うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2023-01-01から1年間の記事一覧

週末に自信を得て蘇生していた

今年の夏に、わたしがヨガをはじめた頃に道場でお世話になった先輩との再会がありました。お互い暮らしぶりも随分変わっているなか、たまたま再会できました。 10年以上お会いできていなかったけれど、親しみの気持ちはそのまま。 先輩と一緒に練習をしてい…

ChatGPTの影響で変化が見えた、2023年の夏

もうすぐ学生さんの夏休みが終わりますね。 例年であれば、この時期は明治~昭和序盤の純文学作品の本の感想へのアクセスが増える時期なのですが、今年はみごとに減りました。 毎年、このブログを読んでどうするのだと思いながらこの時期のアクセスを見てい…

大多喜町の古い街並み 房総の小江戸(千葉県夷隅郡)

夏休みに、千葉の「いすみ鉄道」に乗る旅をしてきました。 電車を乗り継いているうちに長く待つ時間があって、駅でパンフレットを見つけて大多喜駅が房総の小江戸であることを知りました。 特に予定のない一泊旅行だったので、翌日はここへ行ってみることに…

上総中野駅で昼寝して、いすみ鉄道で大原まで行った(千葉県夷隅郡)

千葉の小湊鉄道・いすみ鉄道に乗る旅をしてきました。 旅の途中で1時間電車を待つ時間があって、上総中野駅でぼーっと過ごしました。 黄色い電車に乗りました こんな車両です。シンプルなプラットフォームって、電車が入ってくるとワクワクしますね。 駅弁…

小湊鐵道に乗って養老渓谷まで行ってきた(千葉県夷隅郡)

夏休みに千葉の小湊鉄道に乗る旅をしてきました。 千葉の五井駅(ごい)までJRで行き、そこから小湊鐵道&いすみ鉄道の1日フリーチケットを買って、ひとまず養老渓谷まで行くことにしました。 赤とクリーム色の小湊鐵道 こんな車両です。 森永ハイソフトっ…

大原漁港 日曜「港の朝市」 へ行ってきました(千葉県いすみ市)

とびきり美味しい夏の朝を過ごしてきました。 週末の休みの予定を合わせて、外房へ出かけてきました。 もともとは勝浦の朝市へ行こうと思っていたのですが、前日に大原の港をぶらついていたときに地元の人から大原漁港朝市で食べられるメニューを教えてもら…

江戸の女子旅 ― 旅はみじかし歩けよ乙女 ―   谷釜尋徳 著

めちゃくちゃ面白い本を見つけました。 江戸時代には、好奇心・財力・コネの合わせ技でこんな旅をした女性たちがいた。 その足跡を一般人の旅日記や記録、絵図から解析した結果が綴られています。 わたしは以前、伊勢神宮の駐車場から参道へ向かう地下通路で…

新しいものを遮断したくなるマインドのこと

先日、ヨガクラスの前の雑談で情報化社会とSNSの話になりました。 情報化どころか、必要のない情報だらけになってから何年も経ちますね、と。 それでもわたしは職業柄、新しいウェブサービスはアカウントを使って試します。 必要がなくてもどういう仕組みか…

悲観する力 森博嗣 著

わたしの周囲に何人か「長生きしちゃうかもしれないからヨガをしている」という人がいます。 これ、すごくわかるんですよね・・・。とても前向きでいいなと思っています。 こういう前向きな悲観力ってある。 「長く生きるかもしれないから」というのは、なに…

夫婦善哉 織田作之助 著/映画・1955年 豊田四郎監督

名前だけは聞いたことのあった有名な『夫婦善哉』というお話を、映画で観てから原作小説を読み、その内容を知りました。 そもそも夫婦の話ではない(既婚者と愛人の話)ことが序盤でわかり、あれよあれよとその世界に巻き込まれました。男のクズっぷりにムカ…

新しい道徳 北野武 著

古本屋さんで手にとって読みはじめたら止まらなくなりました。 サブタイトルになっている 「いいことをすると気持ちがいい」のはなぜか という一行に尽きる内容で、著者には "自分の人生は自分で楽しくするものだ" という考えがあり、他人に安心させてもらい…

神経衰弱ギリギリの妊婦たちへ 生駒芳子 著

ちょっとギョッとするようなタイトルですが、どうぞご心配なく。 この本は少し前に読んだ、横尾忠則さんの本の内容のおもしろさに驚き、どうやったらこんな話を引きだせるの?! と思ってたどり着いた、その本のインタビュアーさんの著作です。 ↑ この本のイン…

引き寄せと自己暗示って同じ?

突然ですが、「引き寄せ」というのがなんなのか、わたしはよくわかりません。 みなさんは、具体的にこれは絶対そうだった!!! みたいな経験ってありますか? わたしは「これは絶対そうだ、引き寄せだ!!!」と言ったら心配かけるやつだ・・・と、そんなふうに思…

小津安二郎に憑かれた男 -美術監督・下河原友雄の生と死- 永井健児 著

少し前に、谷崎潤一郎の小説を映画化した『卍』を観ました。 その中で使われているレターセットや紙製品の美しさに魅せられ、映画の美術や小道具が気になり美術監督の名前でこの本にたどり着きました。 読んでみたらとても興味深い本で、著者は美術監督・下…

わたしヨガとか教えてるけどインド行きたくないのよね

先日、わたしが平日仕事の後に通っているヨガスタジオで、練習の前にこんな会話がありました。 もし旅行へ行けるなら次はどこへ行きたいか、という雑談をしていました。 インストラクターさんから「どこへ行きたいですか?」と訊かれたので「インドかな」と…

