これも、近所のお友達の本棚から借りてきたもの。著者は、世界で初めて開腹手術することなく大腸内視鏡によるポリープ切除に成功した新谷弘実さんという方で、ベストセラー本。その後シリーズで何冊か出ています。っていうのは読んでから知ったのですが。
日常の「えーーー、これやっちゃってるよ」と思う体によくないことが分かりやすく書かれています。
うちこはこれだけヨガをしていても、いまだに便秘がち。これでも以前よりかなりよくなって入るのですが、顔色や食べたものなど、自分の腸の健康状態について、もっと観察してみようと思いました。
今回は2箇所だけ引用紹介します。
<72ページ 牛乳を飲みすぎると骨粗鬆症になる より>
日本ではここ三十年くらいのあいだに、アトピーや花粉症の患者が驚くべきスピードで急増しました。その数はいまや五人に一人ともいわれるほどです。なぜこれほどアレルギーを起す人が急増したのか、さまざまな説がいわれていますが、私はその第一の原因は、1960年代初めに始められた学校給食の牛乳にあると考えています。(中略)小エビや小魚、海藻類は腸内で吸収された後、体に必要なカルシウムとミネラル分を吸収するので、体の仕組みに即したよい食物といえるのです。
その後別の章で、牛乳は油と並んで酸化の進む方法で加工をされている食物であるという内容があります。
以前から「なんで花粉症っていきなりみんななり始めたんだっけ?」と気になっていたので印象的でした。牛乳かぁ・・・。
<125ページ 人間の歯はなぜ三十二本なのか より>
歯はその動物が、どのような食性をもっているかをよく反映しています。たとえば、肉食動物の歯は、先のとがった、人間でいえば「犬歯」のような歯ばかりです。これは動物の肉をかみちぎるのに適しています。
(中略)私はこうした自然界のルールを、もっている歯の数に当てはめれば、その動物にとってもっとも適した食事のバランスがわかるのではないかと考えています。
以前紹介したスリ・ユクテスワ師の「聖なる科学」にも、「人間の歯は肉食動物、草食動物、雑食動物の歯とは似ておらず、果食動物の特徴をそのまま持っている。人間のからだは果実(果物、木の実、穀物、根菜類)を常食とする動物であると推論できる」という理論が展開されていて、これは本当に納得です。
ヨガにもさまざまな健康理論的なものがありますが、医療の実態から書かれるこうゆう本のほうが、一般的には受け入れられやすいのでしょう。そりゃそうだ。
インドの「不浄」の概念など、宗教的な側面とは関係なく語られているものの多くは真理の探究からなるもので、その共通点を見つけると、ヨガの理念の素晴らしさを声を大にして語りたくなっちゃいます。
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