うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

桐島、部活やめるってよ(小説と映画) 朝井リョウ 著 / 吉田大八(監督)

映画を観たらひとり強烈な人がいて嫌な気持ちが起こり、確認したくて原作も読みました。その人物は沙奈という名前で、松岡茉優という女優さんが演じていました。この女優さんは精神性の再現職人ね。ああいる、こういう人……と、数々の嫌な印象が思い出されま…

敬語論 / パンパンガール  坂口安吾 著

二つとも短いテキストで、「自分はこう思うぞ。以上!」という文章。 坂口安吾の論を読んでいると、とっくにこの時代に指摘されていたことが今も変わらなかったり、そこは修正されても別の形でその価値観が再生していることがわかります。 敬語論 指摘がまと…

国際郵便マイページサービスで送り状ラベルを作成、郵送してきた

海外への郵便物の発送が、どうやら手書きNGになるそうで、今年2021年からすでにアメリカ宛てのものは全面適用(手書きは受け付けない)になっています。現在は移行期間だけれど、他の国も通関で手書きは後回しになるみたい。 気になったので、試しにやってみ…

おばさんデイズ  まめ 著

いや〜、笑った! 座骨の微振動で椅子がキュウキュウ、軋む音が止まらない。淡々とおばさんの日常が綴られているコミックエッセイなのですが、失敗のリアリティがすごい。わたしか! となる。液体のデザートが入ったパックをベロリンとこぼしちゃう時の折れ…

インド・コスモロジーアート 自然と共生の世界「ミティラー美術館コレクション展」/ たばこと塩の博物館(東京都墨田区)

ミティラー美術館の作品が東京に来ているので観てきました。駅でいうと押上駅、東京スカイツリーのあたりから歩いていける「たばこと塩の博物館」で開催されています。 わたしはインドの公衆トイレの男女の区分を示すような絵、ヨガの説明の絵、壁画など、あ…

働くことの哲学 ラース・スヴェンセン著 小須田健 (翻訳)

「働くこと」についての思索がおもしろく綴られています。わたしは「働くこと」について自分なりの考えがあるのですが、その理由を会社員時代の仕事仲間にうまく説明できません。 東京にいると地下鉄や電車のホームで旧職場の知人とバッタリ会うことがあって…

港町の小路と土藤ギャラリー(静岡県下田市)

伊豆急下田駅周辺は、港やペリーロードへ向かう中間のエリアがとても素敵。 なまこ壁の建物がところどころにあり、お店の看板の書体にも魅力的なものが多く、カタカナっていいなと思うスポットがたくさんありました。 黒地に白の斜め格子の「なまこ壁」の建…

たくましい日蓮さまの了仙寺と、ヤングな空海さまの長楽寺(静岡県下田市・ペリーロード)

下田のペリーロードにはふたつお寺があります。外交上の条約を結んだり異人の休息所の役割を果たしたりしていたそうです。この道とつながっているマイマイ通りにはさらに多くのお寺があります。レトロでおしゃれな雰囲気でスポットが当たりがちですが、なに…

伊豆下田のペリーロードと港を歩いた(静岡県下田市)

伊豆の下田へ行ってきました。下田へ来たのは何度目かですが、港を歩いたのはこれが初めてです。ペリーの黒船がここへやってきたのは1853年とのこと。わたしは幕末の歴史に疎いのですが、気持ちの面ではタイムリーでした。 島崎藤村の「家」の下巻を読むと、…

盗賊のインド史 帝国・国家・無法者(アウトロー) 竹中千春 著

少し前に読んだ「女盗賊プーラン」の社会背景が気になって読みました。著者とプーランの対話が付録に収められています。 資料にはウッタル・プラデーシュ州のカーストの人口構成比の表(1931年の統計)も収められており、プーランの属するカーストが決して下…

本音が聞こえてこない世界で

昨年から世の中が変わって以来、戦時中や戦後すぐの時代の本や映画を観る機会が増えています。生活上の長い抑制状態を以前よりも具体的にイメージできるようになり、当時のセリフを身近に感じやすくなっています。 だいたい、ヨガクラスの開催告知が闇米を売…

彼岸花(Equinox Flower / 映画)

この映画はいろんなことに置き換えてみることができて、じわっと考えることが多いのがよいです。説得というのは外圧でできるものではなくて、相手の中に諦めがついて、やっと納得に変わっていく。そういう心の普遍的な題材をコメディで観せてくれる。 それに…

(再読)自分を好きになる方法 本谷有希子 著

久しぶりにかつてのヨガスクール仲間と会ったら、この小説を読んだそうで、しんどかったけど読んでよかったという話をしてくれました。その熱さについていきたい気持ちが起こり、わたしも3年半ぶりに再読しました。もう手元になかったので買って読みました。…

