うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

西遊記

カピアーサナ=猿アーサナ。カピ=猿=ハヌマーンです

ヨガのアーサナやムドラーの名称は、同じ名前でも練習のルーツやスタイルによって微妙に違っていたり、言い方もたくさんあるもの。 「前に習ったアーサナと名前は同じだけど、ここではこの部分がこういう形なのか」ということはよくあります。 インドの神様…

聖天宮 五千頭の龍が昇る道教寺院へ(埼玉県坂戸市)

3月のはじめに、ずっと行ってみたかった聖天宮(せいてんきゅう)へ行ってきました。いつか行きたいと何年も思っていた場所です。ここは国内最大級の道教寺院で、足を踏み入れる前から脳内でゴダイゴが鳴りやまなくなります。西遊記というのは道教の教えで生…

なぜかずっと好きなものをしつこく分解すると、大切にしたい信条が見つかる

あなたには、子どもの頃からずっと好きなものはありますか?もはやこれは信仰ではないかと思うくらいに気がつくと想起する、目にすると反応せずにはいられない、耳にすればウキッとする、そういうものはありませんか? 40歳を過ぎても好きとなると、そりゃそ…

玄奘三蔵 谷崎潤一郎 著

生きているとこういうことがあるのだから困る。読んでびっくり。内容はなんと玄奘三蔵のガンガー・サイド旅行記。現ウッタル・プラデーシュ州、ウッタラーカンド州で三蔵法師が見たものとは! じゃじゃーん。ヨーギーのクリヤ行法!!! えー。なにその展開。 …

モンキーマインドを日本語で言うなら「手当たりしだい」

先日、美容室にあったHuluで「モンキー・マジック 孫悟空誕生」という映画を半分くらい観たのですが、孫悟空が桃を食べるシーンで「そうそう、これこれ」と思う挙動がありました。わたしが子どもの頃にテレビで観ていた西遊記では、猪八戒も同じような食べ方…

玄奘三蔵にビンタされて「顔をぶたないで!」と言いながら読む「大慈恩寺三蔵法師伝」

今日の画像は先日広島県・宮島で出会った、今回のテーマにぴったりの三蔵法師像です。こわーいよぉ〜。 先月から「玄奘三蔵 ― 西域・インド紀行」を再読していたのですが、この本にはたいへんおもしろいエピソードがあります。 おもしろエピソードまでのあら…

玄奘三蔵 ― 西域・インド紀行 慧立 / 彦そう(げんそう)著、長澤和俊 (翻訳)

ちょっと教典の歴史をおさらいすべく、再読しました。(げんそうの「そう」は、これを半角にしてくっつけて一文字にしたものです⇒「小宗」。りっしんべんに、宗) 初回に読んだときは、「うわ三蔵法師、めちゃくちゃマッチョじゃないか」と、勝手に日本で定…

王爺寺・オンボン寺 Chua Ong Bon(チョロン)

ホーチミンから4番のバス(帰りは1番のバス)で20分くらいの距離のチョロンという中華街があり、そこにある有名なお寺です。 ベトナムへ行くにあたって、なにかわたしなりに気分の上がる観光地はないかと下調べをして見つけた観光地です。 多くの人でにぎわ…

永厳寺 ヴィンギエム寺 Chua Vinh Nghiem(ホーチミン)

ホーチミンでは、ヒンドゥーと仏教のお寺まわりばかりしていました。ほかに趣味がないのでそうなるのですが、友人には「食べるくらいしか趣味がないよりいい」と褒められます。そんなものでしょうか。 ホーチミンでは、「永厳寺」というお寺へ行きました。ま…

ゴダイゴのバンド名の由来が仏教すぎる

鈴木大拙氏の英文を読んでいたら後醍醐天皇「Godaigo」という綴りが何度か出てきて、ゴダイゴを思い出した。 あらためてWikipediaを読んでみたら、おもいっきり由来が後醍醐天皇だった。 (ミッキー)吉野→吉野朝廷→後醍醐天皇 綴りのアレンジは「GO DIE GO…

体癖 第一巻 野口晴哉 著

種や型についての各論は、自分なりに別途まとめようと思っています。今日は、それ以外の部分の感想。 2冊あるこの「体癖」の本は技術書ではなく、身体哲学の本です。巻頭には「体重配分計」のことや、こういうものの見かたにいたる経緯が書かれています。そ…

