うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

アーサナの練習で身体を内観するのと同じように、読書中に起こった意識を一緒に観てみませんか

今日の内容は、これまで身体を一緒に動かすヨガを通じてお会いしたことのあるかたへ向けた、お手紙のようなご提案です。
これからわたしがお会いしてみたいヨーギー・ヨーギニーのかたへ向けても書いていますので、地方・海外でヨガスタジオやヨガの練習の場を運営されているかたも、同様にこの先をお読みいただければと思います。

 


 ヨガの練習中に身体を内観するのと同じように
 読書中に起こった意識を観てみませんか

 


腰を据えて本を読む機会が減っているけれど、身体を動かすヨガが大好きなかた、大歓迎です。
アーサナの練習をしていると、気が散って違うことを考えてそれがしばらく連鎖したり、一部に固執して呼吸を止めていたり、イライラの環境要因を探し続けたり、さまざまな心のはたらきに気づきます。
これは日常でも起こっていて、「on the mat / off the mat」と表現したりしますが、読書の間にも起こっています。
意識を扱うヨガの練習時間と同じように、「テーマのある本」をヨガマットやシークエンスの代わりにしながら、わたしと一緒に「on the book」をしませんか。

 

 

コロナ以前まで、わたしは「読書会」を関西と東京で開催してきました。
わたしが主催する読書会は、ヨガの練習で身体を内観するのと同じように考えたもので、読書中の経験記憶・認識を味わう時間です。
文学について語りたい人向けのものではありません。著者の主張を理解しようとする読書会でもないので、国語のお勉強が好きだった人向けの進行にはなりません。
身体を使う練習の深い味わいと同じことを「on the book」でやろうとしています。

 

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身体と同じように、頭も心もやわらかく、です。気楽にいきましょう。
うまく話せないかもしれないという懸念はいったん横に置いてください。
それよりも、同時代を同じ言語を話しながら生きている人々と話したい気持ちを優先してください。

 

 

かといって、「いいからとにかく手ぶらでいらっしゃい」とも言いません。
パーティ会場にホールのケーキが置いてあって、お皿とフォークが用意され「みなさんで美味しいケーキをシェアしましょう。さあさあ、どうぞ〜♪」と言われても困ります。

ナイフは置いてないんかーい! と、なりますよね。「シェア」と言いたいだけのお花畑な設定にならないように考えています。

 


わたしが読書会で行う役割は、ケーキを決め、ケーキに合わせた適切な枠を考え、切るためのナイフ、お皿、フォークを用意し……、切り分け、ともに味わうこと。
この読書会に「宿題」があるのは、ケーキとそれを食べる人の関係性、切り分けかたを最適化するための準備です。事前インタビューのようなものです。インタビューは、インターのビューです。

宿題に思いっきり取り組んでいただくのもおすすめです。
書くことは虚栄心を言語化する作業。自分が心を繕いたい瞬間に自覚的になれます。(YOGAYOMUさんの中でも、同じように回答しています

文章力について不安に思わなくてよいです。そこは宿題提出後のやりとりで、意図が伝わってこなかったところはわたしがフォローします。うまく書けなかったところは当日お話いただいても構いません。

 

 

さて。ところで。気になるのは課題図書ですね。ケーキはなんなのじゃ! と。
ケーキ選びにも、わたしなりの考えがあります。このブログには「読んだ本」のカテゴリに1600個ほどの読書ログがありますが、そのなかから、多くの視点を刺激し、かつ「こんなことでもなければ読まなかった」と思うような中編小説から選んでいきます。

 

これからご案内する読書会は、オンライン(zoom)での開催です。
以下のどれかに当てはまり、参加したい!と思ったら、どうぞこの先もお読みください。

 

<以下にあてはまる方の参加をお待ちしています>
1)2017年以降に銀座・高田馬場クラスでお会いしたことがあるかた
2)地方開催クラス(新潟県、名古屋、神戸、広島など)で2回以上お会いしたことがあるかた
3)福岡、札幌のヨガクラスでお会いしたことがあるかた(この2箇所は1度しか行っていません)
4)まだお会いしたことがなくても、関東圏(東京・千葉・神奈川・埼玉)以外の都道府県・あるいは海外でヨガスタジオ・ヨガの練習の場をリアルで運営されていて、このブログ「うちこのヨガ日記」をご自身の楽しみのために読んでくださっているかた

 

 

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▲これは、わたしがオンラインで実現したいイメージです


コロナ以前に開催してきた読書会と同じように、毎回わたしを含めて10名を超えない人数で開催します。
遠隔で読書会を開催できる現代のテクノロジーに感謝しながら、さまざまな地域に点在するヨガ仲間とお話できる機会を楽しみにしています。

 

 

次回開催の際は、また「うちこのヨガ日記」(このブログ)でおしらせします。