2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧
わりと初期の短編。ストーリーのある小説ではなく、夢日記のようなおはなし。 ここのところ、夏目漱石の表現にハマっています。「印象と潜在記憶をテキスト化する技術」がここまでの人を見たことがない。 王道の名作小説もよいけれど、わたしはこの「夢十夜…
窮屈さと理不尽さをボヤきたおすエンターテインメント小説。昔の話なんだけど、同僚の送別会の飲み会が激しすぎてびっくり(笑)。 タテ社会のあるあるが満載で、東京から来て田舎の人の気質にボヤく坊っちゃん(に代弁させているさまざまなこと)がおもしろ…
「会田誠展 天才でごめんなさい」を観て以来、ついつい気になってしまう芸術家さんのエッセイ。 基本的には作品同様、笑えるエッセイなんだろうけど、淋しさや空しさの表現がかなりいい。 小学校までのお子様の子育てをしている人は、読むといろいろ思うこと…
仕事で MacBook Air を持ち歩くようになったのですが、最近めっきり秋めいて Mac も寒そう。 というわけで、ケースを作りました。なんか、あんまりかわいいのが売ってなくてね。 100円ショップで「ウォッシャブル・フェルト」というのを見つけて、ひらめいた…
「日経パソコン」というパソコン専門誌に「森博嗣のTOOL BOX」というタイトルで2003年から2年間で書かれたコラムをまとめたもの。 わたしのなかで、日本語で不二一元論(アドヴァイタ・ヴェーダーンタ)を語る人としてすぐに思い浮かぶのが森博嗣さんと叶恭…
わたくしただいま、空前の夏目漱石ブームのなかにおります。 理由はいくつもあったのですが、それはいずれ本の感想に書くとして、夏目漱石って千円札以外にどんなイメージがあったっけ。 わたしの印象は学校の教科書で読んだ「こころ」で、「なんでこんなに…
「りぼん派」「なかよし派」の話がにわかに盛り上がっておった頃の話。 わたしは基本的にいろいろテキトウ。なので、いろんな人が修正をしてくれる。 これは、ヨガ仲間のユキコさん、ハルナさんと話がはずんだときのこと。 うちこ:ユーはどっち派? ユキコ…
著者さんの思いの通り、手放せない書としていつも部屋にある一冊。 生と死にまつわる言葉が、美しい写真とともに毎ページ、語りかけてきます。 インドの写真が多くて、「ただ息して生きるだけでいい人たち」というたたずまいの人がたくさん出てきて、「日本…
Googleの広告が、もうええっちゅうくらい「ホワイトボードを買いませんか?」という広告を出してきます。検索ワードで出されています。あとは、居る場所のデータね。インドにいる間は、自分のブログを確認していると「デリーではたらく」なんて気の利いた広…
なにげに伊東屋に立ち寄ったら手帳コーナーに「ヨガ手帳」があり、購入。 ここ数年でいろいろオンライン化され、紙のスケジュール手帳はお仕事モードではなくヨガ中心でよくなったので、ヨガ手帳にしてみました。シックなブラウンをチョイス。 待ち時間に季…
ネタバレしてはいけないのでほとんど感想が書けない(笑)。 とにかく、いままで読んだ本の中でいちばん「びっくりした」本です。 本という媒体を使ってここまでのことができるのか。という、想像を超える本。 著者さんも出版社もほんとすごいわ。 内容はヨ…
ヨギの探偵が事件を解決していく短編集で、この続編となる「しあわせの書」という作品がとても有名らしいです。 「しあわせの書」だけでも楽しめるのですが、せっかくなので前段のこのお話から読んでみました。 ヨギガンジーが本物すぎて、最初の作品から笑…
バスを乗り継いで山頂までやってきました。ここには出羽神社があります。 神社の雰囲気もよかったのですが、ここでは木と儀式が印象に残っています。 境内に入っていく道すがら、すでにすごい。 流れ出したエネルギーが一体化しちゃってる。 生命力が余って…
湯田川温泉でのパワーチャージ後、羽黒山まで行ってみることにしました。 出羽三山という、羽黒山、月山、湯殿山の三つの山の一つで、高野山同様「ザ☆修行」なスポット。 ムード的には、高野山よりもけわしく過酷。高野山は暑さと寒さでしんどい感じなのだけど…
