うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

ヨガと健康、運動

わんこ先生のナチュロパシーと歯茎のリウマチ

ジョギングの後に公園を歩いていたら、ものすごい勢いで草むらの草に食らいついている犬がおり、思わず二度見してしまった。この草は、なんか気持ちよくなったりする草なのだろうか……と思ってフリーズしていたら、飼い主のおっちゃんが「胃の調子が悪いんで…

また走り始めた。3キロ、5キロ、10キロ、じわじわと。

昨年はほとんど走っていなかったのだけど、また走り始めました。 新年会で「マラソン大会、出よう〜」「いいね〜」くらいの軽いノリで申し込んだ、まだずいぶん先だと思っていたハーフマラソンの練習ランです。4月から2日か3日に1回のペースで走り始めて、や…

鼻づまりとブラフマ・ムドラー

スーパーのレジ前にあった健康雑誌をチラ見したら、ナディ・ショーダン・プラナヤマ(アヌローマ・ヴィローマ/vice versa/片鼻呼吸法)がセロトニンの分泌促進にいいということで紹介されていました。その部分を読みながら、ああ、であればこの法則も知っと…

胸を開くとしあわせになる。というのは本当だと思う

この写真はインドで同居して仲良くなった友人です。 ある日、「これがわたしのフルセット、ベストポジションなの☆」といって、彼女が胸を開くためにやっていることを見せてくれました。(ちなみに足は肩幅で立て膝にしています) 置く物もベルトの長さのセッ…

知人ヨギのうしろ姿を見る密かな愉しみ

以前インドで練習をしていたときに練習仲間と長い距離を歩くことがあったのですが、そんなときわたしは当然、最後尾から行きます。 それぞれの得意なアーサナやスタイル、トークを知っているので、すごく楽しい。 真ん中の青いパンツの女性はインドで知り合…

スートラ・ネティ(ヒモでやる鼻洗浄)

きょう一緒にヨガをした人にジャラ・ネティ(水でやる鼻うがい)の話をしたら、「痛そ〜」「こわい〜」と言われたのですが、こわいと言ったらどっちかっていうと、こっちです。 「Sutra=糸、ヒモ」。ヨーガ・スートラのスートラと同じです。ヒモみたいな節…

いい悪いのモノサシと身体の癖

最近身近な人から「どんなふうに人の癖を見ているのか」という質問を受けるので、軽くまとめてみました。 わたしなりに身体に反映される「意識」として見えるものを分類すると、こんな感じです。野口整体で「感受性の中心」という言葉が使われていることと似…

ヒッポクラテス(Hippocrates)

東洋医学の先生の話をきいていたら、その流れの中になにげに出てきた教えがズキューンときた。 ヒポクラテスって、名前だけはなんだか知ってますよね。インパクトありますもんね。でも、なにをした人か言える人は少ないのではないかしら。わたしは「天文学者…

腸が弱っているときは、腰痛に注意

ギックリ腰とまではいかないのですが、やってしまいました。歩けないほどの腰痛ではないのですが、身体を横にして寝るときは選択肢が左下しかない、というところまで腰椎に響く体勢をとってしまった。 わたしは左脚の内転筋が右に比べて弱いので、腰に痛みが…

身体について語るときの主語のはなし

「消化にいい」 「消化がいい」 「消化に悪い」 「消化が悪い」 これいつも、どれを選んでも違和感を感じるんです。主語がどこにあるのかと。 食べられる側で出てくるものは 「食べ物」(類のまとまり) 「うどん」(などのメニュー名) があり、 ここからが…

ヨガの動作の傾向と、身体の癖

今日は以前紹介した手嶋昇さんの書かれた「姿勢保健均整法」を引用しながら、ヨガ目線でわたしの個人的研究考察を書きます。 身体均整法で見る場合は両脚を揃えて立たせ、目を閉じて全身の力を抜かせるという方法で、こうすると身体を維持することが困難にな…

ごみ袋と長靴が教材になったときのこと

「あれれ?」「イテテ」「ほよよ」日常の身体動作から発生する違和感。ここに学ぶことがいろいろあるのですが、さっきちょうど長靴が教材になったので、先日のゴミ袋の件とあわせて書いてみます。 ■神経の細かいところを起きぬけにいきなり使うと首にくる あ…

ボルダリングと手指回復アーサナ

仕事仲間のお誘いで、はじめてボルダリングというものをやってみました。誘われ方はサーフィンと同じパターン…… 「ヨガやってるんだって?」 「うん」 「バランスよさそうだよね」 「どおかなぁ」 「股関節とか、やわらかいんじゃない?」 「まあ硬くはない…

歪みは、鰻のタレのようなもの

近ごろ「わたしも均整法の整体へ行ってきました」というヨガ仲間がいて、よく話題になります。 これから行こうと思っている人に、「整体へ行っても、またもとの状態に戻っちゃうんですよね」と聞かれました。 そこから「戻るというよりも、また自分なりの歪…

神経のこと、脳のこと

以前紹介した「解剖学的女性論」は、女のヒステリーについて思いっきり突っ込んで書かれています。不快な人がいるであろう反面、やっぱりお医者さん作家の書くことはおもしろい。 気が変わりやすく、憂うつそうにしているかと思うと、すぐに興奮しだしたり、…

