うちこのヨガ日記

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門のポーズ(パリガーサナ)で体側を伸ばす

先日、体側がよく伸びるこのポーズをメニューに入れてみたら、門のポーズについて「長くヨガをしているけれど、あまり習ったことがなかった」とメッセージをいただいたので、わたしがおすすめしているやり方を書きます。


体側が伸びるポーズや胸を開くポーズは、閉塞感のある状況でも物理的に呼吸をしやすくするので、パンデミックの時代になってから、特にわたしの中で注目度が上がっているテーマです。

 

さて。その体側伸ばしなんですけどね。
数あるポーズのうち、この「門のポーズ(パリガーサナ)」は構造的に競合(?)に対する勝ち目がなく、あらゆるヨガのクラスでカットされる率90%くらいになる、そういう、日の目を見ずらいポーズです。

 

ですが!!!

このポーズには隠れた名曲、B面的な良さがアリアリです。
今日はそのパリガーサナの魅力を、熱い思いで紹介します。

 

二大巨頭のせいで陰に追い込まれるパリガーサナ

先ほど、このポーズは構造的に競合に対する勝ち目がないと書きました。
構造的な競合というのは、わかりやすくいうと「もたらす効果」「身体のどこを使うか」という意味で、かぶる動きの競合に、以下の二つがあります。


一つ目は、三角のポーズ(トリコーナ・アーサナ)」です。

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これは立位のポーズの中でも絶対にどこでもやるポーズのベスト3に入るレベルの定番ポーズです。
「イラストや」で「ヨガ」で検索すると出てくるほどの定番です。

勝てっこありません。

 


二つ目は、

体側を伸ばす準備運動です。

 

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ヨガクラスの始まりで、軽いあぐらの状態で行われることの多い、十本指を組んで吸って伸びて伸びて〜、吐いて右に倒れま〜す、みたいなやつです。

「イラストや」で「ストレッチ」で検索すると出てくるほどの定番です。

勝てっこありません。

 

 

この状況を喩えるなら・・・。
ものすごい名曲を作っていたけどアルバムにはそんなにたくさん入らないジョージ・ハリスン

みたいな感じです。

 

 

でも、ジョージの曲、いいのよぉ。Here Comes The Sun とか。

門のポーズは、それと同じようなものです。

ジョンとポールがガンガン曲を作ってくるなか、そこへ食い込んでいくのは大変です。
これと同じように、一つのクラスの中で「門のポーズ」を予定していても、時間がなければカットされやすい。メニューに入れてもらえない!
ああ、狭き門!

 


さて。

うまいことを言いたいだけの前置きはこのくらいにして、ここからが本編です。

前振りが長いよね〜。

ここからやっと、ヨガの先生モードに入りますよ。

 

 

土台:門のポーズの、わたしのおすすめのやり方

ここに書くことは、体側を伸ばすことを優先してやる場合の説明です。
手足を置く位置の正確さを最重要視する人向けの説明ではありません。


ここからは「イラストや」のモデルさんをお借りすることができないので、マイナーなアーサナにも幅広く対応できる、うちこヨガ・プロダクションの専属モデルにポーズをお願いすることにしました。

 

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左は、正しいパリガーサナの足の置き方です。
右は、わたしがこの度おすすめする足の置き方です。

立てている膝の真横にかかとか土踏まずがある、くらいの位置に置きましょう。ここは安定感優先で。

 

足首・くるぶし周辺の内側が柔らかい人は左のポーズが難なくできますが、実は難しいものです。このポーズには、そういう難しさが、しれっと入っています。

(アシュタンガ・ヴィンヤサ・ヨーガをしている人には、ジャーヌシールシャーサナCで開く内くるぶしの柔軟性、と言ったらすぐにわかるでしょう)

 

体側の伸びを優先する選択をした場合、つま先を置く位置の正しさは妥協点になります。
内くるぶしが硬い人は、身体が前かがみになることを避けるために、つま先を正面に向け、右の緑のおじさまのような状態で行いましょう。

 

 

呼吸:わたしのおすすめの深めかた・体側部位との連動

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左:吸いながら目線は肘越しに天井のほうへ。体側の上部を伸ばします
右:吐く息では目線を下の手の指先のほうへ。体側の下部を伸ばします


吐く時に、軸足になっている膝の内側で床を押すように意識すると、腰骨の上の、やわらか~いお肉を覆う皮膚がよく伸びます。

これを繰り返していると、ちょっと気持ちよくなってきますよ。

だまされたと思って、やってみてください。

 

 

ポイント:たくさん横に倒そうとしない・前かがみにならない

この目的でやる場合は、たくさん横に倒そうとしないことが重要です。
たくさん倒そうとすると首回りで頑張ってしまったり、背骨をねじったりしやすくなります。

体側の皮膚の皮を伸ばしている、という感覚でやりましょう。
呼吸は、皮膚・筋肉あるいは贅肉の層が滑らかに滑る状態であるほど、自然に入りやすくなります。


反対側の体側をつぶすほど倒さないというのも、この目的においては重要なポイントです。
このポーズはリラックスを促すために今日紹介したような優先順位でやるのが、わたしとしてはオススメです。

 

 

いかがでしたか。門のポーズ。

サンスクリット語で「パリガ」が門です。gateね。

なんだか胸が萎縮しているな、呼吸が浅いな、頭に酸素が回ってないな、という時にぜひやってみてください。

 

 

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