うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

三点倒立ができない理由のいちばんよくあること

ヨガの三点倒立はそんなに柔軟性もいらないし、物理的には難しいポーズではありません
なぜ難しいと感じるのかというと、五感と認識をつなぐ機能リレーの順番が変わるからで・・・という話を、9月に書きました。

 

なので、ほとんどの人は、三点倒立ができるはず。わたしはそう思っています。
その前提で、今日は「三点倒立ができる人の中で起こっている、身体の理解」について書きます。
これは文字や絵を通して理解するよりも自分の身体感覚で知るほうが、発見した時にうれしい内容です。なのでいま練習中のかたは、この先を読むかどうかご自身で判断してください。
すでに三点倒立が安定している人は、答え合わせのように楽しめるかと思います。

 


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(閉じたかな?)

 

 


では書きますね。

 

ほぼすべての人が、初めの頃に途中から肘を開こうとする

三点倒立にチャレンジする時、ほとんどの人が、途中から肘を開いていきます。
これが完成を遠ざけてしまう最初のポイントで、正三角形が二等辺三角形になれば不安定になるのはあたりまえ。

これは運動神経・バランス感覚・腹筋背筋の力以前の、算数の問題です。

 

で、正三角形を意識するにあたって、そこを崩さないために重要なポイントがあります。

肘の骨の形を認識しておくことです。今日はここからが本題です。

 

 

肘を物理的に理解する


ちょっと、こうしてみてもらえますか?

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よくある、肩回しの準備運動の形です。

 


でね、

その状態で、肘を見てください。

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見た?
ちょっと、肘を上に状あげた態でも見てみてください。

覗き込むようにして、よーく観察してみてください。

 

 

指を組んだ三点倒立では、肘の内側を使います

指を組んで床に三角形になるように手と肘を置くときに、意識する正三角形のポイントはここです。

赤い矢印のところです。

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この内側の骨(山)が、お腹を引いて体位を逆編へ導いていく、腹筋の働きと連動します。

逆さまになろうとして手をセットすると、漠然と外側の骨のほうがエッジが効くような気がしてしまうのですが、実際には内側の骨と脇を締める力がエッジになります。

わたしはずっとスキーをしていたので「エッジ」というのがしっくりくるのですが、他の言い方ではなんというのかな……つっぱり棒の先みたいな感じですかね。

 

 

残りの一点「頭頂」も正しく理解しましょう

頭頂部の理解のしかたは簡単です。
鏡の前で、顔をまっすぐにした状態で、頭の上に何か四角いものを乗せてバランスするところです。

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人は状況によって「頭頂」を勝手に変える

先ほど「鏡の前で、顔をまっすぐにした状態で」と書きました。
ここがとても重要です。
少し顎を引いた状態で四角いものを乗せてバランスする時は、頭頂部の認識を勝手に少し後ろにずらす。認識をそのように変えています。
少し上を向いた状態でも同様で、四角いものをおでこ寄りの位置に乗せてバランスする時は、頭頂部の認識を勝手に前にずらす。
「そういうことを人間はするのだ」ということだけ理解しておきましょう。

 

なんで? と思うかもしれませんが、それはいま、まだ頭を床につけていないから。
安定したところにいる状態だから、鏡を見て混乱せずにいられているだけです。
頭を床につけて視覚が逆転すると、そうも言っていられなくなる人が爆増します。
認識の回路は、どうやらそういうふうにできているみたいなんです。

なんかね、認識を書き換えちゃうんですよね。

 

もう一度言うと、
重要なのは、逆さまになっても

 


 顎を引いたり出したりしないところでバランスする

 


という前提を崩さないことです。

実際のヨガクラスでわたしが横や背部で "ささやき女将" をするときは、「首を長い状態でキープして」と言ったりします。

 

 

あとは腹筋・背筋との合わせ技

これまでに書いた二つの認識ポイントと、他に必要になるのは腹筋力・背筋力です。
背中の筋肉が硬いと、頸部の力でエイっと浮こうとする人が多いのですが、ヨガの三点倒立は他のポーズで柔軟性を高めてから行うので、頸部の力は最小限にとどめ「ふわ」と浮いていきます。

 

▼その瞬間の要点はこちら

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三点倒立は、肩こりの原因発見のチャンス

右のほうに赤い文字で書きましたが、手の指で頑張っちゃう人(=肩にも力が入る)は、かなりいます。
ほかにも、歯を食いしばっちゃう人(=首にも力が入る)がいて、いろんな癖が出る瞬間です。
わたしはいつも、ここで肩こりの種類も分類できるよなぁ……と思っています。手に力が入るタイプの「腕寄りの肩こり」と、「頭寄りの首こり」をざっくり肩こりと言ってるタイプ。
肩関節の周りって、こるほど肉はつかないから、いつも「肩こり」って変な言いかただよな〜と思っているのです。


━━ あらやだ! 脱線しちゃった。

 

 

最後にもう一度、前提の補足

今日の話は、「バランス力が目的の人は、肘を空に向けて直角にした、手のひらをつける三点倒立をすればよいでしょう」という前提で書いています。(器械体操や体育の授業で見るタイプの倒立ね)
ヨガのこの三点倒立の場合は、「ふわ」のところに、認識の条件付けをひっくり返されても冷静でいられるメンタルを培う要素が多分にあると思っています。
なので効果は身体を強くするというよりも、どちらかというとボケ防止。頭の中へのアプローチです。

 

わたしは、ヨガって頭をよくしてくれるよな……とか、インド人てなんでこんなに頭いいこと思いついたの! と、そこへの興味で15年以上ハマり続けています。
今日の話が好きな人は、きっとこういう話も好きです。

 

▼おまけ

 

 

 

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