白雉元年(650)の創建といわれる延喜式内由豆佐売神社へ行ってきました。この奥に「古峯神社」「興喜天満宮」が並び、さらに奥が樹木園で、そこを抜けると諏訪神社に出るという、ものすごくパワフルな場所。自然のにおいに酔いそうになるほどでした。 ここ…
温泉街の入り口にある諏訪神社へ行ってみました。 そんなに広くない範囲の中に、神社がいくつもあります。 ここはバスで「あ、温泉街に入ったな」と思ったあたりにあるバス停の近く。 道の反対側の家は、ずいぶん遠くにある。 鳥居をくぐって登っていく。 あ…
たみや旅館の近くにある琴平神社へ行ってみました。 とくになにか目当てがあったわけではなく、散策です。 ここにいると、なんだか昭和の文豪になったような気分。 神社は、この商店の近く。 神社の入り口にある、味わい深い建物。二階の窓がよい。 ここを登…
駅前の観光ガイドのおばさまのおすすめにより、市街地からバスで行ける湯田川温泉エリアで過ごすことにしました。 宿はそのあとスマホで検索して「たみや旅館」というところを予約しました。 この温泉街は斎藤茂吉や種田山頭火、竹久夢二らが逗留した場所だ…
藤沢周平記念館でその文章の美しさに触れ、どっぷりハマりたい気分もありつつまだ読んでいないのですが、作品の中に出てくるお寺を見にいってきました。 龍覚寺は真言宗のお寺で、有名な「蝉しぐれ」という作品の中で「龍興寺」という名前で登場しているそう…
なんとなく行った鶴岡でしたが、駅の横の観光局にあるパンフレットがどれも充実していて、内容が重なるものも見比べるのがおもしろい。窓口の人の説明もとてもわかりやすくて、レンタルサイクルもある。 着いてから見どころの多さに圧倒され、とりあえず自転…
鶴岡は新潟から北へ向かったところにある、海から少し内陸に入ったところにある町。いっけん新潟から近い気がしますが、そもそも新潟が縦に長い県なので、山形まで出るには意外と時間がかかりました。 この町は藤沢周平さん(「たそがれ清兵衛」作者)の出身…
これからしばらく、夏の間に過ごした鶴岡での日々を綴ります。 さしあたってそんなに目的もなく、初日の宿だけ予約して、あとは行き当たりばったりの旅です。 長岡⇒新潟⇒村上⇒鶴岡、というふうに、左に北上。 関西の人にはこのへんの地名はぴんとこないだろ…
設計の細やかさで伸びたクックパッド。この本でその思想の片鱗に触れて、うなりました。 なかでも「説明が必要なサービスは、レベルが低い」の部分には、身の引き締まる気分になる言葉がたくさんありました。 「コメント欄」についての考え方は、このブログ…
プラクティカルなことを言語化するのはすごくむずかしい。でもしてる。すごい。 修業には書き方が二つあって、修業(カルマのほう)と修行(doのほう)があります。武道だと do のほうをとる記述も多く目にしますが、この本ではカルマのほうで統一されていま…
生で会った読者さんによくいわれること。「ちっちゃい」 肩幅が狭いため153センチくらいの印象を受ける人が多いようです(157センチあるぞ!)。わたしはちゃんとした洋服を買うときはやわらかい布でないと、あまった布でロボットみたいになります。胸板はめ…
「世界は、思索する人たちにとっては一つの喜劇であるが、感情にかられる人たちにとっては、一つの悲劇である。」というメッセージからはじまる、なだ校長先生が4人の娘向けに語りかける11回の授業。 目次 校長訓示 調子はずれ音楽教室 指導にならないと言わ…
タイトルが「はたらき方」の本になっているけど、基本的には他のエッセイ同様の語り口でした。 学生向けのメッセージには「なんとやさしい!」と思うフレーズが多く、学生さんはぜひ読んでおいたほうがいい。エネルギーの循環を再認識する上でとても大切なこ…
先日紹介した「天昌寺」の横にとても楽しげな雰囲気の神社があり、登ってみました。 坂を見ると 上りたくなる性分。 なにかありそうだと思ってしまうのです。 ありましたありました。 階段に きのこが! かわいすぎるだろーこれ。 なんと頂上には ハート型の…