うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2008-01-01から1年間の記事一覧

空海 ― 真言宗をひろめた名僧 (学習漫画 日本の伝記)

高野山でお世話になった宿坊で借りて読みました。就寝前にさくっと。 漫画はほとんど読まないので、ちょっと新鮮。空海さんの生涯を、自分に厳しく賢い努力家のお坊さんとして、子供向けに描かれたものです。最澄さんとの別れの理由をちゃんと描きつつも、コ…

半蓮華座のストレッチ(アルダ・バッダ・パドマ・パシュチモターナ・アーサナ)

膝裏と太ももの裏が気持ちよく伸びるポーズです。 膝をロックする感覚をつかむのによいだけでなく、かかとが大腸を刺激してくれるところもおすすめポイント。下げた頭の首裏の気持ちよさもたまりません。手が届かない場合は、タオルを足首にひっかけてやれば…

朝「写経」、昼「写仏」、これから「阿字観」

今日は町歩きもしたのですが、宿坊でもいろいろ楽しんでいます。 阿字観は昨夜もやって、今夜は二回目。昨日はマンツーマンだったせいか、おそろしくきれいに、かつ気持ちよく入っていきましたが、今日は外国人の人と一緒なのでインターナショナル・バージョ…

町石道、九度山〜古峠〜上古沢

今日は九度山から大門まで20キロを脚で登るつもりでスタート。したのですが…、最初の一時間くらいで、脚はいけても熱中症になる予感満載だったので、古峠という地点から「近畿自然歩道」へ、ルート変更。ゴールを上古沢駅にしました。今日は久しぶりに身の危…

ビックリ!インド人の頭の中―超論理思考を読む

この本を読んでいる間に、自分の考え方がヨガをしているうちに少しインド化しているかもしれないことに気がつきました。 以前いくつかインドの教典を読んで、章組みと内容のまとめかたが、昔に書かれたものにしてはすごい構成だなぁ、と思っていたのですが(…

4ヶ月で驚くほど進歩したお友達とヨガをした

昨日、パリのお友達ユミコちゃんが帰国して、さっそく今日道場へ遊びに来てくれました。写真は、旦那さんと選んでくれたというパリ土産。 一緒にヨガをしたユッキーも言っていましたが、長時間のフライトの後にヨガで身体をほぐすのはとってもよいと思います…

牛の顔の前屈(ゴームカ・パシュチモターナ・アーサナ)

別に、膝の臭いをかいでいるわけではありません(笑)。 今回はヨーガバイブルの解説がパズル的な書き方だったので、そのまま引用します。 上に乗せた脚の腿を押すことによって、自然と膝が曲がらなくなり、そのぶんきつさも倍増されます。手を組んでいるた…

仏像は語る 西村公朝 著

同僚のしげさんがそっとデスクに置いておいてくれた本。楽しく読みました。「西村公朝師のこと」というあとがきは中村元先生。 しげさんは、わたしがほとんどデスクにいない間に、「これを、読んで欲しいの」というポストイットひとつで残して置いていったの…

鋤のポーズ(ハラ・アーサナ)で首・肩ストレッチ

若返りのポーズとして名高い「鋤のポーズ(ハラ・アーサナ)」。ヨガの最後に行うアーサナとしても定番です。 もしかしたら、「はぁー、やっとこれで90分のレッスンが今日も終えられそう」という習慣心理もあるかもしれませんが、ヨーガ・バイブルにも「神経…

肩のストレッチをしながら、膝裏を伸ばす

ヨーガバイブルに載っている、立位の開脚の前屈(プラサーリタ・バードッターナ・アーサナ)に肩のストレッチを組み入れたもの。これも、ジョギング前におすすめです。 ヨーガ・バイブルのやり方では頭頂を床につけるやりかたなので、背中のまっすぐ加減の優…

公式ドアラ写真集 ドアラ☆チック

今さらですが、同じ職場のお友達(仕事ではまったく関わることがないなぁ)のあきちゃんが貸してくれました。人の少ない休日のお仕事の合間に開いて、ニンマリしています。今、平日更新ができないくらい、休日もフル稼働なので、この本は最高の癒し・励まし…

週末出家ガイド―お寺へ行こう!

同僚のシカちゃんが、「これに載っているお寺へお休みの日に一緒に行きましょうよ」といって貸してくれました。 デスクに置いてあるこの本を見て「うちこさん、家出を考えているの?」と仲間が心配していましたが、「ちがうよ!出家」と(笑)。 写経、写仏…

マラソン前に。3箇所をいっぺん伸ばす、開くストレッチ

ダウンドッグ(アド・ムカ・シュヴァーナ・アーサナ)からの変型版ですが、このストレッチは特にマラソン前におすすめです。 今回は伸ばす、開く場所がわかりやすいように、矢印を入れてみました。 わたしは「一粒で二度も三度もおいしい」ポーズが大好きな…

マクロビオティック健康診断法 久司道夫 著

これも近所のお友達ユキちゃんちの本棚から借りてきたもの。 やっぱりヨガの人はそうゆうの興味があるのね、と思われそうですが、自分では買わないタイプの本です。なので、貸してもらえると嬉しい。 わたしは食生活に対しておおざっぱなこだわりしかありま…

プロレス観戦仲間と、ヨガ的格闘技談義。ヒクソンのヨガ

今週は夜にプロレスを観に行ってきました。プロレスと言っても、長州小力さん、ジャイアント小馬場さん、アントニオ小猪木さんの「西口プロレス」なので、プロレスをネタにしたお笑いパフォーマンスだったのですが。(写真右が長州小力さん) 「西口プロレス…

