うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

スプタ・ヴァジュラ・アーサナで今日のわたしを占う

多くの人がそうであるように、わたしも今年は生活が大きく変わりました。特に4月の緊急事態宣言以降は身体の変化がめまぐるしく、日々チューニングを繰り返しています。


少し歩いて乗り物に乗って、お昼休みには食堂へ行ったり休憩時間にコーヒーを買いに行ったり、そういう気分転換の行動が心身のバランス維持につながっていたことを、あとなって実感しました。日々歩くことが大切みたい。

 

これまで腰痛に悩むことなどなかったわたしが、夏の終わり頃から腰痛です。
いまは毎日、午前は立って仕事をするカウンターにPCを置き、その後はデスクで。立位と座位の構成に分散し、そろそろ横臥位もあっていいのではないか…、来年からはフィニッシングに逆転のポーズも入れていいかしら…と、気がつくとシークエンスを考えてしまう職業病が止まりません。

 

そんなこんなで今年になってから、これまでと体内で感じる景色が一変したな…というアーサナがいくつかあるのですが、テキメンにきているのがこれです。

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スプタヴァジュラーサナ。横になった金剛座。ヴァジュラ=金剛=ダイヤモンドのように堅固なもの。スプタ=横になる。
ネットではスプタ・ヴィーラ・アーサナという言いかたのほうが多く見られて、12年前にはわたしもその名前でこのアーサナについて書いたことがあるのだけれど、何年も続けていると「スプタ・ヴァジュラ・アーサナ」のほうがそのまんまだなと感じます。日本語の感覚で「正座で横になる」に近い。

 

このように何年も親しんできた体位なのに、今年は「なんで去年までサッとできていたのだろう?!」というくらい、お痛みポイントの多い状況が続いています。
一緒に練習しているヨガ仲間も同じことを言っていて、「どこが痛む?」と観察しあい、端的に言うと二人ともテレワーク生活で前面が伸びなくなっている。

 

わたしの場合はこの半年でさらにいろいろなことがわかってきて、大腿四頭筋を伸ばすのは段取りでなんとでもなるとして、それよりも軸足になることの多い左の膝の外側が痛む時がある。ときどき、膝の内側も痛む。

そしてこれが、右の腰の痛みと連動しています。左の膝をカバーするために右の尻の筋肉をキュッと締めて使っているようなのです。筋膜リリースのボールに乗ってみると、小殿筋や梨状筋のあたりの住人たちがヤメテヤメテー!!!と叫び声をあげる。


膝よりも先に腰が痛む時は左右差が薄まり、これは時間をかければなんとかなる。どうやら首との連動もあるようです。わたしの場合、足首&足の甲が痛くなることは少ないので膝と腰の関係性に注力して観察を進めることになりましたが、足首&足の甲が痛みのポイントになる場合は首の硬さが大きく関係してくるかと思います。

うしろでんぐり返しができていたのに、できなくなっているとか…)



今年はこのような日々の観察で、準備段階としてスプタ・ヴァジュラ・アーサナを事前に片脚ずつやることの有用性をすごく感じるようになりました。
片脚を畳んで横になるときに無意識にちょこっとエイッとねじる腰の動きを抑えるようにすると、静かな呼吸が誘発されます。こういう瞬間にエイッとやらないようにする抑制の大切さったら!
ここでじっと観察眼をはたらかせる。策士のようないやらしいスマイルで待つ。これができると実際社会生活で得することが多いんですよね…。中年になると、しみじみ実感するようになります。せっかちな人間には大切な仕事を任せられない。そういうことなのでしょうか。
実は腰が痛くてゆっくり動いているだけでも、もしかしたら信頼貯金が積みあがっているかもしれません。年相応のことです。ポジティブにまいりましょ♪