うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

ヨガのポーズ

三点倒立ができると、腰と腹でも考えられるようになる。そして頭は休まる

まえに「倒立は大規模な人事異動のようなもの。膝下部門には引っ込んでてもらって!」というのを書きましたが、今回は少し頭にフォーカスして書きます。 三点倒立は、自転車の乗り方を習得するようにコツをつかんで乗れたら再現性が高いまま着実にいける人も…

朝イチの膝の裏はバッキバキ。立位前屈(ウッターナ・アーサナ)

わたしはスーリヤ・ナマスカーラ(太陽礼拝)をパン生地に喩えることがあるのですが、粉に水を加えて何度もグニュリ、グニュリとやっていくような、そういう過程が好きです。 朝起きぬけのわたしは、ガッチガチ。特に、膝の裏。そこに水を加えるように呼吸を…

前屈の前に、身体の外側の力を抜こう(パーダーングシュタ・アーサナとパーダ・ハスタ・アーサナ)

あたたかくなって、身体が開きやすくなってきましたね。今日は立位前屈について少し書きます。 ヨガのクラスでポーズの名前をサンスクリット語で言う場合の「パーダーングシュタ・アーサナ」はパーダーングシュタが足の親指、「パーダ・ハスタ」は足と手とい…

楽園の鳥のポーズ(Bird of paradise)

今年はトリの年だというので、鳥の話からいきましょうか。 これは2016年の前半からハタ・ヨーガのクラスで構成に入れていたのですが、先日の新年稽古でまた復活させました。 昨年、練習に来てくれた人から「あれはなんというポーズですか」と聞かれ、「無理…

倒立は大規模な人事異動のようなもの。膝下部門には引っ込んでてもらって!

先日ヨガのクラスでした説明がおもしろかったそうなので、テキスト化します。 その日はビジネスマンが多く時期も時期だったので、倒立のときに起こるフィジカルのパニック(=メンタルブロックでもある)のしくみを「人事異動」に喩えて話しました。 倒立は…

強さから生まれるエレガントなディテール

わたしはヨガクラスのときにできるだけデモンストレーションの時間をとるようにしていて、 そのときに 「どうぞ、じろじろ見てください」 と言います。 「触らなければ、どんだけ近づいてもいいですよ」 というと安心するようで、みなさん、離れてじろじろ見…

仮説のある人が上達する、という仮説

ここ数年いろいろな人を見ていて思うのですが、ヨガは経験年数や回数よりも「毎回仮説を立てるような感覚を持っているか」が上達に太くかかわっているみたい。 やっぱり! という感覚が、なにかを確かなものにつないでいく。 わたしの好きなフレーズに、松坂…

後屈クラスのリクエストにこたえられない理由

たまに「後屈にフォーカスしたクラスをやってください」と言われることがあるのですが、これはまだ自分のなかにあるさまざまな「点」が「線」としてつながっておらず、中途半端なシナリオしか描けていない状況です。 そんな理由から、ゴメンナサイm(._.*)mし…

手首足首、ひじひざ連動ダンスであぐらを組む「瞬間」にアプローチ

まえに「あぐらをかけるようになりたい」「蒔前屈」というのを書いたら、あぐらをかくのに足首がひっかからなくて組めないという人が多いことがわかり、今年からアプローチを増やしています。 前にも書いたとおり、足を組むというのは「足首」「膝」「股関節…

ハンドスタンドを、ロープと板を使ってやってみた

先日ロープを使ったぶらさがり顔マネ体験を紹介しましたが、これに板を加えるだけで、直立ハンドスタンドができてしまう。 やってみると、なるほど! 自力でバランスするときは、ここを意識するのだなというヒントがいっぱいでした。 太もものところに そん…

トリコーナ・アーサナの過程を、ロープを使って観察してみた

どこのヨガ教室でもだいたいやる、定番中の定番トリコーナーサナ(三角のポーズ)。 おなかで上半身を支える力がつくまでの間は、どうしても身体を預けるほうの足を突っ張ろうとしたり、呼吸が止まってしまいますね。 身体を預けるほうの膝の裏(=ふくらは…

パスチモッターナアーサナ(前屈)で、ずり落ちてみた

名古屋でロープウォール・ヨガというのをやってきました。そのときのハイジっぷりは、まえに体験談として書きました。 そのほかにも、このスタジオの先生に「おおお、こうくるか」と、おもしろいアプローチをたくさん教えてもらったのですが、まずは前屈。 …

スタンディング・スプリットの2点ロック

長くサンスクリット語でいうとウルドヴァ・プラサリータ・エカ・パダ・アーサナ(ウルドヴァ=仰向き、プラサリータ=広がる、エカ=1、パダ=脚)。これについて以下の質問をいただいたので、語っていいですか。語らせて〜。っていうか、図解したい。 【Q】…

ハッパーサナ(股間に葉っぱのポーズから腕を上げる)

これは身体に左右差が大きく出がちなときのおすすめ事項。 ハタ・ヨーガの太陽礼拝のシークエンスは、バンザーイというかんじで両手を肩幅に伸ばしてあげていくのですが、わたしは身体の左右差が大きいので、特に夜は軌道がうねりやすい。アシュタンガ・ヴィ…

アキレス腱を伸ばして首の後ろを開くポーズ

先日行った池袋の身体均整法・金のたまごセンターで鈴木先生に教えてもらったエクササイズがいつもヨガクラスでやる形とよく似ていたので紹介します。 ウッターナ・パダーサナのカウンターポーズの変形版みたいなかんじです。 打ったとか打ってないとかいう…

