うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

セタブン大コレクション展 パート2/ 世田谷文学館(東京都世田谷区)

世田谷文学館で開催されているコレクション展へ行ってきました。

以前パート1を観に行った、こちらの続編です。

 

 

死ぬほど暑いなか行きました。道中のサルスベリが美しい芦花公園駅です。

 

パート2では柳生悦子さんの衣装デザイン画のおしゃれさと、井上ひさし氏の手書き文字の異様なかわいさが強く印象に残りました。

衣装デザイン画と一緒に、それを着た美空ひばりさんの写真も見ることができます。もちろん、雪村いづみさん・江利チエミさんとセットで。みんな超絶カワイイ。

この時代の、歌う女優さんは笑顔が明るいのがいいのよねぇ。あたくしたち、スタァですから!って感じで。

 

 

わたしが井上ひさし氏のポップでかわいい手紙を見ながら、「この字は、字だけで好きになっちゃいそうだよね。奥さんを殴りながら文章を書いて、こんなにやさしい感じでファンレターへの返事も書いてたんだね……」と一緒にいた友人に言ったら、「そのあと米原万里さんの妹(再婚相手)は、どう対応したんだろうね」と。

そういえば、ここへ一緒に行った友人は米原万里さんのファンだったのでした。

こういう場所へ友人と一緒に中年になってから来ると、それぞれがこれまでに読んだり観たりしてきたものを確認できて楽しいです。

 

 

ポスターがズラーっと並んでいるところに『翔んだカップル薬師丸ひろ子×鶴見辰吾版)』があって、それを見た友人が「なんか、わたしがリアルタイムで知っているものが歴史の扱いになってる・・・」と言っていて「そりゃあ、そうだわよ!」と笑ったのも楽しかったなぁ。

 

野菊の墓』のポスター(百恵ちゃんバージョン)の前で立ち尽くす友人に、「これが聖子ちゃんだったら、あなたもう完全にガックリきてるでしょ」と言ったら静かにうなずいていて、スレスレのところで精神を持ち直したようでした。

(どんなスレスレだ・・・)

 

 

今回も楽しみにしていた「ムットーニのからくり人形」は、『眠り』という作品の鏡の映り込みの仕組みがどうにも気になっちゃって、ちょっとー、これ、分解して教えてーーー! と、後ろ髪を引かれながら帰ってきました。