とてもすてきな空間で導入のビデオもおもしろく、淡谷のり子先生と一緒に写っているファッショナブルでかっこいい竹久夢二さんの姿にいきなりハートを撃ち抜かれました。
まー、お洒落だこと! それにしてもこの時代の人って、誰に ”先生” ってつけていいかわからないですね。
このレタリングで誘ってきます。
中には絵画・生活美術・商業美術・挿絵・著書・装丁・楽譜と、さまざまな作品があるなか、わたしはセノオ楽譜の絵(レコード・ジャケット)の絵とレタリングがとても印象に残っています。あとは、商業美術。
ご本人は生活美術や民藝のような方向へ行きたがっていたようだけど、時代が、社会が、夢二先生に商業デザインを求めてた。
どうにも素敵なんだから、そりゃ仕事がどかすか来ちゃうよねと思うくらい、どれもすばらしく、どんだけエネルギーがあったんだという充実っぷり。
とんでもなく多作だなと思って見ていると、51歳で亡くなっちゃってる。働きすぎじゃないの。
40代の頃に二度ほど仕事の方向転換をしようとしているけれど、時代が彼を離さない。離さなかったのだろうなぁ。体がしんどいのに海外にまで行かされていたみたい。
写真OKなスペースは時代のインテリア展示
この記念館は夢二さんが使用されていた家具のほか、写真OKなスペースにその時代のインテリアが展示されていました。
この時代のお人形って、めっちゃ怖いですよね。
夢の空間でございましたわよー。
エレベーターもお手洗いも、凝りに凝った内装。
ハイキングのあとにそのまま入ってみたのですが、お洒落して出直したくなるほど素敵な記念館でした。
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