うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

イラストレーター安西水丸展 / 世田谷文学館(東京都世田谷区)

明るい気分になりたくて、かねてより気になっていた安西水丸展へ行ってきました。
京王線芦花公園という駅に初めて降りました。
駅から5分ほど、サルスベリ百日紅)がブリブリ咲いている道を歩いて行きました。

 

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サルスベリと夏の空って、いいですよね。
わたしは花の中でサルスベリが一番好きで、見るだけで気分が上がります。
このパッション・ピンクも赤ぽいピンクも白も好きです。散っても色あせず、幹がミリタリー調で、名前がダジャレ(猿も滑るほどツルツルの樹皮だから)。こんな素晴らしい存在ってある?
ぜひあなたも、サルスベリ教に入信してください。

 

 

安西水丸

本や雑誌は既視感だらけ。おじさんたちがワクワクしていた時代のムードが炸裂していて、ポスターの内容も広告もとにかく景気の良さを感じます。

 

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絵本の空間ではお子様連れのみなさんが楽しそうにしていました。

 

 

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展示の中で、アメリカン・フォーク・アートの魅力やそこから受けた影響について語られている部分がとても興味深く、印象に残りました。(写真の右のブース)
わたしはインドのフォーク・アートが好きなのですが、記録でもなくメッセージでもなく、ただ生活をみっちみちに敷き詰めたような絵の力って、なんなんでしょう。

 

 

ライブラリー ほんとわ

ここには雑誌「暮らしの手帖」の昔のものがたくさん置いてあります。
自分が生まれた頃の年代(ということは50年くらい前ってことです)の暮らしの手帖を見て、自分の親はこういう家電にワクワクしていたのかな、とか、もうこの頃から「ヘルニアになる若者が増えている」って書いてある! とか、「コンタクトレンズは危険か」なんてもう説明されてる! とか、わたしの中のA子とB子のおしゃべりが止まらなくなりました。
作家別のコーナーでは「林芙美子」の棚の前であれこれ読みました。

 

 

駅の反対側は旧甲州街道

せっかくなので、駅の反対側へ向かって歩いてみました。
甲州街道に出たので、左へ進んでみました。

 

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山本農機・山本善水商店付近のここは、地域風景資産になっているそうです。
いつからか今いる場所の近くに「旧○○街道」というのをGoogleマップで見かけると、歩いてみるようになりました。
スマートフォンがわたしに与えた変化の中でも、これはけっこう大きいかもしれません。

 

 

世田谷文学館 雑誌が好きな人にもおすすめです