高崎から榛名山へ行ってきました。「はるな」と読みます。埼玉県から熊谷、群馬、新潟方面の神社は彫り物が期待できるので行ってみたのでした。
高崎駅から1時間に1本くらいのペースで榛名湖行きのバスが出ているので、それに乗りました。乗っている時間は1時間強くらいで、運賃は1000円くらいでした。
これは途中の停留所のバス会社の駐車場。どうやらわたしはバス旅行が好きみたいで、アジア旅行でもこういう場所へ来るとわくわくします。
到着しました~
この鳥居の下が停留所で
ゆっくりと参道に続く道を歩いて上がります。すぐです。
ついたよ~
紅葉がはじまる頃に行きました。10月中旬でした。
あちこちに仙人が!
ジャカジャーンーン♪ と今にも爆音ライブをはじめそうなサラスヴァティーこと弁財天さま。
ねえ知ってた? 右のおじさん、シヴァ神の化身よ。いやこれマジな話。ウジャーイ呼吸しててそんなおなかになるってこと、あるのかしら…(ひそひそ)
ひとりで脳内ヒソヒソ話をしながら歩いていたら、喋りつかれた! なのに、さらにダメ押しとばかりに攻めてくる。この神社はここからがすごいのでした。
途中から、めちゃくちゃ西遊記っぽい石山なのです。やばい。マチャアキがいそう。(花果山のイメージということです)
双龍門(そうりゅうもん)から先は、国指定重要文化財
埼玉から新潟へかけてのエリアで名工がわんさとしのぎをけずっておった、その中間にある群馬のことです。それなりに期待をしていました。が、期待を大幅に上回る展開がすでにこの門の時点で
においまくりです。すでにほら、もう人がいる。左でガオーってしてるライオンみたいなの、髪めっちゃカールしてるし。
透かし彫りキターーー!!! 公式サイトに「武蔵熊谷宿長谷川源太郎」とありますが、このかたですー
神楽殿の彫刻も豪華!
もう、遠目でもわかりますね。
ぎょろっぎょろの、ぐりっぐりです。
縁起物の生き物があちこちに。こりゃすごい。
この、龍の巻きつきかたのしつこさがたまらない! ええか、ガルーダ・アーサナの足はこのくらいしつっこく、しつっこく巻くのじゃぞ。とわたしのなかのヨガ先生が勝手にティーチングをはじめます。逃げろー。いまはオフなのだー。
側面もやばいですー
小学生の遠足チームが途中で追いついてきたのですが、あのおばちゃん縁の下にあんなに頭突っ込んでのぞいて、なにしてるんじゃろ…という顔をされました。あの子たちのなかの一人でいい、いつか「かぶりつきで見る」という日本語を覚えるときに今日のわたしのことを思い出してくれれば…。と自分にいい聞かせながら鑑賞しました。
彫り物以外にもお楽しみがいっぱい
わたしは神様と彫り物ばかり見ていますが、道中はふつうに観光っぽさもあります。
左の子供たちが、さっきの子供たち。おやつは何円しばりで来てるのかなー。おばちゃんね、お金使い放題なの!
だからね、こんにゃくのおでんを買い食いしちゃうの。大人っていいでしょ。自由で。
みそまんじゅうだって、食べちゃうんだから。ぐふふ。
これは古谷トマトという会社の石碑。トマトは売っていませんでした。
ほかにも
坂にちょこんとある郵便局があまりにもストレートに「定額貯金」をすすめてくるのに驚いたり、ひとりでくすくす笑いのとまらないスポットがたくさんありました。
埼玉から新潟へ向かうルートは石川雲蝶さん・小林源太郎さんにハマってから注目するようになりました。最初は雲蝶さんからでした。
お二人が熊谷方面から新潟へやってきたことを知っていたので、このルート(熊谷~群馬~新潟)はあまりそれを推していなくても有名な神社を見ればぐりぐりした彫り物に出会えるかもと思って公式サイトを見たら、遠目の写真でもわかるくらい、ぐりぐりしてる! そんなこんなでいそいそ、ほいほいと出かけたのでした。ちょっとした追っかけみたいになっています。