ふくらはぎを揉んで、潜在意識を解きほぐす

これは経験から学んだ感じです。 疲労にもいろいろ種類がありますが、わたしの場合、状態がよくないときに「無駄なことをしている」ような気になってしまうことがあります。それはわたしが潜在的に、好きではないことを「無駄」と定義したい、そういう性質を…

記憶が鈍ってきたら、太もも裏をほぐす

これはわたしの勝手な観察結果からの自論ですが、頭や気持ちの疲れにもろいろな種類があって、脚を大別すると イライラ系は、ふくらはぎ ハードディスク・オーバーは太もも に影響があると思っている。 イライラでキャパ・オーバーしている場合は意識が脳を…

膝関節の伸展観察を三点倒立でやってみた

身体均整法にある「運動、動作の検査法」を参考にいつもこっそり人の身体を観察したりしているのですが、自分のこととなるとわからないことが多く、自分なりに方法を見つけようとしています。 以前「三点倒立で左右差を確認する」ことについて書きました。寝…

胃と肝臓とサービス精神とストレスの関係

コンスタントにヨガを一緒にやっている人を見ていると、「今日は極端に左が縮んでるな」とか、「今日は呼吸が胸の裏にうまく通っていないようだな」とか、日によってそういう微妙な違いがみえます。 「今日はどうにも胸の裏が反らなかったね」なんて声をかけ…

自分の身体の左右差を三点倒立で確認する

身体の左右差やねじれを観ていただいたことがあり、先に「答え合わせ」ができたおかげで、ひとつ自己発見法を見つけました。 いつもなにげなくやっている三点倒立ですが、鏡の前でやってみると「脚の長さ」の違いがわかります。 脚の長さはそのままの意味だ…

「胸落ち」。背骨の尖りと、身体が自然に求める動き

ダンサーの友人の、そのときどきの背骨を観察して以来、自分のことも同じように観るようになりました。 「大先輩たちと練習を重ねて、いよいよあす収録なの」という日の彼女の胸の裏は、たいへんなことになっていた。この落書きの猫のようなことに(とりあえ…

ふくらはぎに出る男性的支配欲、覇権欲、承認要求

お風呂でやることのひとつに「ふくらはぎをほぐす」というのがありまして、今日は風呂の写真です。 「ふくらはぎを揉むといいよ」という本を最近書店で見かけますが、あれは本当だと思っています。このことについてはもう5年くらい、じわじわと認識を深めて…

超音波風呂で、パワンムクタ・アーサナと同じことが起きた

「そしがや温泉21」にいったら超音波シルキーバスというのがあって、おばあちゃんが平気そうにしていたので入ってみたら、手足がピクピクしてびっくりしました。 超音波風呂というのは、湯船の上層で空気に触れているところに爆流というくらいのビリビリが走…

「いつもと違う刺激」の効用

ヨガでは同じアーサナを2セット行うとき、あえてやりやすい手の組み方を逆にしてみたりして「いつもと違う刺激」を地味に与えます。「刺激」について、先日紹介した「姿勢保健均整法」に詳しい説明が載っていました。 刺激の種類には大きく分けると圧迫・叩…

「体癖」を読んで。理解と解釈のまとめ(全体)

以前自分なりに2冊の「体癖」を読んだ上で、そのとらえ方の部分について書きました。 端的にはどなたかが書いてくださっているWikipediaによくまとまっているとおりなのだけど、自分の理解を項目で分けるとこんな感じ、というのをまとめました。 12種ある体…

足音のエレガントさは、強さかな。

『男性は「音」で自分の存在を確認する?』と思っていたのは自分のなかでまだ仮説だったのだけど、「たしかに」という意見があったので、男女あわせて「足音とエレガントさ」について書いてみます。 壇上で起こることを観察すると、これがとてもわかりやすい…

大股ダンベル・ウォーキング

走るのによい季節なのですが、右足の親指の付け根の内側を痛めているので、最近はダンベル・ウォーキングをしています。 1時間くらい、公園を気ままに歩きます。持っているダンベルは片手に1キロずつ。体重移動のコントロールを観察しながら歩く。 今日の話…

現代人の身体動作特性を見るときに気にしていること

野口晴哉氏の「体癖」、長谷川光洋氏の「ボディ・メカニック(人体力学)」(=亀井進氏の身体均整法)にある12種類の身体分類を照らし合わせながら学んでいくなかで、自分なりにいまの時代を生きている人を見るときに加味していることがある。 昭和30年代と…

12種の体癖を奇数と偶数で現代的に分析してみた

野口整体の体癖は体型でも見分けるポイントがあるのだけど、今日は性格・性癖のほうにフォーカスして書きます。 体癖の話は、正直そこに「勘どころ」や「オタク的な分析スタミナ」や「数学的なサマリー、アベレージ計算力」のようなものがないと、わかりにく…

「硬い」の元素。「収縮残遺」

戦後しばらくたって昭和30年代ごろから、日本ではさまざまな身体論や科学的視点からの研究がさかんに発表されてきました。哲学から身体論へ及んでいくアプローチもあり、追いはじめるときりがないくらいの数の理論があります。そんなフィールドを見つつ、今…