膝裏と太ももの裏が気持ちよく伸びるポーズです。
膝をロックする感覚をつかむのによいだけでなく、かかとが大腸を刺激してくれるところもおすすめポイント。下げた頭の首裏の気持ちよさもたまりません。
手が届かない場合は、タオルを足首にひっかけてやればOK。それでも、かかとは腸にあたる位置になんとか置きましょう。
立って伸ばしているほうの脚が内股になってしまうと膝が正しく伸びないので、そこは注意ポイント。あとはゆっくり、「いつか顔が脚についたらいいなぁ」くらいの気長なノリでやりましょう。
息を吐きながらへこんでいく下腹といっしょに身体がフィットしていくのと同じタイミングで膝が伸びて、床に手をついている側の肩甲骨周辺と首裏に空気がとおるとき、同時に三人の凄腕マッサージ師に四方八方からほぐされまくっているような錯覚に陥るほど、ひとり癒し度の高いポーズです。
ヨガをしながら、単純に「あー、なんかここいま気持ちいいわぁ」と、ひとつひとつ確認しながら身体と向き合って楽しむことが、なによりも上達の近道かも。
身体のなかのいろいろなパーツとお話しできるようになると、「少し体調がヘンだな」というときも、安易に風邪だと思うこともなくなるし。
ヨガをはじめてから風邪をひかなくなったなぁ、と思っていたけど、実際は風邪ではないことが自分でわかるようになったのかも。ウイルスのにおいがしないときは、まず身体のパーツ全員にきいてみることにしよう。
