うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

今年はいろんな言語感覚を持つ人とヨガをしたり語ったりした

今年は高田馬場と神戸で、少し新鮮なできごとがありました。
高田馬場へインドのかたがヨガをしにおいでになりました。顔なじみの練習者のかたから「同じ会社にいるインド人を連れて行ってよいか」と聞かれ、どうぞどうぞという展開。

その日はダウンワード・ドッグをアド・ムカ・シュヴァナーサナと言うなどして、スーリヤ・ナマスカーラもサンスクリットでやりました。そのかたはインドではマラーティー語を話されているそうです。
日本語も話せる人でしたがヨガ講師の免許も持つ経験者とのことだったので、アーサナの名前を変換するだけで最後までつるつるっと進みました。当たり前ですが滑らかに美しいマントラを上手に唱えられるので、普段参加されているかたにとっては耳にも印象的だったようです。なんだかお手本が降ってきたみたいなクラスでした。
「日本人たちがマントラを唱えてヨガの練習をしている空間にいるインド人の自分」という状況が楽しかったようで、記念写真を撮りたい! といって帰ってゆかれました。

高田馬場で練習をされているかたには、英語ではないポーズ名での進行が新鮮だったようでした。アーサナのクラスは全部英語でも対応できるので、外国人のご友人を連れてきたいかたは、当日おっしゃってくだされば二ヶ国語でやります。

 


なんと今年は読書会でもそんなことがありました。先日のヘルマン・ヘッセ読書会に日本語を話せるハーフの方々が参加してくださいました。ご自身で見つけてくれたそうです。英語版で同じ本を読んで参加いただいたのは初めてで新鮮でした。人間社会の中での苦悩と対処のプロセスについて、いつものようにうなずきながらタテノリで語らいました。
いまわたしは英語版シッダールタを読み始めています。タブレットで見せてもらった表紙のものをKindleで見つけました。話の内容を知っている小説を英語で読むのは「西遊記(Monkey)」以来ですが、この英語学習法はいいですね。

 


今年はほかに名古屋・広島・福岡へ行きましたが、お会いできたみなさんから影響の種をたくさんいただいています。これから自分のなかでどんなふうに育っていくのか楽しみです。
インターネットが普及して20年以上にもなると、こんなふうに意識のつながりがさまざまな垣根を越えて響きあうんですね。想像よりも先に未来がやってきたような感じ。

見つけておいでくださり、ありがとうございました。



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