あぐらをかけるようになりたい

よく受ける質問です。ここでいう「あぐら」は結跏趺坐。両足を組めるようになりたいと。 マリーチ・アーサナBもできるようになりたいし、マツヤ・アーサナも足を組んでやりたいと。いいねいいねぇ。大人になってからやりたいことがあるって、こんなに楽しい…

薪前屈(アグニ・スタンバ・アーサナ)

今日はわたくしが「まきぜんくつ」と呼んでいる、とっても地味でラブリーなアーサナを、叶姉妹口調でご紹介しますよ♪♪ この体位はとても地味なのですが、膝の外側が伸びにくかったり、大転子周辺の稼動がなめらかでないと、「イテテ!」なんて女性らしくない…

三点倒立の練習とマーヤーとモーハー

三点倒立の練習をする生徒さん(読者さん)たちを見ていると、さまざまなことに気づきます。 わたしは、アーサナの難易度ではダウンワードドッグやT字バランス、ナバーサナ、ヨガニードラ中のシャバーサナを上に位置づけていて、倒立はその下くらいにありま…

太陽礼拝Bの忙しい瞬間に起こる誤認識のこと

スーリヤ・ナマスカーラはAもBも1呼吸1挙動なんだけど、あきらかにBは配分がおかしい。 この部署ととなりの部署の人が同じ給料でいいわけないだろー、というくらい、おかしい(笑)。でも、シーケンシャルなことをする組織というのは、そういう矛盾をはらん…

知性のアーサナ、理性のアーサナ

わたしはアーサナで身体を動かす人を見るときに、ふたつの視点で見ています。「身体の癖そのもの」と「補正提案があったほうがいいか否か」です。 たまに、「あなたはいまは、あえてこのままでいいと思うわ〜」と言います。そう言われると損した気分になった…

チキンかイワシか

アーサナの練習の時間は、身体が心に教えてくれることの方が多いものです。器のボディを整えているフリをして、実は中身の心を調えています。なーんちて! すごくまともなヨガ先生っぽい書き出しをしてみましたが、たまに難しいアーサナに特化した練習会を設…

ヨゴれたオトナのチャクラーサナ(後ろでんぐり返し)

うしろでんぐり返しが苦手な人たちにアドバイスをするときに、「ヨゴれたオトナのチャクラーサナ」という説明をするのが定番化してきてしまいました(いいのか)。 「三点倒立はできるけど、これはできない」という人が意外と多い、隠れ難易度の高いアーサナ…

土偶として。足の外側後方からの体重移動

わたしはスーリヤ・ナマスカーラの説明をするときによく、「土偶」の話をします。 サマスティティヒ(ただ立ってるだけのタダ・アーサナ)でちょっとかかとを離すのも、これは土偶対応なのだろうと勝手に思っています。 日本人に限った話ではないけれど、欧…

三点倒立のキープと安定に必要な筋力は、地味に育てる

まえに三点倒立について、「三点倒立は、物理的には難しくないんだよー」とか、「体のなかの風とバランスする(=気持ちの揺れが問題なのよー)」なんてことを書いてきましたが、今日は安定に必要な筋力の話です。 筋肉に派手も地味もないのだけど、ヨガは「…

三点倒立と脊柱側弯と、そこへのアプローチ

まえにヨガ友から三点倒立の写真をもらったのだけど、ものすごく長く寝かせてしまいました。けっこういろいろな人に見て見て! と頼まれたり、そうでなくても勝手に観察しているというか、もう趣味(笑)。 そんななか、アーサナとそこから見えることをいろ…

ダウンドッグで腰椎の空間を意識する

ここ半年くらい、自分の性格の傾向も含めてここがキモであるなぁと感じることがいくつかあって、わたしの場合は特に5番なのですが、癖を正すべく意識してアーサナをとっています。 胸椎の傾向は普段のしぐさでも見えやすいのですが、腰椎は普段のなにげない…

三点倒立は体のなかの風とバランスする

アーサナとその人の考えや傾向について「どこを見てそういうことがわかるの?」とたまに言われるので、いっこわかりやすい話を書きます。 以前三点倒立を数学的な視点で書きましたが、今日はその奥のこと。 図で書けばあっさりなんですけどね。 三点倒立まで…

タマスを溶かすダウンドッグ

トリグナやトリドーシャとの関連づけでアーサナについて話すときりがないのですが、今日はわたしの身体感覚でのこと。 トリグナではサットヴァ至上主義であったり、トリドーシャではヴァータ至上主義のような、まるで3つの要素のそこは増えてもよいような書…

弓のポーズと後ろから見た背骨のカーブ

なぜかこのポーズが苦手とか、このポーズだけきついという場合の原因を紐解いていくとき、足首が硬いとか、肩が内側に巻いている(猫背でもそうなる)というようなわかりやすく分解できるものもあるのですが、今日は「なぜ」のなかでもあまり語られない、背…

バンダ症候群に気づいた人体力学ワークショップ

井本整体のこの本のセミナーに参加してきました。 22ページの「弱った呼吸器をゆるめる体操」と92ページの「背骨の弱った部分に活力を与える体操」を、指導を受けながらやってみました。 前者の「胸郭と腕の連携」はヨガの動きの中でも意識できるのだけど、…