うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

生ブログ

横のクチコミ、縦のクチコミ、斜めのクチコミ

少し前に、催しはどんどん密教的になるだろいうということを書いたのですが、それはここ一年くらいでわたしがヨガの練習環境でも感じていることでした。 これまでも「いろんな口コミがあるもんだな…」と思っていましたが、やっぱり横のクチコミは格別に素敵…

マットを広げるときにワクワクする前提の人と会うこと

ヨガをしている人の動きに見える要素が個々に違っていたり、変化し続けるのを見るのはまるで自分のことのよう。ワクワク・ドキドキ・シリアス・ニヤニヤ。それぞれの意識にグラデーションがあって、もちろん表面上はみんなふつう。 わたしはマットを広げると…

ニヤニヤしながらクチコミでおいでになるかた

先日のヨガクラスに、うっすらニヤニヤしながらクチコミでおいでになったかたがいらっしゃいました。 わたしは、誰がどなたのご紹介というのを自分からは聞かないようにしています。聞いても忘れてしまうことがあるので「聞いた=覚えている」と思われること…

シャンティなコンフォート・ゾーンから一歩踏み出してきてくれて、ありがとう

1月に東京でバガヴァッド・ギーターの読書会をやったときのこと。 その日はヨガインストラクターの200時間トレーニングを受けたことがある、あるいはすでに指導をしているという人が何人かいらっしゃっていたので、わたしの経験について少し多めに話しました…

なにも問題は起きていないのに、はじまってしまうあの思考のこと(「すべて真夜中の恋人たち」読書会より)

先日、東京で開催した「すべて真夜中の恋人たち」読書会でこの本を読んだ方々と話しているときに、主人公が陥る状態について「この思考、とても現代病っぽいですよね。なにも問題は起きていないのに」とおっしゃるかたがいて、うんうんとうなずく時間があり…

しんどいにきまっとるやんね(「すべて真夜中の恋人たち」読書会より)

昨年の12月に関西ではじめて、現代小説を題材にした読書会を開催しました。 わたしはヨガとは全く関係のないOL仲間と太宰治作品で読書会をしたり、ほかにもさまざまな形で読んだ本の話をしますが、ヨガに出てくる概念の脳ミソで進行する読書会をここ数年、毎…

回答を持ち帰るには大げさ。でも反応している者がいる。それがわたし。という状態(「すべて真夜中の恋人たち」読書会より)

今年最後の読書会は関西開催でした。今日の写真は会場入り口のボード。"うちこの" が、"うちのこ" になっちゃって、やぶれかぶれ感がたまりません。 これまで小説を教科書のように使って(でもインド思想ベースを盛り込みながら)話す読書会では、夏目漱石の…

おすすめのインド哲学クラスを聞かれても、むずかしいなと思うこと

先日、地方でヨガクラスをした後に「ヨーガの哲学も学んでみたいと思っているのですが、おすすめの講座はありませんか?」と聞かれ、むずかしい種類の質問だなと思いました。「むずかしい」にもいろいろな方向があるので、今日はそのことについて書きます。 …

わたしはカスピ海ヨーグルト

あんたまたずいぶん主語を広げたもんだねと思われそうなタイトルですが、まあきいてください。 今日はわたくし、まじめなことを書くのです。 先月新潟へ行って、倒立練習会の冒頭でこんな話をしました。 今日のわたしは、みなさんにとって、カスピ海ヨーグル…

汗は皮膚の中でかいてください=呼吸をスタッカートしないでください

先日名古屋で、いよいよきたか。というツッコミがありました。「汗は皮膚の中でかけって! どういうこと〜(笑)」と。 わたしはアシュタンガ・ヴィンヤサ・ヨーガで汗をボタボタかく人に 汗は皮膚の中でかいてください と言うことがあります。 まじめに説明…

これを自己啓発本のように読んでいいのかと疑いつつ、鼓舞もされる自分自身のこと

先日、ことしの東京での読書会を終えました。「バガヴァッド・ギーターをうなりながらタテノリで読む会」をやりました。 読書会は設定に工数がかかるのでそんなに頻繁に開催できないのですが(ゆえに告知もひっそりになってしまうのですが)、いまでは「見つ…

冷静さも持っていたあの人が、知性を失う行為に到るまでに起きたこと(夏目漱石読書会「坊つちゃん」より)

夏に東京で久しぶりに「坊つちゃん」の読書会をやりました。「坊つちゃん」での開催は何度目かなので、わたしがかねてよりテーマとして設定してみたかった「怒り」にフォーカスをあてた構成で行いました。 ご案内の時点で、事前に下敷きのように念頭におくギ…

人は自由に虚像をふくらませる

もう最近はなくなってきたことですが、わたしは7年前くらいまで、「実は50代半ばくらいの男性なのではないか」と思われていたことが何度かありました。いま62歳くらい。おっほん。 別の人と間違えられていたり会ったことのない人の弟子と言われていたり、そ…

脳内で少女マンガが発動しかかる中年女性の苦悩(夏目漱石「門」読書会より)

初夏に東京で夏目漱石「門」の読書会をやりました。年齢も性別も居住地もさまざまなみなさんが集まっての談義。 ローカロリー生活を送る夫婦を描いた物語ですが、みなさんの脳内で展開しているトーンにはさまざまな差異があり、それを確認するがこの会の楽し…

