三越の広告やカルピスのパッケージ、上野-浅草間で初めて開通した地下鉄の広告など、明治から昭和まで活躍したデザイナー(図案家)をされたかたの展示を見てきました。
杉浦非水 時代をひらくデザイン
愛媛県の松山で生まれ、黒田清輝や藤田嗣治と交流し、モダンなデザインをどんどんこなして、長生きされたかたなので、生涯の作品を追っていくことで、そこに反映されている時代の勢いが感じられ、デザインと近代史がそのままリンクします。
貧しい時代の日本の広告にある表現(とにかく貯蓄をせよとすすめる)や、子どもを「子宝」として、成長を記録していくアルバムのデザイン、与謝野晶子やモーパッサンの本のデザインのほか、多くの「その時代のモノ」が並んでいました。
スケッチも多くあり、特に植物のスケッチは美しく、山の中を歩いているときに植物に目を奪われるのと同じ感覚になりました。
▼次の日曜までです(来年は西アジア遊牧民の染織展ですってー!)
そこから歩いて、亀戸天神の菊まつりへ
菊まつりのシーズンなので、たばこと塩の博物館から亀戸のほうへ歩きました。
だいたい1.5キロの距離です。
気分的に惹かれた小さな菊の写真しか撮りませんでしたが、現地にはドーンと立派な菊が並んでいます。
船橋屋の豆くず餅
そんなに並ばずに入れる時間だったので、前から気になっていた船橋屋へ入りました。
豆くず餅にしました。豆の塩気が絶妙で黒蜜も濃く、豆の味の美味しさの印象が強く残りました。
わたしは老舗に気後れしがちなのですが、たまには入ってみるものですね。