも書きましたが、音楽をよく聴くようになっています。画面を見るのに疲れちゃって。 今はラジオでかかっていた曲のタイトルを聞き逃しても、ウェブサイトで確認ができる便利な時代。ここしばらくはずっと Leah Kunkel(リア・クンケル)を聴いてい…

HUMAN LOST 太宰治 著

句読点のリズムはメンタルの状態をあらわす。わたしは自分の過去の文章を読んで、おっと大丈夫かと思うことがある。過去の自分を診断する。友人からのメールやショートメッセージにも、そういうものがたまにある。この「HUMAN LOST」の太宰治の文章はかなり…

不忍池の蓮軍団の中で考えた(東京・上野公園)

上野恩賜公園不忍池の蓮を見てきました。いつも読めない部分は「おんしこうえん」と読むそうです。不忍池は「しのばずのいけ」。電車の出口の名前、不忍口(しのばずぐち)で知っていたから読めるけど、忍者ではない一般人はこちらという意味かと思っちゃい…