うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

マラソン前に。3箇所をいっぺん伸ばす、開くストレッチ

マラソン前に。3箇所をいっぺん伸ばす
ダウンドッグ(アド・ムカ・シュヴァーナ・アーサナ)からの変型版ですが、このストレッチは特にマラソン前におすすめです。
今回は伸ばす、開く場所がわかりやすいように、矢印を入れてみました。
わたしは「一粒で二度も三度もおいしい」ポーズが大好きなのですが、このポーズは一回で3箇所おいしいポーズです。
ジョギングでは肩甲骨と股関節の動きが大切とされ、事前のウォーミングアップやストレッチでもその2箇所に重点を置いたものが多く見られます。
以前も書きましたが、走ることはヨガと同じで、胴体にシンメトリーにくっついている手足を規則的に動かす運動。その手足の付け根となる2つのポイントをいかに柔軟にしておくかが大切か、ということは、ヨギとして非常に合点がいく話。
走るヨギであるうちこ的に、「ランナーにおすすめのヨガストレッチはこれだ!」と太鼓判を押すポーズです。名づけるなら、「うつむいてオシッコをする犬のポーズ」といったところでしょうか(笑)。

このポーズのポイント
 【1】手のひらで床を押し、背中を伸ばす動きで肩甲骨周りをほどよく刺激する
 【2】伸ばしている足のかかとで床を押すことで、ひざの裏がよく伸びる
 【3】上げている脚の、特に矢印のあるところを開くことで、股関節を気持ちよい角度で開くことができる


この3点なのですが、1・2・3ともに、「吐く呼吸で気持ちよくじわーっとゆっくり」やるとよいです。
特にこのポーズのよいところは【3】です。股関節が開かないことがいろいろな運動で身体に負担をかけている人というのが、すごく多いと思うので。
以前、合蹠のバランスポーズを紹介しましたが、うちこのように「学生時代にソフトボールでキャッチャーやってました」とか「相撲部で毎日股割してました」とかいう人でない限り、大人になってからおいそれとここまでは難しいと思うんですね。
でも、やっぱりマラソンをするなら、股関節は開けるに越したことはないんです。

そこで、この【3】の角度。
やってみるとわかりますが、非常に脚のつき方に対して素直な角度なんです。ほんの少しだけしか脚を曲げることができなかったとしても、角度が非常によい。そして、立ったり座ったりした状態では、この角度で開こうと思うとかえって難しい。
この、【1】【2】の状態でやることによって、もっともやりやすいという、いろんなことがすべてにおいて好都合なストレッチなんです。

イボイボのアスファルトの上でやれば、手のひらのマッサージにもなるしね。(4度おいしいかも!)