まるで両脚を薪のように重ねるアグニスタンバーサナ。この体位をクラスの序盤に入れるのは珍しいといわれたりするのですが、わたしはあえてこのポーズで呼吸をしながら表情筋をゆるめる、というのをハタ・ヨーガのクラスの準備運動に入れています。
薪というのは、クラスでは「森で与作が切って積んでるやつ」などと言っていますが、よくよく考えるともうヤングは与作を知らないのよね…。なんか言いかた考えなくちゃ。
これのことですー。
暖炉にくべたり五右衛門風呂の下に入れたりする木が積んであるイメージでやると、身体内でもリアリティが増します。ヨガはセルフ・リアライゼーションだから。
へいへいほぉ~♪ へいへいほぉ~♪ の、小さい「ぉ」のときにもサブちゃんのビブラートはいつも安定していて、強い「へ」はもちろんおなかから出ていて、北島三郎ってやっぱすげーんだな!と思う、あの与作です。
サンスクリットの意味も含めてまじめに説明すると
「アグニ=火 スタンバ=支える」⇒ 薪
⇒ 木こり ⇒ 与作 です。
このアーサナのやりかた自体は、以前書きましたので以下をご覧ください。
はじめは誰だって痛いのっ!(実況)
これは、ほんとうに薪のように組むとかなり以下の部位に刺激を感じます。
- 上になっている脚のヒザの外側
- 上になっている脚の外の付け根(大腿骨周辺)
ここにゆーっくり、日々刺激を与えていくことであぐらも組みやすくなっていきます。以下のことを、座ってやる状態。
なので、まあ痛いんですはじめは。この痛ぁ~い感じは、表情筋も素直に動かしながら味わうものです。このように。
どっちが、組みやすいかなぁ・・・。うーん、こっちは、痛いなぁ。
(脚はゆっくり、ていねいに組みましょう)
ん。こっちのほうが、上のひざが浮かなくて組みやすいな。先生の言うとおり、呼吸をして待つことにしよう。
うん。先生も「痛いでしょう。痛いんですよ」と言うとる。
(先生:いかがですか?)んー、わたしは、大丈夫ですぅ。
なんか、いろんな毛穴が開いてきてるんだけど!!! んーでもポーカーフェイス…
とか言ってられなくなってきたー
なんかよくわからん汗が出てきてますせんせー
(先生:そうなんですよ~。なだめるように、そーっと、呼吸をしましょう~)
(先生)あらーモリタさん、いい~お顔。ずいぶん恍惚の表情じゃないですか。いいゆるみですよぉ~。呼吸して~。
もー。ちょっと目を離した隙に意識が別のとこにいっちゃったのかと思って、先生びっくりしちゃった!
とまあこんなふうに、ポーカーフェイスにも限界がありますから、すなおにやりましょう。人間、すなおがいちばんです。このアーサナは表情筋や頭皮の中の神経もいっしょにゆるめていくと、より柔軟化が早いですよ♪
少しずつ、おもしろくなってゆくから。
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