走ることについて語るときに僕の語ること 村上春樹 著

近所に住む友人宅の本棚から拝借したもの。ランナーは間違いなく、あたたかい気持ちになりながら読めます。マラソンをする過程で感じていく、これから感じるであろういろいろなことが、真正面から向き合った真摯な表現で綴られています。 わたしは今年初めて…

発声と身体のレッスン 鴻上尚史 著

これも近所のお友達、ユキちゃんちの本棚から借りてきました。「発声に興味が無くても、ヨガと似てるところがあるから面白く読めると思うよ」とすすめてくれました。 彼女の言うとおりで、中に書いてあるレッスン自体はまったくやってみなかったけれど、半分…

ゴロゴロしながら腿と大腿筋を伸ばすポーズ

先日同僚に教えてあげたら「こりゃー気持ちいい!」と好評だったので、ここでも紹介します。 屋外での試合の待ち時間や、フェリーでの移動時、実家など、床でゴロゴロするチャンスがあるときにおすすめのくつろぎ方です。このストレッチは運動前にもおすすめ…

シュプランガー 6つの価値観。テストしてみた。

ここ数日、「こんなに権力志向な人には会ったことがない」という人と関わらなければならない日々で、ぐったりしています。 ただ、その人がボトルネックになっている、という相談を聞いたりしていると、いつも不思議でならないんです。どうしてそこまで、仕事…

インド社会と新仏教―アンベードカルの人と思想 山崎元一 著

「アンベードカルの生涯」「ブッダとそのダンマ」に続いて、三冊目。図書館で借りてきました。理不尽だとか不平等だとかいう日常の些細な怒りなど、この人の名を聞いただけで吹っ飛んでしまいます。この本は、本編のあとに〔付篇〕として「カースト制度と不…

叱り方褒め方 野口晴哉 著

これも近所のユキちゃんちの本棚から借りてきたもの。厳密には、ユキちゃんの「彼氏」の本棚から。 ビジネス的な本ではありません。育児本です。「これを私に実践してるんだってさ」と、ユキちゃんがちょっと皮肉まじりに、年下の彼氏の前で言っているのがお…

ペット・サウンズ ジム・フシーリ (著)/村上春樹 (翻訳)

ご近所ともだちのユキちゃんの日記を読んで、さっそくリクエストして貸してもらったもの。 6年前くらいでしょうか、NHKでビーチ・ボーイズのヒストリー番組をやっていて(来日するからだったのかな?)、あれ、もう一度見たいなぁ。 20代の前半くらいまでで…

鷲のポーズ(ガルダ・アーサナ)

たまには真面目にポーズのことも書かないとね、ヨガブログだし(笑)。 このポーズには以前「モスバーガーのポーズ」について書いたとき、効率がいいポーズのベスト・ワンに挙げたもの。 このポーズについては、正面からと横から、同時に見たほうが参考にな…

三分間でできる「気」のコツのコツ 安田隆 著

これも近所に住むお友達の本棚から借りてきたもの。 とっても気楽に読める本なのですが、身体へのアプローチの仕方として、前半は「これほぼヨガじゃん!」という内容。 困ったことを克服するための「気」のエクササイズがたくさん載っています。著者の語り…

病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める-

これも、近所のお友達の本棚から借りてきたもの。著者は、世界で初めて開腹手術することなく大腸内視鏡によるポリープ切除に成功した新谷弘実さんという方で、ベストセラー本。その後シリーズで何冊か出ています。っていうのは読んでから知ったのですが。 日…

華厳の思想 鎌田茂雄 著

図書館で借りました。密教の本を読んでいると、華厳の教えについて触れることがあり、どんなものかと読んでみました。 仁和寺・東大寺で真言密教や華厳を学んだという「明恵上人」に興味がわいたので、また時間があるときに探求してみたいと思います。 今回…

冒険王・横尾忠則展(世田谷美術館)

来週で終ってしまうので、行けて良かった。 印象に残ったのは、 瀬戸内晴美さんの新聞連載小説「幻花」の挿絵。とても密教的な絵がいくつか。 「タカラヅカを観た夜に見た夢」。普通にありがちな帰り道で、男装の麗人が華麗にたたずむ様子に、「ある! 強烈…

中村天風 絶対積極で生き抜く言葉  清水榮一 著

これも近所のお友達の本棚から借りてきたもの。中村天風氏のお弟子さんが書かれた本で、内容自体は「ヨーガに生きる―中村天風とカリアッパ師の歩み」 のような伝聞型ではなく、著者による言葉のほうが多いです。 この本は、お仕事の哲学本として印象に残った…

空海 民衆と共に ― 信仰と労働・技術  河原宏 著

これも図書館で借りました。空海さんの、エンジニアとしての側面にスポットをあてて書かれた本です。 人を救うという点で、宗教活動だけでなくあらゆる面で惜しみなく求められることにこたえていった空海さん。その「惜しみなく」という精神は、尊敬の念をど…

蹲踞坐(そんこざ)

昨日に続いて、これも先月感想を書いた「ヨーガとサーンキヤの思想―インド六派哲学 中村元選集 決定版」で読んだ、真言密教の『金剛頂瑜伽中略出念誦経』一巻のなかで言及されているアーサナです。 「両脚を並べ立てて、うずくまって臀(しり)が地に着いて…