今日の内容は、ここ一年ほどでわたしのことを知ってくださった人には少しわかりにくいかもしれませんが、ご興味を持っていただけたのであれば、どうぞ続きをお読みください。
コロナ以前にわたしのヨガクラスに参加いただいたことのあるかたを想定して書いているので、ちょっとお手紙っぽい感じになります。
今月のはじめに、長い長い緊急事態宣言が解除されましたね。
この一年半の間に、わたしは生活スタイルと活動拠点が変わりました。そのため、いまのところ平日の夜に都心でヨガクラスを再開する予定がありません。
場所・移動・その前の行動の組み合わせを考えるときに、もう少し社会の動きに一定のトーンが見えてから、あらためて考えたいと思っています。
夜のヨガクラスは燕スタジオがあった頃からのことなので、けっこう長くやっていたのだなと、今になって気づきました。
夜のメニューでは動きの構成に前後左右の反転が多い、頭をすこーんとリセットできる要素を多くし、ヨガニードラは行わず、身体を動かしながら思考に使うエネルギーを燃やし、どうぞ今夜はぐっすり寝てくださいという構成でした。
現在のわたしのハタ・ヨーガのクラスは、かつての夜クラスのコンセプトを踏襲しながら、瞑想の土台作りにヨガニードラを加えています。
今日は「ヨガニードラを昼間に行う理由」も書こうと思ったのですが、3年前にしっかり書いていました。今も考えは変わらないので、リンクを貼ることにします。
さて。
ここからコロナ以降のわたしの話です。
昨年から今年にかけての社会の大きな変化のひとつに「オンライン化」がありますね。現在はオンラインで多くのすばらしい先生のクラスを受けられるようになりました。これはこれから拡大し、定着していくものと思います。座学や講義を受けたい人には、選択肢が格段に増えていますね。
身体を動かすオンラインでのヨガクラスに参加する人も多いかと思います。
スマートフォンでときどき目にする広告を見ていると、先生だけにしか姿を見せなくていい・先生だけが見ている状態なので安心という訴求があるので、そういう潜在ニーズがあったのしょう。
それはそれとして。
わたしの場合は、ヨガクラスはいまもオフライン（リアル）がベースです。
この一年半の間に、わたしの生活のヨガ以外の部分が大幅にオンライン化されたので、せめてヨガくらいはオフラインでやりたいという想いが溢れています。
むしろどんどんアナログ化させていきたい。下駄を履いて路面電車でスタジオへ行きたいくらいです。
そんなこんなで、わたしの開催するヨガクラスの話です。
練習の時間をわたしが構成・リードする際に優先するのは以下です。
- 準備の挙動→動→静への導線
- 心身のケガを防いでくれるものとして、呼吸を意識する
- 動の部分は神経回路・命令系統を想定しながら、楽しく動けるようにする
- 静の部分はヨガニードラを瞑想の練習の土台にし、そのあと座って瞑想をする
生活の中でヨガの時間が「動と静の統合を行う時間」として機能するように考えています。ヨガの特性はなんといっても、純粋な「静」の価値を大きく認めているところで、そのために「動」があるのでね。
少し前のブログに、自分の中の男性性と女性性の統合という視点で書きました。
現在は東京都内で、日曜午前中スタートでヨガクラスを開催しています。
これまでこのブログをきっかけに、東京に限らず各地でいろいろな人とお会いしてきました。この文章も、これまでにお会いしたかたが読んでくださっていると思って書いています。
ですので、またわたしと一緒に日曜に身体を動かしたいかたは、遠方からの上京・あるいはご帰国の場合も、どうぞ遠慮なくかつてのわたしの連絡先までご連絡ください。お知らせできる範囲で先の開催日程をお伝えいたします。
（平日と土曜は活動していませんので、そこのところはご了承ください）
〜これから初めて参加したいと思ってくださっていたかたへ〜
現在はまだパンデミック以前のようなスケジュール公開・受付をしていませんが、東京都内で日曜に開催するヨガクラスについては、今後このブログのなかでも、その時々の方法でお知らせをします。
どんな人が見つけてきてくれるかな〜と、わたしもその都度楽しみながら、10年前にこのブログをきっかけに「ブログの中の人」として外へ出て行った頃の気持ちをまた思い出しはじめています。いつかお会いできる日を楽しみにしています。
そんなこんなで、長くなりましたが、今日は近況報告でした。
先にも書きましたが、オンライン生活の流れに呑みこまれすぎないように工夫しながら、わたしにはわたしのヨガライフが続いています。
肉の状態にも筋肉とか贅肉とかいろいろありますが、肉体をまとっているもの同士、どこかで同じ時代を生きているあなたと、川の流れのように合流できれば幸いです。
人生はまだまだ続きます。いつかたどり着く大河をめざし、脳内で美空ひばりを再生しながらダイナミックに流れ流れてまいりましょう。
（実物のわたしはチョビ髭のおじさんではありません。絵は自作です）