タイのひとびと 小林眞理子 著

日常で起こるタイの人とのコミュニケーションのあれこれ、価値観のギャップをなんともおかしく楽しく、そしてリアルに描かれていて、ニヤニヤしたりジーンときたり思わずもらい泣きしながら読みました。 フットマッサージで痛がるとマッサージのおばさんたち…

伊香保温泉飲泉所からワシノ巣洞穴まで歩いた(群馬県渋川市)

春に伊香保温泉へ行ってきました。伊香保は登山やハイキングとセットで楽しみやすく、はじめて泊まった時と同じ宿をとってのリピート旅です。 初めて来たときは榛名湖(高崎市)から歩いてきたので、到着したときにはもうボーッとしていたのですが、今回は疲…

「漠然とした不満」の使い方って、センスが出るよね

チャンス・キラー。心の中で、ついそんな呼び方をしてしまう知人がいます。 その人は「お得」が大好きなのか「他者の利益」が大嫌いなのか、とにかく判断基準がそこにありすぎて。 自分はなにか、もっと得られるはずものものを得ていないのではないか そんな…

杖の神峠へ行ったら、ものすごい崖だった(群馬県高崎市榛名湖町)

今年の春に榛名湖から掃部ヶ岳へ登りました。 そこから素直に元に戻ればいいのに、杖の神峠へ向かいました。 この日は夕方に榛名湖からバスで伊香保温泉へ向かう予定で、結局休む時間もほとんどなく歩く展開になりました。 掃部ヶ岳から600m なので、そんな…

榛名湖から掃部ヶ岳に登ってみた(群馬県高崎市榛名湖町)

今年の春に榛名湖周辺の山を散策してきました。 榛名湖はちょこっと山登りのできる山がたくさんあって、今回は体力的にここにしようかと、着る服を選ぶように山を選べるところが気に入っています。 湖から登山口、硯岩との分岐点へ 何度も来ている榛名湖です…

なりゆきに適応する 。体内の変化と続く出血と、静かな腰痛のこと

今日は更年期ボディの話です。 6月に「これは骨盤周りの緊張からだなぁ」と思う、たいへん地味な腰痛と付き合っていました。15日間連続で出血があり、あと3日続いたら婦人科へ行こうと思っていたところで終わりました。 このブログでここ数年観察を綴ってい…

ストレスとか人生の転機とかキャリアとか

ずっと考えていることがある。 頭を抱えたり引きこもったりして考えるのではなく、日常を回しながら考えていることがある。 じっくり考える、というののやり方がわからない。わたしにはわからない言葉がたくさんある。 「忙しい」という言葉の使いかたも、い…

一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い 篠田桃紅 著

数年前に著者が亡くなられたときに作品を目にする機会が増え、発せられた言葉が気になっていたのですが、まだ本を読んだことがありませんでした。 少し前に映画監督・新藤兼人さんが95歳の時に語った言葉を読み、漠然と共有される「老人」のイメージと現実の…

Webサービスは相手をイメージして自分がワクワクする方法で使っています

少し前に話題になった Meta社の Threads が、音声SNS「Clubhouse」のように過疎化していくのか、どうなのか。それはさておきわたしはここ数週間ほど、 Threads を使っています。 サービス公開からもう二週間以上が経ち、公開一週間後くらいに、フォローした…

人間の複雑さを小説で読むようになってから、少しずつ変化してきたこと

何度か書いてきたことですが、わたしはここ10年くらいで長い小説を読む(読める)ようになりました。 それまでは脳内で推測したり決めつけたりすることを急ぐ、いわゆる「ジャッジメンタル」のはたらきが活発で(せっかちとも言う)、本を読むにしても、選ぶ…

高崎市染料植物園・観音山公園(群馬県高崎市)

今年の春に高崎の染料植物園へ行ってきました。 思いのほか大きな森のような場所で、ゆっくりたくさん歩くことができました。 植物園では写真を撮らなかったのですが、染料になる草花にそれぞれ説明がついていて、ずっと読みながら歩いていました。 植物園で…

洞窟観音 徳明園(群馬県高崎市)

今年の春に高崎の洞窟観音へ行ってきました。 想像以上にユニークな仏様ばかりで、美しい庭園と楽しい洞窟の内部のギャップ、そして戦時中には防空壕として多くの人々を助けたというエピソードに、感情をどこへ持っていけばいいのかわからない。 どこから紹…

ぼくは閃きを味方に生きてきた 横尾忠則/映画「新宿泥棒日記」1969年公開・大島渚監督

スピリチュアルにも色々ありますね。ヨガにハマる人=スピリチュアル、あるいは「スピってる」と小バカにする人がいるけれど、たぶんその境界線は社会の中での自分の居場所の作りかたと連動している。具体的に言葉にした途端に、無駄に誰かを傷つける。 いつ…

2022-2023年末年始のタイ旅行 予算と日取りと移動行動のまとめ

今年のはじめに過ごしたタイ旅行のまとめです。 年末年始の休暇を利用した親子旅行で、バンコク→ピッサヌローク→チェンマイ→バンコクというルートで移動し、過ごしていました。 予算・日程 あとで計算してみたざっくり予算は以下の通りでした。 <ひとりあた…

本「いのちのレッスン」/映画「鬼婆」(1964年)「ふくろう」(2003年) 新藤兼人監督

自分が70代、80代、90代になったときって、いったいどんな精神状態なんだろう。 「こうありたい」と口にする人はいるけれど、そういうんじゃなくて。 わたしは誰にでも言えるようなことを聞きたいわけじゃない。そういうことじゃなくて、今後もこれまでと同…