うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2012-01-01から1年間の記事一覧

よい結果を正確に刻むこと(vasanaの使い方)

これはある単語の説明の訳です。 のちの行動に影響するほど心に刻まれた、過去の行動(の結果)の印象 この文章から、「トラウマ」という単語を連想する人が多いのではないかと思うのですが、トラウマというのは広辞苑でひくとギリシア語の「精神的外傷」。…

大人の水ぼうそう よしもとばなな 著

インターネット上(yoshijmotobanana.com)で公開されたテキスト日記をまとめたもの。横書きのデイリーレポートっぽいものを縦書きで読む違和感が少しある。縦書きになったほうがいい内容のものもあって、そういう違いも楽しんだ。 わたしの大好きな整体ネタ…

ニールカント・リシケシの山と寺(Neelkanth Mahadev Temple)

インドのリシケシュを京都とするなら比叡山のような存在のニールカントという山へ行ってきました。 ビートルズアシュラムへ向かうのと同じ、ラムジュラの買い物ストリートをかなり先のほうまで歩いて、あまりお店がなくなってきたらどこかを左に曲がって、登…

Him River Resort(リシケシ、ガンジス川上流)

リシケシからガンガー上流に上っていくとキャンプ場がたくさんあるのですが、そのなかの「Him River Resort」へ行ってきました。川の右側の道を、ラムジュラからラクシュマンジュラへ上がり、さらに奥へ進んでいきます。 ヨガの親方や練習仲間と行ってきまし…

もと本屋と、リシケシ本屋めぐり

リシケシにいる間、ムーンデイで稽古がお休みだったりしてまとまった時間があるときは、もと本屋のアンキットと本屋めぐりをしていた。リシケシで唯一、ヨガに関係のないインド人の友だち。知り合ったのは3年前。彼はよく行く本屋の店員だった。 わたしは電…

郵便局から荷物を送る(Indian Post Rishikesh)

今回の旅で、初めて自分の荷物を日本に送ってみました。いつもはバックパックひとつで行って帰ってきているのですが、今回はレジュメを作ったりスピーチをすることがあったので、けっこう本を買ったのでした。 送ったのはほとんど本で、クッション材代わりに…

AKASH GANGA TRUST(ホテルじゃないほうの宿・リシケシ)

2012年はけっこう長くインドに居たのですが、その間、何人かのヨガ仲間とルームシェアをしながら「AKASH GANGA TRUST」という建物で暮らしていました。ここはウェブサイトがなく、検索すると同じ名前のホテルが出てきてしまうのですが、アパートを借りるよう…

ハネムーン よしもとばなな 著

「かわいい新婚さんとカルト宗教」というものすごいコンビネーションで、一気読みしてしまった。 「不安」という感情が何度も登場して、山のような安定感のあるキャラクターの人がいないのがいい。後半で意外な人の意外な告白でぐーっと引き込まれる。 響い…

リシケシ・マーケット 〜市場へ〜(Rishkesh Market)

リシケシ(リシケーシュ)に長く滞在して日用品の買い足しが必要になると、ラムジュラやラクシュマンジュラのあたりでは手に入らないものを、「リシケシ・マーケット」へ探しに行くことになります。 布団や家具、金物、お祭りの際の花火などは、みなさんここ…

インド物価事情、珍しい2ルピー札

文具、コスメ、日用品をいくつか買ったので、参考までに2012年時点のインド・リシケシでの物価を紹介します。 日本円はざっくりの換算で記載を添えておきます。定常サービス、日常的な買い物では 露店チャイ 7ルピー(12円) 露店パコラ 15ルピー(26円) り…

スリンダー先生のクラス(リシケシ・ヨガフェスタ)

2010年にインドへ行ったときにクラスに参加した(参考過去ログ)スリンダー先生がヨガフェスタに登場していました。ものすごい人気。 どんだけ人が居たかって、わたしはこの建物の2階から見ていたのですが こんなかんじ。日本人のかたもちらほらいらっしゃい…

三点倒立は体のなかの風とバランスする

アーサナとその人の考えや傾向について「どこを見てそういうことがわかるの?」とたまに言われるので、いっこわかりやすい話を書きます。 以前三点倒立を数学的な視点で書きましたが、今日はその奥のこと。 図で書けばあっさりなんですけどね。 三点倒立まで…

ヨガナンダジのパワンムクタ・アーサナ(リシケシ・ヨガフェスタ)

リシケシにたくさんのヨギさんが集まっていて、なんだろうと思っていたら「ヨガフェスタ」なるものが開催されているとのこと。ちょうど稽古の合間になる時間に、「Om Shanti Om ヨガセンター」で指導をされているヨガナンダジの講座があったので、わたしも参…

ナチュロパシー(Naturopathy / 自然療法)

ジャイプールからリシケシへ来ているお医者さん(ナトワル先生)からナチュロパシーを教わりました。 アーユル・ヴェーダとサーンキヤをベースにするとこういう考え方になる、という理論がベースにあります。 いまノートを見直してみても、ほっこりするメモ…

デリー ⇒ リシケシ(バスで行く)

日本から電車の予約ができなかったので、今回はリシケシまでバスで行ってみました。 時間はかかるけどバスなら行けるのがわかっていたので、デリーで仕事中も特に何も考えていなかったのですが、インド人の友人から「なんで早く言わなかったんだ。予約なんて…

ヒッポクラテス(Hippocrates)

