みなさん、気分転換できてますか?
今日は馬のポーズ(ヴァタヤナーサナ)という、わりとマイナーなヨガのポーズを紹介します。
わたしはこのポーズをハタヨガのクラスのメニューに入れることが時々あって、その理由を話しだすと長くなるので、今日はここに書きます。
以下は、わたしが簡易版として設定している以下のポーズ(マイルドな馬のポーズ/やさしい馬のポーズ)です。
左の絵が横から見た図で、右の絵が正面から見た図です。
片方の足の足裏と、もう片方の足の膝・脛(意識は内側)・足の甲(意識は内側)でバランスをとります。
見た目は地味ですが、脛の内側の骨の周りに意識を向けることができ、身体を強くするのとは全く違うアプローチで、感覚を鈍らせない、そういう目的があります。
脛の内側の前面には、バランスを取るための筋肉がない
脛の外側の前面には前脛骨筋というのがありますが、脛の内側は直接乗っている筋肉がありません。(←弁慶の泣きどころ)
なので、ここへ仕事が降ってきた際には、膝の感覚その少し後ろにある腓腹筋・ヒラメ筋と、前脛骨筋の足首に近いほう(下の方)から足の甲の親指側へつながる細い筋肉の流れに頼ることになります。
わたしはこういうポーズをよくファミレスに例えます
今日は台風だから混まないだろうと思っていたランチタイムに、駐車場を求めてたくさんお客さんが来ちゃった! みたいな状態といったらわかりますか。
ちょっとホールの人も、注文が終わったらキッチン手伝ってー! と、メンバー総動員でひとまず料理を提供するような、そんな状態。
太腿の内転筋も、手伝わなくちゃとオロオロする。
尿道周りの感覚まで、足を引っ張ってはいけないと思って引き締まる。
雪国で凍結した道路を歩くときにバランスしながら引き締め続ける、あの感じとも似ています。
この状態を再現するのに、わたしはこのマイルドな馬のポーズは秀逸だぞ! と思っています。
下半身がこの状態でヴォーギング&ギャルピースができれば大したものです。
ヴォーギングもギャルピースもわからない人は、まず街へ出ましょう。
(ストリートから出直しましょう!)
マイルドな馬のポーズを、ちょっとやってみてください
これ、やってみるとなかなか難しいので、やったことがない人は、ちょっとやってみてもらえませんか。
真ん中の図が、床に置いた足を床側から見た状態です。
数秒ではなく、1分やろうとしてみてください。つい気が散って身体の外のことへ意識を向けるモンキーマインドが邪魔をするのがよくわかります。
馬のポーズ(別名:知者のポーズ)
簡易版ではない馬のポーズ(ヴァタヤナーサナ)、あるいはバムナーサナ(知者または聖職者のポーズ)は、こういうポーズです。
こちらは、股関節と足首の柔軟性がまず必要になります。
馬のポーズでは、腕をワシのポーズのように絡めるバージョンもあります。
▼ワシのポーズは、これねー
ヨガのポーズには、見た目と実際の難易度が全然違うものがいくつもあります。
わたしがいろんな人にオススメしている「マイルドな馬のポーズ」は、怪我をする要素がない上にゲーム感覚で楽しめて、かつ「体内ファミレス状態(超集中の状態)」を作り出すことができる、すばらしいポーズです。
ぜひ左右差を試してみてください。
そして苦手な組み合わせのほうを、少し長くやってみましょう。
<ヨガクラスのお知らせ 一緒に練習しましょう♪>
できるようになりたいことがある方は、クラス開始の前に教えてください。
それはさておき、スッキリしたいかたもどうぞ。楽しく一緒に練習しましょう。