うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ほぼ日刊イトイ新聞の「おとなの小論文教室。」から

最近調べ物をしてふとこのシリーズに出会った。ものすごく数の多いロング連載で、途中の目次から読んでいる。 山田ズーニーさんの小論文教室。ちょっとユーザーインターフェースがわかりにくいのだけど、下のほうに目次があって、たまたま見つけた記事から読…

12種の体癖を奇数と偶数で現代的に分析してみた

野口整体の体癖は体型でも見分けるポイントがあるのだけど、今日は性格・性癖のほうにフォーカスして書きます。 体癖の話は、正直そこに「勘どころ」や「オタク的な分析スタミナ」や「数学的なサマリー、アベレージ計算力」のようなものがないと、わかりにく…

「硬い」の元素。「収縮残遺」

戦後しばらくたって昭和30年代ごろから、日本ではさまざまな身体論や科学的視点からの研究がさかんに発表されてきました。哲学から身体論へ及んでいくアプローチもあり、追いはじめるときりがないくらいの数の理論があります。そんなフィールドを見つつ、今…

ウィニング 勝利の経営 ジャック・ウェルチ 著

以前、この本の一部を抜き出した「伝説の経営者の本に登場するヨガ青年の話」を書いたきり、本編の紹介をしていませんでした。有名な本なんですよね、これ。 わたしは何を読んでもヨガ本になりがちな変換癖があるのですが、この本は意外なところからヨガの話…

労働芸術の町、盛岡。賢治と啄木と稲造と。

盛岡ではヨガを習ったほか、街歩きもしました。 行ってから思い出した。岩手県は「宮沢賢治」「石川啄木」「新渡戸稲造」ゆかりの地。(賢治は花巻だけどね) 宮沢賢治、新渡戸稲造については過去に書きましたが、 石川啄木も はたらけど はたらけど 猶(な…

日本ヨーガ禅道院(京都・桃山南口)

日本ヨーガ禅道院へ集中的に何度か通ってきました。 ご指導くださった石田道場長、古澤先生、小泉先生、山本先生、木村先生のほか、受付のかた、生徒さんら、みなさん東京モンのうちこをあたたかく受け入れてくださって、「だれか、嫁募集してない?(ここの…

ヨギによるヨギのためのソーシャル・メディア考

今年の夏で、ワールド・ワイド・ウェブが誕生して20年。(参考:TechCrunch Tokyo記事) ブログというメディアがアメリカで最初に大きな注目を集めたのは、2002年(参考:過去日記)とのことなので、10年になる。 「ホームページ+メール」にしてもブログにし…

身体論集成「2.身体とコスモス」 市川浩(中村雄二郎 編)

以前紹介した本の第二章です。曼荼羅や風水、都市空間などを題材に展開。古来の語源の話も出てくる。 この本は3冊に分けたほうがいいのではないかと思うくらい、バイキングみたいに要素が多い。全般ややこしめな本ではあるけれど、「コスモスとカオス」のと…

マイソール京都

京都のヨガ仲間のお誘いで「Mysore京都」でヨガ。 スケジュールと先生の対応表がその頃とは変わっているかもしれず、先生のお名前は失念してしまったのですが、「やさしいヨガ」と「アシュタンガ・レッドクラス」を受講しました。 この教室はとにかく雰囲気…

浄運院(東京/芝公園・大門)

仕事で大門に用事があったときに、打ち合わせよりも少し早く着いてしまったので、コーヒーでも飲もうかなと思ってウロウロしているうちに迷い込んだ。 すぐそばにスターバックスがあって、そこに向かうつもりでふと左に首をまわしたら あら。ちょっとくぐっ…

権威と権力 ― いうことをきかせる原理・きく原理 なだいなだ 著

「不眠症諸君!」同様、話は相談者との対談形式で展開します。この本の対話の相棒は高校生。「クラス委員をやっているのだけど、クラスにぜんぜんまとまりがないのです」というところから始まります。 医師である著者さんは青年相手の口調なのだけど、青年の…

角屋もてなしの文化美術館(京都)

「パリと京都は似ている」と思うことが多い。でもこの場所ではパリと京都が絶対的に違うところを見た。 西本願寺から歩いていける場所にある、「角屋もてなしの文化美術館」。文化財としてはグッとくるものが少なかったのだけど、この存在の説明そのものが京…

背く子 背かれる親 野口晴哉 著

沖先生が共感し尊敬していた人として知ったのが数年前。その頃数冊読んだあと、五木寛之氏が野口先生の教えを何度か引用しているのを見て、いつかまとめて読んでみようと思っていたことを、この夏やってみました。 で・・・。 まんまと恋におちました(三人…

蓮華王院 三十三間堂(京都)

中学生のときの修学旅行が京都・奈良だったのだけど、二条城と新京極と法隆寺しか行った記憶がありません。 インド人の師匠は京都でいちばんすごいと思ったところがここだと言う。「ブッタがあっちもこっちも、ものすごくいっぱいいたネ! ひとつひとつ、せ…

「シェアする」って、だれの動詞?

