晩夏から台風が連続でやってきた、あるどしゃ降りの日に、今日ならゆっくり観れるんじゃないか! と、デイヴィッド・ホックニー展へ行ってきました。
イギリス、アメリカ、フランス、それぞれ住んでいた場所とカラー、作風に違いがあって、90メートルの四季の絵「ノルマンディーの12ヶ月」はあまりにおもしろく、少し早歩きで歩いて自転車でゆっくり走るようなイメージで見ました。
あっちからこっち、こっちからあっちへと、往路・復路の両方を早歩きで楽しみました。
自然の中でとても気持ちの良い空気に包まれるとき、街で刺激を受けるとき、そこにカメラを向けても「だけどこの感じって、写真には残らないんだよな・・・」といつも思います。
それにチャレンジされています。
立ち止まってみると、それぞれが鮮やかな自然。これがずーっと、90メートル続きます。
ひとつの自然の場所を観ているのだけど、少しずつ季節が変わっていく。それを映像で表現された空間もあって、とにかく視覚への挑戦っぷりがすごい。
大きな一枚絵もたくさんありました。
会場は3階と1階に分かれていて、1階は撮影OKなフロアになっています。
3階には人物画もたくさんあり、ブルーノ・マーズなど今の著名人も描かれていました。
同じチケットで観ることができる「MOTコレクション展」のなかにも数点、デイヴィッド・ホックニーの人物画があって、鏡に向かって髪をといているアンという女性の絵がなんとも可愛らしくて素敵でした。
行ってよかった。こりゃ特別です。全身で浴びる感じ。
90メートルといったら、ちょっと足腰鍛えてから行こうというレベルです。
早歩きで観たくなる絵画に出会ったのが初めてで、なんともいえない新感覚でした。
迷っているかたがいたら、迷わずあなたの背中を押します。
行ってよかった。(来ている人の半分は外国のかたでした)
ここは、すぐ近くにナンディニ清澄白河店があるのもいいんですよね・・・。
ここはマサラ・ドーサに塗るチェットニー、シナモンがボコーンと入ったベジタブル・ビリヤニなど、どれも美味しいです。
展示とあわせて、両方おすすめです。