ポジティブなだけじゃないわたしと一緒に練習してくれて、ありがとう

ニンニキニキニキ♪ニンニキニキニキ♪ 西へ。 わたしが西へ向かうとウキウキするのは、この歌のせいもある。 広島も神戸も複数回お会いしているかたがおいでになり、「今回はいつもと違う感じで話をしていた」といわれたのですが、それはここ半年くらいで、わ…

まだまだ走れる中古車がズラリ

先日なんとなくヨガクラス中に自分の口から思わず出てしまった言葉。でも最近これが自分のボディ・メンテナンスのモチベーションにもなっているから不思議。 その日は男女比が半々。わたしにとっては練習場にいろんなボディが並んでいるような視界で、普段は…

その反応の気持ちの種は、よい方向へ影響するものかと考える

わたしはたまにヨガ講師やヨガに関する事業をやっている人から「なんでこういうふうにしないのか。みんなそうしているのに」というトーンで質問をされることがあるのですが、自分が場を設ける練習については、いろいろ判断基準があります。 わたしの考えてい…

「きまじめさ」と「調子に乗りやすさ」は見分けがつきにくい

先日、わたしが動きを覚えている人がブランクを経て練習に来られるようになって、あるひとつの挙動について「あの動きが、出なくなりましたね。初心に返った感じになると、なくなるのかな…」という話をしたら、「ああ。わたし、調子に乗りやすいんで」とおっ…

ダサい。どんくさい。やっぱりちっちゃい(夏目漱石「三四郎」読書会での演習より)

初夏の三四郎読書会で、「広田先生にまったく感情移入できない。キャラクターに魅力を感じない」というかたがいらっしゃいました。 理由に「ダサい。どんくさい。」というのがあって、関西弁だとすごくおもしろく響く(関西開催でした)。 夏目漱石の作品に…

笑い袋のスイッチを押してしまったかのような人

たまにおもしろいことが起こる銀座。 今年の前半におひとり、冒頭のタダーサナで、まだなにも動きのひとつもはじまっちゃいない段階で笑いが止まらなくなってしまった人がいました。初参加のかた。 わたしには平常運用で、ほかのかたも聞き飽きている説明な…

ドロッドロの自我の海へダイブ

ここ数年、このブログを読んでくれた人と、たまに「読書会」というのをやっています。先日も関西でいろいろな人と話をしてきました。 読書会は2年前に関西でスタートしたのですが、毎回細かく変化しています。 開催を重ねて思うのは 自分の中に深く潜ること…

はじめやすく、再開しやすく。100%ドロップインの理由

今年も海外や地方からいろんな人が遊びに、ではなく、ヨガの練習においでくださいました。 まえに銀座においでいただいた方のなかに、こんなことをおっしゃる人がいらっしゃいました。 ○○県から来ました。(関東でも北のほうの県) たまにしか来れないのです…

思考の癖=優先順位付けの癖

新潟から戻ってきました。今回は「ダウンドッグ研究会」をやったのですが、そのときに思考の癖についての質問が出たので、その人のダウンドッグを真似しながらお答えしました。 こういうのは占いみたいな反応になってしまうので、暗示にならないように説明す…

相手の望みどおりに対応できないと、嫌われる?(夏目漱石「三四郎」読書会での演習より)

先日東京で久しぶりに夏目漱石「三四郎」の読書会をしました。 今回は主人公の三四郎に共感したというかたのコメントに一貫性があり、わたしもうなずくばかり。 そのかた(Iさん)は「5章」の以下の部分が「わたしも、そうだ」ということで共感したそうです…

バガヴァッド・ギーターと「バカの壁」

わたしはベストセラーになった養老孟司さんの「バカの壁」を読んだとき、バガヴァッド・ギーターに書いてあることみたいだな…、と思いました。 先日東京のギーター会で、そう思うきっかけになった節を選定された方がいらっしゃいました。 そのかたは田中嫺玉…

その貪欲さ、いいね。ヨゴれを取りたい大人のチャクラーサナ

札幌でヨガクラスをしてきました。ドでかい会場で最後にまったりしていたら、 「もう一回だけ、あの感覚をどうしてもつかみたくて…」と、ヨゴれた大人のチャクラーサナのポイント確認をリクエストする人が。 いいね、自分のヨゴれを細かく見ようとしてる! …

「ひとり相撲」を練習のようにやる(夏目漱石「三四郎」読書会での演習より)

初夏に関西で久しぶりに夏目漱石読書会をやりました。「三四郎」はわたしとしては初めてではないのですが、これは読めば読むほど名作。 2年ぶりだったので、かなりじっくり読み直して講座に臨みました。参加者のみなさんが事前に提出してくださった宿題で「…

アウェイ感と疎外感について考えた

まえに読書会の流れで雑談から発展した、孤独感とも疎外感ともちがう感情の話。 わたしは「アウェイ感」という表現をよく使うのですが、その日は参加者の人も同じように「アウェイ感」という表現を使っていて、ほかの人の口から発生した言葉を聞いてふと掘り…

共感とツッコミ、オリジナルと引用。その感情を紐解く

わたしは「読書会」と称した場で、参加する人から事前に簡単な宿題として書いてもらった文章を題材にテキストをつくり、一緒に話をすることがあります。 ほとんどの人は自分の表面の下にある思いを表明する機会が少ない毎日を送っていて、自分が相手に言葉に…

関西弁がスピリチュアルに聞こえる話

読書会をすると他人の言葉や文章にたいへん刺激を受けるのですが、人によって文章の捉えかたもアウトプットもさまざま。それは身体と文体、まるでアーサナを見るのと同じ感覚です。5月からさまざまなバリエーションの関西弁を目と耳で浴びてきました。(今日…