うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

到着した夜 空港からの移動と最初の宿のこと(コルカタ)

今回の旅は日本にいる時点で詐欺に遭いかけていて(参考)、そのあと出発数日前に飛行機の出発時間が2時間後ろ倒しになると連絡が来て、すんなり行かない気がしていました。

 

いちおう予習はしていました。

空港からは多額の請求をされないようプリペイドタクシー(事前支払い)で地下鉄の駅まで行くことにし、宿は地下鉄の駅から徒歩2分のところを予約しました。

人の少なすぎる場所に案内されても困るし、かといって勧誘がすごすぎる宿街・繁華街へ夜に行きたくありません。

 

両替する場所がないという情報を読んでいたので、手持ちのルピーで行けるように上記のイメージで計画していました。

ですがそれは取り越し苦労で、現在は両替所が空港内に複数あり、出国者用のフロアのATMも交渉すれば使わせてもらうことができました。

 

この階の警備の人に交渉して、すぐそこに見えているATMを3分で戻ってくる約束で使わせてもらいました。

ここまでは順調でした。

 

 

タクシー事情の変化が早い

飛行機の到着は少し遅れて20時。

そこからすんなり入国手続きが済んで、出国者フロアのATMでルピーを引き出し、外へ出たのが2045分ごろ。順調です。

 

ドアの近くの人に「プリペイドタクシーの窓口に行きたいのですが」と伝えたら、あそこで買えるよと外にあるカウンターを指さされたので、イエローキャブを事前に価格のわかった状態で頼める「Yatri Sathi」の窓口を利用しました。

 

これがその列です。

配車アプリ使用を代行する人がそこにいるサービスです。ネットに接続できていれば、自分でやっても同じであることを後になって知りました。

同じ代行サービスでUberもありました。(←こちらの方がおすすめです)

 

あとになってわかりましたが、自分でスマホに入れていたUberを使えばよかったのでした。この時点ではまだ、Uberでマッチした車を自分で見つける自信がありませんでした。

 

 

わたしのとったルート

Yatri Sathi」の列に並んでいる間に、空港で少し後から来た日本人男性二人組が1200ルピーでどうだと運転手にふっかけられていたので、一緒にいかがですかと声をかけて相乗りで行くことにしました。

 

  1. Yatri Sathi」で頼んでもらったイエローキャブDUMDUM駅まで移動(一台250ルピー)
  2. メトロの終電が過ぎていたので、鉄道でSEALDAH駅まで移動(ひとり10ルピー)
  3. Uberタクシーを自分で呼んで宿まで移動(一台308ルピー)

 

ルピーはざっくり2倍で計算すると日本円と同じくらいになります。

イエローキャブの人は事前に181ルピーと決まっていたのですが、結局降車時に250ルピーを請求してきました。

二人組はわたしよりも少し手前のエリアで途中降車し、そこでお別れ。まだ小銭がないことだし払ってくれなくてもいいと言ったのですが、帰国後に律儀に楽天ペイでお金を送ってくれました。

 

そんなこんなで、空港から宿まで行くのに3種類の交通手段を使いました。

 

SEALDAH駅(シアルダー駅)。パチンコ店のような輝きです。

この駐車エリアがまたすごい車の数で、相乗りした人たちがマッチしたUberタクシーを見つけてくれました。

 

あとで知ったのですが、DUMDUM駅のある空港近くにあった軍事工場で製造されたことから、「ダムダム弾」という名前がつけられたそうです。

 

 

予約していたけど、部屋はなかった

これ二度目だ。ということがありました。以前デリーでもあったことです。

安宿に深夜に到着するとありがちなことらしいです。

 

コルカタも同じでした。

予約自体は認識されていたのですが、エアコン付きの部屋を別の客で埋められていました。

それで

 

  1. 客室じゃないけどエアコンの効く部屋を今から掃除しシーツも全部変えます
  2. エアコンのない整った客室ならあります

 

の二択を提案され、その時は乾いたシーツとエアコンに当たりたくて1を選びました。

1ベッド2000円くらいの宿です。無謀でした。

現在のコルカタの中心部の物価では、チープなひとり旅で安宿街を避けたいなら一泊4000円以上の宿を選ぶのがいいみたい。

最後に思ったのですが、コルカタは少し金額を上げるだけでハイセンスなサービスを得られるので、オシャレ度で選んで宿時間を楽しむのがおすすめです。

 

 

わたしが過ごした場所は部屋番号が手書きでした。

書き直してBOLDになってる w

 

 

 

慌てて用意されたので、鍵をもらっていないことに朝になって気がつきました。

朝の散歩時に「持参した鍵」がさっそく出番を迎えました。

 

 

到着早々疲れたけれど

朝になって外から見たら、こんな宿でした。(想像以上にローカルな場所でした)

 

地下鉄の駅のすぐ近くですが、宿の少ない駅です。

レストランとセットのような記載でしたが、もう宿しか営業していないそうです。

フロントの人に「朝食を食べに行くのに、あの道とこの道、どっちがいいですか」と尋ねたら「この周辺は教育を受けた人が少ないエリアなので、英語が通じません。ここで食べましょう。出前をとります。何がいいですか?」と言われました。

 

このときの会話で耳にした「well educated」という言葉が印象深くて。

ベンガル語会話は英単語が混じる率が高いので英語を理解する人が多いのかと思いきや、そういうわけじゃない。メトロの一駅ごとに雰囲気が全然違います。

 

お金で安心を買える保証はないけれど買おうとしておいたほうがいいっちゃいい。だからといって、それが不足しても見捨てられるわけじゃなくて、その人なりの親切を受けることがある。

それを実感しに行ったような一夜でした。