ヨガのアーサナ(ポーズ)ではあぐらの状態を蓮の花の形に見立ててロータス、パドマ、カマラなどと言いますが、ロータスは英語。パドマとカマラはサンスクリット。
カマラ・ハリス副大統領の名前の由来としてあらためて知った方もいるかもしれません。
ヨガのアーサナには脚があぐらの状態のものがたくさんありますが、今日は単体でじっくりやることの少ない、「隠されたロータス」を紹介します。
わたしが習ってきたハタ・ヨーガでは蜘蛛のポーズという名称で教わったものがこれと似ています(ベンガル語で蜘蛛をMakarasa というので、マカラサーサナとかモコルサーサナと言います)。これについては後日紹介したいと思います。
「隠されたロータス」という名称は「Ayurveda / A Practical Guide Dr.Vasant Lad」のなかにありました。ピッタの乱れを整えるアーサナとして紹介されていました。
元が英文ですが、胃が荒れたときや肝機能のトラブル、怒りや嫌悪感のメンタルの問題に適切なアーサナとして紹介されていました。
さて。胃のトラブルの王様といえば夏目漱石。(←わたしが決めた)
夏目漱石のようになってしまったときや、「坊つちゃん」になってしまったとき、大人の中二病的マインドに陥ったら、とっとと蓮を隠しましょう。そんなふうに覚えておくとよいかもしれません。
あぐらがかけないという方は、今日の話題はスルーして、まずはこちらからどうぞ。
ロータスの隠し方 わたしの場合
さて。隠すといっても、いろいろありますね。上から何かで覆ったり、穴に埋めたり、ほっぺたに詰め込んだり、パンツの中に隠したり……。
この場合は、下向きに伏せて隠します。わたしの場合は、こんな感じでやっています。
パドマーサナを組んで
ぃーよっこらしょーいっと膝立ちになります。
(つい声が出ますよ! ご一緒にどうぞ!)
そこから、肘を身体に寄せながら、ゆっくり腹ばいに近づいていきます。
蓮をべちゃっと潰さないようにていねいにいくイメージで。
足首と股関節の様子を感覚で見ながら(目線は前を見て)ゆっくりいきます。
手の位置はお好みで。股関節のところは少し浮いています。
「Ayurveda / A Practical Guide Dr.Vasant Lad」の写真は背面から撮られていて、手は下の状態のように背中でゆるく組まれていました。わたしは上の状態のように肘から下をベローンと垂らしておくと、くつろげます。
あとは、魔法のようにピッタが鎮まるのを待ちましょう。
この文章のタイトルを書きながら「隠す」と「穏やか」の漢字が似ていることに気がつきました。今まで気にしたことがありませんでした。
激質を隠せば穏やかになる
視覚で韻を踏んでみたくなりました。
表音文字世界に住むインド人は音で韻を踏みますが、表意文字世界で踏むとこんな感じねー。
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それはさておき、スッキリしたいかたもどうぞ。楽しく一緒に練習しましょう。
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