登呂遺跡の近くにある芹沢銈介美術館へ行ってきました。いまは「芹沢銈介の日本」という展示が開催されています。
民芸運動に参加されていたデザイナー・工芸家で、棟方志功と一緒に写っている写真がありました。
中にはカラフルですてきな染物がたくさん展示されていて、建物も美しく、わたしは文字のシリーズや蓑をモチーフにした作品に特に惹かれ、目が釘付けになりました。
セルバンテスのドン・キホーテを和の騎士で描いた作品もユニークで、これはポスターやパンフレットのモチーフになっていました。
映像や説明を読んで、「図案家」というのはこういうことかと、聞いたことのない仕事を初めて作品とともに観て、ひと目で納得しました。
ここが入り口で
ここが、出口を出たところ。
外には金木犀の木がたくさん植えられていて、香りいっぱいの癒しの空間でした。
内装もすてきです。とても気持ちのよい時間を過ごすことができました。
芹沢銈介の家(日曜・祝日公開)
すぐ近くに、蒲田から移設された邸宅もあります。これが、まあどうにもすてきで。
芹沢銈介さんは、「ぼくの家は、農夫のように平凡で、農夫のように健康です。」と語っていたそうです。
二階建ての建物です。
電灯はフィンランド製だそうです。
スペインの机とイギリスの椅子。このデスクワーク空間、たまりません。
土間にはお面がありました。
邸宅は日曜・祝日のみ公開です。
この美術館は同じエリアに登呂遺跡もあり、古代人気分も味わえます。