盛岡のかたの日記を読んで、おもしろいなぁと思いました。 「シェアする」という言い方について。世にも奇妙な「ポジティブ・コーティング」の話。 定性的なことに使うときには、いっけん便利なのだけど、 定量的になった瞬間に、ものすごくリアルなことにな…

言葉の魔術師 ― 百人の名スピーキング・マジシャンのタネと仕掛けを見破る 多湖輝 著

95年の本。たまにこういう時代感あふれるライフハック的な本を読みたくなります。「エモヤンの本をリアルなオヤジとして読んだら楽しかっただろうなぁ」という、ときめき願望か。 女子力速攻ゲットをテーマにしたような本や、スピリチュアルで自分を発見しよ…

身体で考える。内田樹×成瀬雅春(対談集)

ヨガ仲間のチカコさんが貸してくれました。いつも内田樹さんの本を貸してくれる人。合気道×ヨーガという組み合わせですが、どちらもやらない人にも楽しく読めると思う。 内田氏の本を何冊か読んだことがある人には、「成瀬氏を呼んで思いっきり身体論を語り…

自分の発見 ― 絵本で感じる親鸞聖人の教え 四衢亮 著

2007年5月27日に高倉会館(東本願寺)の日曜講演で話された「愚者になりて往生す」という講題がベースになっています。心のプロセスを、「ペツエッティーノの旅」という絵本の内容紹介を通じて展開していく構成。 冒頭に むなしさを感じるのは、本当に自分に…

西本願寺、龍谷ミュージアム「釈尊と親鸞」(京都)

仕事で大阪→京都の移動をしてみたら、新幹線を使わなくても40分くらいなんですね。そんなわけで、駅に近いところはちょっと時間をやりくりすれば立ち寄れてしまう。京都駅周辺には有名な三つのお寺があって、以前東寺を紹介しましたが、その反対側にある西本…

スピリチュアル・ライフのすすめ 樫尾直樹 著

先日紹介した「スピリチュアリティ革命 ― 現代霊性文化と開かれた宗教の可能性」と同著者さんの本です。スピリチュアル本としての基本的な紹介は、TeruSunが書いてくれているので割愛。 「スピリチュアリティ革命」よりもこの本を先に読んだのですが、「廉価…

こころのアンチエイジング

年配の知人たちから学ぶことをリストアップしてみる。 エゴはなくならない。 「ざまあみろ」「言わんこっちゃない」「僕の言ったとおりでしょ」などのフレーズがすんなり出る。 「利用された」ことに対して葛藤することから開放されない。なにか、親切が物理…

おしゃかさま(ひがしほんがんじえほん)

「しんらんさま」「れんにょさま」とはちょっと違う。これは、アートワークがすごくいい。 加藤義明さんという人の絵(きり絵)が、すばらしい。 そして、ブッダの描写のなかでわりとカットされがちなところが、しっかり入っている! まぢかよー。乳粥かよー…

阪急電車 有川浩 著

ヨガ仲間のユッキーが貸してくれました。最近仲間たちが「女子力」とやらの上がる本を貸し借りしたり映画を見たりしている模様で、うちこはこれのお返しに「パーマネント野ばら」を貸したのだけど「よくわからなかった」という感想だった。 ストーリーがとて…

パーマネント野ばら 西原理恵子 著

帯には女性を泣かせる一冊のようなコピーが踊っているのだけど、身近なヨガ友で同世代女子のユッキーとゆきんこは「よくわからなかった……」という感想。ひとつひとつきれいに落としてくれるタイプの話ではないからね。 これは、恋愛をモチーフにした説法漫画…

整体法の基礎 野口晴哉 著

野口氏の本を紹介するのは久しぶりですが、ここ数ヶ月のあいだ、野口整体や神経にはたらきかけるヨガを集中的に学んでいました。この本は初版が昭和52年の本です。 野口氏は沖先生と交流があり、歳も10歳違い。インドから日本へ帰ってきた沖先生にとって、10…

スピリチュアリティ革命 ― 現代霊性文化と開かれた宗教の可能性 樫尾直樹 著

この分野について語るときは、スタンスの明示がないと読み手の方との解釈との相違が発生します。それは普通によくあることなのだけど、とくにオウム以降の日本のヨーガの場面についていまヨーガをしている人が言及するときには、心の中でなにかを丸めている…

盛岡「アーサナで読む自分の癖」「日本人なら知っておきたいヨーガと仏教」

盛岡でヨガをしている人と意気投合し「ちょっと盛岡行きます。せっかくなので一緒にヨガしましょう」ということで先日のヨガ教室へ行ったのですが、意気投合したその方もヨガの場を主宰されている。旅の日程を連絡するうちに、流れで生ブログ的な会合をやる…