藤沢周平記念館でその文章の美しさに触れ、どっぷりハマりたい気分もありつつまだ読んでいないのですが、作品の中に出てくるお寺を見にいってきました。
龍覚寺は真言宗のお寺で、有名な「蝉しぐれ」という作品の中で「龍興寺」という名前で登場しているそうです。草花や木々がとても美しいお寺でした。
わたしは百日紅がすきです。なんとなく「サラスワティ」みたいな発音も含めてすきです。
なんだかベロを出しているような、ふざけたネイチャー・アートに釘付けになりました。
これは、もうとにかく毛深くなっちゃってどうしようもない人。みたいなたたずまいでした。
もうひとつの般若寺は「凶刃 用心棒日月抄」で死体が運ばれる場所として登場するお寺です。
盛岡もそうだったけど、川のあるところって、いいですよね。
水の流れに心を流すもよし、水の流れに物を乗せて運んだ人の活気やエネルギーを思うもよし。
死体が「どざえもん」というちょっとおかしな名称になるところも、インドと違ってちょっとおもしろい。
おもしろがるところではないのだが。