東洋医学の先生の話をきいていたら、その流れの中になにげに出てきた教えがズキューンときた。 ヒポクラテスって、名前だけはなんだか知ってますよね。インパクトありますもんね。でも、なにをした人か言える人は少ないのではないかしら。わたしは「天文学者…

海外へ発送する。国際メールビジネスセンター(デリー)

「仕入れ」「撮影」「梱包」ときて、こんどは発送です。 ここは業務用窓口。入り口でゆるい本人確認のようなプロセスがありますが、毎日来ているのでだんだん顔パスになっていきます。 毎日1時間弱、ここで発送手続きをしました。 Parcel Import Branch(Air…

アルゼンチンババア よしもとばなな 著

風景を描いたような、父と娘の話。「そうそう、そうなんだよねぃ」という痛みの共感の波がまた来るか? と思いきや、あっけなく終わる。 とにかくお父さんがスピリチュアルなことを言い出す過程がおもしろい。喜怒哀楽でも悲しみでもなく、「自分が変わって…

たくさんありすぎる「やめとけ」と「おすすめ」(シヴァ・サンヒター 3章32〜35)

先日、ハタヨーガ・プラディーピカー(以後H.P.)にあった「6つの大切」を紹介しましたが、今日はシヴァ・サンヒター(SHIVA SAMHITA) からの紹介です。 順番的にはゲーランダ・サンヒター(以後Gh.S.)というのがH.P.の次に有名なのですが、Gh.S.はなんと…

梱包を手伝ってみた(デリー)

「仕入れ」「撮影」に続いて、こんどはパッキングです。 この現場はなんというか、「過剰包装だなぁ」と思うことばかりでしたが、そもそもインドからこんなにちゃんと壊れないようにケアした梱包でモノが届けられること自体を、まずは喜ぶべきこと、というこ…

撮影を手伝ってみた(デリー)

先日の仕入れに続いて、こんどは撮影です。 日本のネットコマース黎明期を思い出すようで、とても楽しい仕事でした。 こういうのを丁寧にインド人がちゃっちゃとやるようになると、これはすごいことになるぞ、と思います。そもそも脳みそがマンダラに慣れて…

ブッダの真理のことば(ダンマパダ)中村元 訳

同じ本に「ウダーナヴァルガ」も収められている超お得な本なのですが、今日はダンマパダ(法句経)を紹介します。 仏陀の教えが、韻を踏んだ小粋なフレーズで怒涛の423本ノック。いずれもパワフルな打球ばかり。まっさんの「関白宣言」の歌詞のようなノリで…

仕入れに同行してみた(デリー)

デリーにいる間、インド人の友人が経営する小さな会社で輸出業の手伝いをしていました。 3年前、インドでは銀行のアカウント利用が半日や一日凍結しちゃうとかそういうことがよくあって、そのときに助けを求められて以来、「社員」みたいな扱いになっていま…

チェンナイ ⇒ デリー(飛行機・ジェットエアウェイズ)

チェンナイからデリーまでは飛行機で3時間。 デリー空港はものすごくキレイで都会的になりましたが、チェンナイ空港は地方空港の風情で少しほのぼのしています。 なんかほっとするスケール。荷物チェックもゆるい。国内線だからか。 めずらしくこんな朝食を…

6つの大切(ハタ・ヨーガ・プラディーピカー 1章の16)

先日「インドとまじわる」という本の紹介で、イスラームの「四つの大切」を紹介しましたが、それと似ていてわたしの好きな教えがヨーガの中にもあります。 いま移動先にいて手元に佐保田先生の訳本がないのですが、たしか佐保田先生の本では、「続・ヨーガ根…

エグモア駅 ⇒ ティルサラム駅・チェンナイ空港(電車で行く)

前の日にローカル電車に乗ってみてだいたい感じがつかめたので、エグモアから空港まで電車で行ってみることにしました。 ローカル電車なので予約は要りません。線は「ビーチ行き」「ティンバラム行き(Tambaram)」で行ったりきたり。エグモアから空港へは「…

マハーバリプラム ⇒ ギンディ ⇒ エグモア(バスと電車で行く)

マハーバリプラムからチェンナイへ戻るのに、なぜかタクシー運転手は来るときに降りた国道ではなくバスターミナルのようなところで「ここからバスに乗るのだ」という。よくわからないまま「チェンナイ行き」を訊ねると、「途中で乗り換える。これに乗れ」と…

腸が弱っているときは、腰痛に注意

ギックリ腰とまではいかないのですが、やってしまいました。歩けないほどの腰痛ではないのですが、身体を横にして寝るときは選択肢が左下しかない、というところまで腰椎に響く体勢をとってしまった。 わたしは左脚の内転筋が右に比べて弱いので、腰に痛みが…

アルジュナの苦行 / ガンガーの下降(マハーバリプラム)

バターボールの手前、左側にある大きな岩は、有名な「アルジュナの苦行(Arjuna's Penance)」またの名を「ガンガーの下降(Descent og the Ganga)」といわれるレリーフです。 細かい彫り物がびっしり 楽しげな人や動物がいっぱいですが、修行のアーサナが…

ガネーシャ・ラタ(Ganesha Ratha)マハーバリプラム

ラタもマンダップも「寺院」で、クリシュナのバターボールの左手にも寺院があります。 バターボール周辺だけでゆっくり3時間くらいかけてまわりたい、それくらいのスケールで壮大な遺跡が展開しています。 これはなんだろう。鍵がかかっていました。 この奥…