8年ぶりにブックマークを整理したら、多くのブログが放置の状態だった

映画を観るようになったので、以前使っていたPCをメンテナンスして再び使い始めています。その作業中に、8年ぶりにブラウザのブックマークを開いてみたら、かつて読んでいたり気になったブログが10件くらいありました。 なんだか引っ越し前の荷物整理のよう…

隠されたロータス(Hidden Lotus)で気分を穏やかに

ヨガのアーサナ(ポーズ)ではあぐらの状態を蓮の花の形に見立ててロータス、パドマ、カマラなどと言いますが、ロータスは英語。パドマとカマラはサンスクリット。 カマラ・ハリス副大統領の名前の由来としてあらためて知った方もいるかもしれません。 ヨガ…

狂人日記 / 狂女 / ある自殺者の手記 / 墓  ギ・ド・モーパッサン著 秋田滋(訳)

友人がモーパッサンの短編を読んだというので、わたしも久しぶりに4つ、お風呂タイムに読みました。4年前にたまたまタイトルが気になって読んだ「脂肪のかたまり」に衝撃を受けて以来モーパッサンが好きで、その後もいくつか短編を読んだ時期がありました。 …

小早川家の秋(映画)

こばやかわではなく、こはやがわと読みます。変換しても出てこないわ! そう、この家はややこしいのです。いろいろ確認したいことがたくさんあって3回観ました。2時間弱の映画にいつもの嫁入り要素のほか、代々続く家の継承、大旦那の女遊び、若い娘の外国人…

わたしにとってのサイコロジカル・セーフティ

世界の流れが変わって一年になりますね。このブログでも何度か書いてきましたが、わたしは昨年の2月から転職活動をはじめ、その後も何度か試されていると感じることがありました。 生活の見直し課題も強制的に降ってきました。あらゆる関係性に変化が起きま…

曳舟たから通りと十間橋通り、キラキラ橘商店街を歩いた(東京都墨田区)

わたしは東京の中で住んでみたい場所が何ヶ所かあって、神田や本所吾妻橋、少し前は早稲田や旧品川宿のあたりに住んでみたいと思っていました。 昨年からほとんど東京にいるようになって、なんとなく歩きながらふと住みたいと思う場所を多く見つけています。…

文章の話 里見弴 著

古本屋でたまたま見つけて買って読んだのですが、これは永久保存版のヨガ本と思う内容でした。わたしはヨガクラスの冒頭でたまに「意識」の話をするのですが、ベースはインド人の先生による英語での授業。まだまだ自分の中でうまく日本語に落とし込めていな…

小石川植物園で梅と初春の花を見てきた(東京都文京区)

文京区にある小石川植物園へ行ってきました。正式名称は東京大学大学院理学系研究科附属植物園というのだそうで、全部の木に名前の札が付いています。毎月行きたくなるような楽しさでした。いまは梅の季節なので、ピクニックに来ている人もいました。 ここは…

視点や発言の背景まで捉えられるようになりたくて

昨年からあまりバスや電車に乗らなくなったので、読む本が変わってきました。夜に用事がなくなったので、ときどき映画も観るようになっています。わたしは通勤がいいなと思うのは、毎日なんとなく世の中の動きを観察できることで、これがないと一部で起こっ…

家(上)  島崎藤村 著

下巻も含めて一度通して読み終えたのですが、いくつも確認しながら読みたくなるほどおもしろくて再読しました。人物相関マップを書き、そこに関係性やエピソードを添え、もう一度上巻を読み終えました。長編なのにこんなにすぐ再読したくなった本は初めてで…

早春(Early Spring / 映画)

1956年の映画で白黒です。二つのよくある問題が綱のように太く編んであり、どうにもうまいことひとつの物語にするもんですね。みんなふつうの人なのに、名言がいくつもありました。 恋愛沙汰にフォーカスすれば下世話だし、倦怠期の夫婦の状態に視点を移せば…

西福寺(世田谷区赤堤)

先日世田谷区の羽根木公園へ梅を見に行ってきたのですが、その前に赤堤通り沿いにある西福寺へ入ってみました。 こちらは赤い山門。もう一つ入り口があります。 こちらです。植物に囲まれています。 梅と柑橘。乾燥した空気の景色はタイムスリップ感がありま…

不織布と長母音

先日久しぶりに友人と話していたら、マスク警察の話になりました。不織布でない布やウレタンのマスクをしている人が注意されるらしいのだけど、わたしは遭ったことがありません。そのほかにも、マスクのマナー講座として「職場で柄物のマスクは失礼」と説く…