西遊記 呉承恩(著)/ 松枝茂夫(翻訳)

ヨガ友ユッキーの家の本棚から借りてきました。青い鳥文庫という子供向けのシリーズで、「小学中級から」と裏表紙にありました。なので、ひらがな記述が多いです。先月発熱で寝込んでいたときに読んだのですが、身体がしんどいとき用にこういう本を用意して…

「四」の意味、人間の四タイプ(「BIG ME 大きな自分に出会う」より)

「宮沢賢治 農民芸術概論綱要」「創造力を豊かにするコツ」「行動心理学、分析心理学」に続いて、「BIG ME 大きな自分に出会う」のなかから「西遊記と、四という数字」について書かれていた興味深い部分を切り出して紹介したいと思います。今回が最後です。 …

肉体という制限

以前平岩弓枝さんの西遊記の「上巻」「下巻」の紹介をしましたが、西遊記はわたしの幼少期のアイデンティティに多大なる影響を及ぼしたドラマで、以降日本のもの、海外のものさまざまな映像、本に触れてきました。(画像は部屋に貼ってある古ぅ〜いカレンダ…

お経の意味がよくわかる本

「イラスト図解版 お経の意味がよくわかる本―素朴な疑問が氷解し、仏の世界が見えてくる」という長い名前の本です。同僚のシカちゃんが貸してくれました。いろいろなお経の原文と現代語訳、その解釈が書かれた本です。 有名なお経ばかりですが、どれも特色が…

図解雑学 般若心経

これは図書館で借りました。般若心経に書いてある意味は写経ドリルなどで読んではいたのですが、写経と読誦をはじめてから親近感が増しまして。般若心経にまつわるさまざまな雑学がギュッと詰まった一冊で、各フレーズの流れの解説もあります。 うちこは行き…

西遊記(下) 平岩弓枝 著

上巻に続いて、下巻の感想です。 下巻ではもうずいぶんと弟子たちの徳もあがり、上巻のような「八戒へのいらだち」なく読み進み、あれよあれよという間に読み終えてしまったのですが、読んでいる間、ほんとうに幸せなひとときでした。通勤のバスの中で涙目で…

西遊記(上) 平岩弓枝 著

おととしの秋に書店で買おうと思いつつ、いつの間にか1年以上たってしまいました。 英文の西遊記「Monkey」も含め、これまで何冊もの西遊記および玄奘三蔵の本を読んできました。平岩弓枝さんの本を読むのはこれが初めてなのですが、昔みたNHKのドラマ「御宿…

玄奘三蔵―西域・インド紀行

「西遊記」は日本語でも英語でもさんざん読んだし、ドラマのほうもこれまた日本語でも英語でも軽く台詞をかぶせていえるくらい見たし(3歳くらいのころからの累積でですよ。もちろん、マチャアキ版)、今度は「大唐西域記」を読もうかな、と思って読みました…

薬師寺展(東京国立博物館)へ三蔵法師の肖像画を観に行った

今日はヨガのあと、銀座から上野まで地下鉄で移動して「薬師寺展」を観に行ってきました。大盛況で、あまりじっくり解説を読みながらというわけにはいかなかったのですが、期待以上の出会いもあり、今日は一日ぐったりだったけど、行ってよかったです。この…

最新 ヨーガを始める人のために―図説・からだが語るヨーガまんだら

マントラのCD付で、タイトルは初心者向けのように見えますが、書いてあることはかなりしっかりした内容で、ある程度アーサナを実践したり、インドのヨーガについて興味を持って学んでいる人のほうが楽しく読める内容と思います。というわけで、現時点のわた…

「世界の神々」がよくわかる本 東ゆみこ/造事務所 監修

最近インド関係の本をよく読んでいるのですが、今読んでいる本は『「世界の神々」がよくわかる本』。ギリシャ神話、北欧神話などといっしょにインド神話についても16の神様の逸話が簡潔に紹介されています。シヴァ神やヴィシュヌ神が有名なところですが、「…

ヨガとインドと(マチャアキの)西遊記

香取慎吾の西遊記は初回以降見ずに終わったのですが、わたくしかなり日本人の中ではマチャアキの西遊記には詳しい人といえるかもしれません。画像は、パソコン使い始めのころに、gifアニメのフリーソフト「gifbuilder」というのを使ってみるのに、試しに作っ…